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公開番号
2025083657
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197161
出願日
2023-11-21
発明の名称
データ出力装置およびデータ出力方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
G06N
20/00 20190101AFI20250526BHJP(計算;計数)
要約
【課題】言語情報を基にユーザが所望する非言語情報のデータの生成を可能とする。
【解決手段】データ出力装置100は、ユーザにより言語で示される情報として入力される入力情報を取得する入力部(入力装置191)と、入力部によって取得され、言語で示される入力情報に対応したデータを、ユーザ属性に基づいて非言語情報のデータとして生成する生成部113と、生成されたデータを、人間の五感の少なくとも1つで感じ取れるように出力する出力部(出力装置192)と、を備える。さらにデータ出力装置100は、出力された出力結果に対するユーザの評価結果を取得する評価結果取得部114と、評価結果を反映した入力情報に対応したデータの出力結果の評価結果が、ユーザの所望の出力結果であるという評価結果になるまで、繰り返し生成部113に指示してデータを生成する更新部115と、を備えてもよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザにより言語で示される情報として入力される入力情報を取得する入力部と、
前記入力部によって取得され、前記言語で示される入力情報に対応したデータを、前記ユーザの属性であるユーザ属性に基づいて非言語情報のデータとして生成する生成部と、
生成された前記データを、人間の五感の少なくとも1つで感じ取れるように出力する出力部と、を備える
データ出力装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記出力部が出力した出力結果に対するユーザの評価結果を取得する評価結果取得部と、
前記評価結果を反映した前記入力情報に対応したデータの出力結果の評価結果が、前記ユーザの所望の出力結果であるという評価結果になるまで、繰り返し前記生成部に指示してデータを生成する更新部と、を備える
請求項1に記載のデータ出力装置。
【請求項3】
前記更新部は、
前記入力部によって取得された入力情報に対応するデータが、前記所望の出力結果に対応するデータとなるように前記ユーザ属性を更新する
請求項2に記載のデータ出力装置。
【請求項4】
前記生成部は、
前記言語で示される入力情報を説明変数とし、当該入力情報に対応するデータを出力するように学習済みの機械学習モデルを用いて、前記入力情報に対応したデータを生成し、
前記ユーザ属性は、前記機械学習モデルのパラメータである
請求項3に記載のデータ出力装置。
【請求項5】
前記生成部は、
前記言語で示される入力情報と、前記ユーザ属性を示す潜在変数または潜在変数の分布とを説明変数とし、当該入力情報に対応するデータを出力するように学習済みの機械学習モデルを用いて、前記入力情報に対応したデータを生成する
請求項3に記載のデータ出力装置。
【請求項6】
前記評価結果取得部は、
サンプルデータの出力結果に対応する言語で示される情報を取得し、
前記更新部は、
当該情報に対応するデータが、前記サンプルデータとなるように前記ユーザ属性を更新する
請求項3に記載のデータ出力装置。
【請求項7】
前記更新部は、
新規のユーザのユーザ属性を、当該新規のユーザのユーザ情報に類似するユーザ情報のユーザであり、かつ更新済みユーザ属性を有するユーザのユーザ属性を基に算出する
請求項3に記載のデータ出力装置。
【請求項8】
前記入力情報は、物体の異常を示す、または異常の兆候を示し、
生成されたデータを、前記物体に関連する異常データとして記憶する点検作業支援部を備える
請求項2に記載のデータ出力装置。
【請求項9】
前記点検作業支援部は、
生成されたデータと、前記物体を示すデータおよび前記物体周辺の環境を示すデータの少なくとも何れか一方である補助データとが合成されたデータを、当該物体に関連する異常データとして記憶する
請求項8に記載のデータ出力装置。
【請求項10】
前記点検作業支援部は、
複数のユーザの前記異常データの分散に基にした品質または安定度を算出する
請求項8に記載のデータ出力装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、言語で示される入力情報に対応したデータを生成して出力するデータ出力装置およびデータ出力方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
少子高齢化にともない、人手不足とともに熟練者から非熟練者への技能継承が課題となっている。例えば機器や設備の点検作業における目視検査や打音検査について、異常な状態や異常を示す兆候が文字や話などの言語(言葉、言語情報、言語表現)で示されている場合がある。しかしながら、機器/設備の異常に立ち会った経験が少ない非熟練者には、言語情報を基に、実地に異常の当否を判断することは困難である。
【0003】
