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公開番号2025080982
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194433
出願日2023-11-15
発明の名称シミュレーション装置及びシミュレーション方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類G06Q 10/06 20230101AFI20250520BHJP(計算;計数)
要約【課題】
炭素施策の策定において間接的な収入を定量的に提示すること。
【解決手段】
導入条件の下に脱炭素施策を実施した場合における直接的な収入及び支出を計算するとともに、非財務情報の結果として得られる間接的な収入を推定する財務情報処理部10と、当該導入条件の下に脱炭素施策を実施した場合に、間接的な収入を考慮した上で、財務収支目標及び脱炭素目標を満たすか否かに関するシミュレーションを実行する判定支援部7と、判定支援部7によるシミュレーションに関する画面を出力するダッシュボード100と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
脱炭素に関する脱炭素目標及び財務収支に関する財務収支目標を入力する目標入力部と、
前記脱炭素目標に対応する脱炭素施策の導入条件を設定する条件設定部と、
前記導入条件の下に前記脱炭素施策を実施した場合における直接的な収入及び支出を計算するとともに、非財務情報の結果として得られる間接的な収入を推定する財務情報処理部と、
前記導入条件の下に前記脱炭素施策を実施した場合に、前記間接的な収入を考慮した上で、前記財務収支目標及び前記脱炭素目標を満たすか否かに関するシミュレーションを実行する判定支援部と、
前記判定支援部によるシミュレーションに関する画面を出力するインタフェイスと、
を備えることを特徴とするシミュレーション装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記財務情報処理部は、
前記非財務情報の結果として得られる間接的な収入を推定する間接収入推定部
を有することを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション装置。
【請求項3】
前記間接収入推定部は、
前記間接的な収入を推定する際に影響しうる悲観的なリスク及び楽観的なリスクの少なくとも一方のリスクを管理している
ことを特徴とする請求項2に記載のシミュレーション装置。
【請求項4】
前記間接収入推定部は、
前記悲観的なリスク及び前記楽観的なリスクを機械学習により予測する
ことを特徴とする請求項3に記載のシミュレーション装置。
【請求項5】
前記財務情報処理部は、
前記間接収入推定部によって前記悲観的なリスクが管理されている場合、収入が減る方向に収入を算出する一方、前記間接収入推定部によって前記楽観的なリスクが管理されている場合、収入が増える方向に収入を算出する
ことを特徴とする請求項3に記載のシミュレーション装置。
【請求項6】
前記判定支援部によるシミュレーションに関する画面は、
複数の前記導入条件を提示するとともに、複数の前記導入条件から選択された所定の導入条件に基づく前記脱炭素施策を実施した場合におけるシミュレーションの実行結果を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション装置。
【請求項7】
目標入力部が、脱炭素に関する脱炭素目標及び財務収支に関する財務収支目標の入力を受け付ける目標入力ステップと、
条件設定部が、前記脱炭素目標に対応する脱炭素施策の導入条件を設定する条件設定ステップと、
財務情報処理部が、前記導入条件の下に前記脱炭素施策を実施した場合における直接的な収入及び支出を計算するとともに、非財務情報の結果として得られる間接的な収入を推定する財務情報処理ステップと、
判定支援部が、前記導入条件の下に前記脱炭素施策を実施した場合に、前記間接的な収入を考慮した上で、前記財務収支目標及び前記脱炭素目標を満たすか否かに関するシミュレーションを実行する判定支援ステップと、
前記判定支援ステップによるシミュレーションに関する画面をインタフェイスに出力する出力ステップと、
を有することを特徴とするシミュレーション方法。
【請求項8】
前記財務情報処理ステップでは、
間接収入推定部が前記非財務情報の結果として得られる間接的な収入を推定する
ことを特徴とする請求項7に記載のシミュレーション方法。
【請求項9】
前記間接収入推定部は、
前記間接的な収入を推定する際に影響しうる悲観的なリスク及び楽観的なリスクの少なくとも一方のリスクを管理している
ことを特徴とする請求項8に記載のシミュレーション方法。
【請求項10】
前記間接収入推定部は、
前記悲観的なリスク及び前記楽観的なリスクを機械学習により予測する
ことを特徴とする請求項9に記載のシミュレーション方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シミュレーション装置及びシミュレーション方法に関し、例えば、脱炭素目標に応じた脱炭素施策案を提示する技術に関するシミュレーション装置に適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、製品の生産にあたり、環境への配慮に関心が高まっている。特許文献1には、効果的に、環境への負荷削減の施策案の選定を支援することを目的とし、実施する施策案を選定するための優先事項に対応する値に基づいて施策情報テーブルから取得した施策案をソートし、当該施策案に対する環境保全の効果値等の累計値を算出し、当該施策案と当該累計値とを出力する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-134688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、環境への配慮による効果としてその他にも間接的な収入が考えられるが、特許文献1に開示された技術では、このような間接的な収入を定量的に示すことは考慮されていないため、施策案が妥当であるか判断することが困難であった。
【0005】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、脱炭素施策の策定において間接的な収入を定量的に提示することができるシミュレーション装置及びシミュレーション方法を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決するため本発明においては、脱炭素に関する脱炭素目標及び財務収支に関する財務収支目標を入力する目標入力部と、前記脱炭素目標に対応する脱炭素施策の導入条件を設定する条件設定部と、前記導入条件の下に前記脱炭素施策を実施した場合における直接的な収入及び支出を計算するとともに、非財務情報の結果として得られる間接的な収入を推定する財務情報処理部と、前記導入条件の下に前記脱炭素施策を実施した場合に、前記間接的な収入を考慮した上で、前記財務収支目標及び前記脱炭素目標を満たすか否かに関するシミュレーションを実行する判定支援部と、前記判定支援部によるシミュレーションに関する画面を出力するインタフェイスと、を備えるようにした。
【0007】
また、本発明においては、目標入力部が、脱炭素に関する脱炭素目標及び財務収支に関する財務収支目標の入力を受け付ける目標入力ステップと、条件設定部が、前記脱炭素目標に対応する脱炭素施策の導入条件を設定する条件設定ステップと、財務情報処理部が、前記導入条件の下に前記脱炭素施策を実施した場合における直接的な収入及び支出を計算するとともに、非財務情報の結果として得られる間接的な収入を推定する財務情報処理ステップと、判定支援部が、前記導入条件の下に前記脱炭素施策を実施した場合に、前記間接的な収入を考慮した上で、前記財務収支目標及び前記脱炭素目標を満たすか否かに関するシミュレーションを実行する判定支援ステップと、前記判定支援ステップによるシミュレーションに関する画面をインタフェイスに出力する出力ステップと、を有するようにした。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、脱炭素施策の策定において間接的な収入を定量的に提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態によるシミュレーション装置の構成例を示すシステム構成図である。
KPIツリーの一例を示す図である。
ESG活動が経営に与える因果関係の一例を示す図である。
収入の予測アルゴリズムの一例を示す図である。
ESG非投資額の増加分見積もりの一例を示す図である。
演繹的手法を用いたESG(Environment, Social, Governance)投資収入原単価の予測例を示す図である。
アクセス資金(ESG)の予測値の一例を示す図である。
シミュレーション画面の一例を示す図である。
シミュレーション画面の一例を示す図である。
シミュレーション画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に基づいて、本発明の一実施形態を詳述する。
図1は、本実施形態によるシミュレーション装置300の構成例を示すシステム構成図である。シミュレーション装置300は、KPI(Key Performance Indicators)ツリー200、ダッシュボード100、目標入力部1、施策案選定部2、財務情報処理部10、判定支援部7及びデータベース400を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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