音を用いた点検作業に係る技術として特許文献1に記載の昇降機調査システムがある。この昇降機調査システムは、昇降機を調査する昇降機調査システムにおいて、前記調査が行われる間に前記昇降機で発生する音の種別を分類するデータ処理部と、前記音が発生した期間、前記昇降機に関する情報、及び前記音を表す擬音語の入力を受付ける入力部と、前記音が発生した期間、前記昇降機に関する情報、前記音の種別、及び前記擬音語に基づいて、前記昇降機に対する保全の必要性を示す保全情報を検索データベースから検索する検索部と、前記保全情報を表示する表示部と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-128764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
昇降機調査システムは、異常音を示す擬音語に基づいて保全情報を検索して表示する。しかしながら、同じ異常音であっても、それを示す擬音語は点検作業者それぞれに表現が異なり、適切な保全情報が表示されるとは限らない。異常な状態や異常を示す兆候のサンプルとなる画像データや音データが参考になるが、このようなデータの蓄積は少なく、また収集するのも困難である。何らかの手法で異常を示す、または異常の兆候となる音や見た目のデータが参照できることが望ましい。これは、音や見た目に限らず、人間の五感の少なくとも1つで感じ取る匂い、味、触感、振動などについても同様である。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、言語情報を基にユーザが所望する非言語情報のデータの生成を可能とするデータ出力装置およびデータ出力方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するため、本発明に係るデータ出力装置は、ユーザにより言語で示される情報として入力される入力情報を取得する入力部と、前記入力部によって取得され、前記言語で示される入力情報に対応したデータを、前記ユーザの属性であるユーザ属性に基づいて非言語情報のデータとして生成する生成部と、生成された前記データを、人間の五感の少なくとも1つで感じ取れるように出力する出力部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、言語情報を基にユーザが所望する非言語情報のデータの生成を可能とするデータ出力装置およびデータ出力方法を提供することができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係るデータ出力装置の利用手順のフローチャートである。
第1実施形態に係るデータ出力装置の機能ブロック図である。
第1実施形態に係るデータ出力処理を説明するための図である。
第1実施形態に係るデータ出力処理のフローチャートである。
第2実施形態に係るデータ出力装置の機能ブロック図である。
第2実施形態に係るデータ出力処理を説明するための図である。
第3実施形態に係るデータ出力装置の機能ブロック図である。
第3実施形態に係るユーザ属性更新処理を説明するための図である。
第3実施形態に係るユーザ属性更新処理のフローチャートである。
第4実施形態に係るデータ出力装置の機能ブロック図である。
第5実施形態に係るデータ出力装置の機能ブロック図である。
第5実施形態に係る点検作業支援処理のフローチャートである。
第6実施形態に係る錆が生じたハンドルの画像を生成する手順を説明するための図である。
第6実施形態に係るデータ出力装置の機能ブロック図である。
第6実施形態の変形例に係るデータ生成モデルを説明するための図である。
上記した実施形態に係るデータ出力装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
≪データ出力装置の概要≫
以下に本発明を実施するための形態(実施形態)におけるデータ出力装置について説明する。データ出力装置は、擬音語や擬態語を含む言語で示された入力情報に対応するデータを、機械学習モデルを用いて生成して出力する。換言すればデータ出力装置は、言語情報を取得し、これをユーザ属性に基づいた非言語情報にして出力する。データ出力装置は、入力情報に対応するデータを出力した出力結果についてのユーザの評価結果を受け付けて、評価結果を反映した入力情報に対応するデータを生成して、再度出力する。データ出力装置は、評価結果の受付、データの出力を、ユーザが所望するデータが得られるまで繰り返す。次にデータ出力装置は、最初の入力情報に対応するデータが、ユーザが所望するデータとなるように、機械学習モデルのパラメータを調整する。調整結果のパラメータ(ユーザ属性)は、ユーザごとに異なることになる。
【0010】
このようなデータ出力装置によれば、例えば異常または異常の兆候を示す音について、ユーザ(点検作業者)ごとに入力情報や評価結果は異なっても、ユーザが所望する異常/異常の兆候を示す音のデータを生成することができるようになる。ユーザごとにパラメータが調整済みのデータ出力装置を用いることで、ユーザが示す言語(入力情報)に対応し、ユーザが所望する音や見た目のデータを効率的に(データの出力、出力の評価の繰り返しを少なくして)生成することができるようになる。熟練者がデータ出力装置を利用することで、本来の異常を示す音や異常の兆候となる音のデータを生成することができ、熟練者から非熟練者への技能継承が可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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