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公開番号2025085217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023198931
出願日2023-11-24
発明の名称情報処理装置
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人信友国際特許事務所
主分類G06Q 30/015 20230101AFI20250529BHJP(計算;計数)
要約【課題】サービスオーケストレーションに関するユーザーのリクエストに対して、サービスの組み合わせについてのユーザー選好を反映させた最適なサービスの組み合わせをソリューションとして提示可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】本発明の情報処理装置は、ユーザーのリクエストに基づき、サービスの組み合わせについてのユーザー選好に関する第1の特徴量を推定するユーザー選好推定部と、複数種のサービスの組み合わせのそれぞれに対応付けられたサービス間の接続性に関する1以上の第2の特徴量を含むサービス接続性情報が格納されているサービス接続性情報格納部と、第1の特徴量とサービス接続性情報とに基づき、ユーザーのリクエストに適したサービスの組み合わせを選択するサービス選択部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
ユーザーのリクエストに基づき、サービスの組み合わせについてのユーザー選好に関する第１の特徴量を推定するユーザー選好推定部と、
複数種のサービスの組み合わせのそれぞれに対応付けられたサービス間の接続性に関する１以上の第２の特徴量を含むサービス接続性情報が格納されているサービス接続性情報格納部と、
前記第１の特徴量と前記サービス接続性情報とに基づき、前記ユーザーのリクエストに適したサービスの組み合わせを選択するサービス選択部と、を備える
情報処理装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記サービス選択部は、
前記サービスの組み合わせの種別毎に、対応する前記サービス接続性情報に対して、前記第１の特徴量を用いて所定の演算処理を行い、前記サービスの組み合わせの組み合わせ評価値を算出し、
前記サービスの組み合わせの種別毎に算出された前記組み合わせ評価値に基づき、前記ユーザーのリクエストに適した前記サービスの組み合わせを選択する
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記ユーザー選好推定部は、さらに、ユーザーのリクエストに基づき、サービスについてのユーザー選好に関する第３の特徴量を推定し、
前記サービス選択部は、さらに
前記サービスの種別毎に、前記サービスの特徴を示す第４の特徴量に対して、前記第３の特徴量を用いて特定の演算処理を行い、前記サービスの個別評価値を算出し、
前記サービスの組み合わせの種別毎に、前記サービスの組み合わせの前記組み合わせ評価値と、当該サービスの組み合わせを構成する２つのサービスの前記個別評価値とを反映させた総合評価値を算出し、
前記サービスの組み合わせの種別毎に算出された前記総合評価値に基づき、前記ユーザーのリクエストに適した前記サービスの組み合わせを選択する
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記サービス接続性情報に含まれる１以上の前記第２の特徴量にそれぞれ対応する１以上の接続性評価項目の情報と、組み合わせる各サービスに関する情報とに基づき、言語モデルを用いて、前記サービス接続性情報を推定するサービス接続性情報推定部を、さらに備える
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記ユーザー選好推定部は、前記ユーザーのリクエストと、前記１以上の接続性評価項目の情報とに基づき、前記言語モデルを用いて、前記第１の特徴量を推定する
請求項４に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記言語モデルの処理を実行する言語モデル処理部を、さらに備える
請求項５に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記サービス選択部は、
前記ユーザーのリクエストに適した１以上のサービスの組み合わせを選択し、
前記１以上のサービスの組み合わせの中からユーザーに選択された所定のサービスの組み合わせ応じて、前記第１の特徴量を補正する
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項８】
１以上の前記第２の特徴量には、サービス間の連携性に関する特徴量、及び、サービス連携時の効果に関する特徴量が含まれる
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項９】
前記サービスの組み合わせを構成する一方のサービスが属するタスクの種別と、他方のサービスが属するタスクの種別とが異なる
請求項２に記載の情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置に関する。
続きを表示（約 2,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、ユーザーのリクエストに対して対話形式で回答を提示可能な情報処理システムが種々提案されている（例えば、特許文献１及び２参照）。特許文献１には、サービスオーケストレーション構成要素を備え、ユーザーのリクエスト（音声入力）に関連付けされたユーザー意図とコンテキスト情報とに基づいて応答を提供するインテリジェント自動アシストシステムが開示されている。また、特許文献２には、過去のユーザーの発言（音声入力）から関連するコンテキストの重み（スコア）を調整し、ユーザーの音声入力に対するトランスクリプションを出力する音声認識システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第７２１３２０６号明細書
米国特許第１１４１０６６０号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、複数のサービスを組み合わせて提案・実行することが可能なサービスオーケストレーションのシステムを利用する際、例えば、サービス間の連携実績や各サービスの方式などについて、ユーザーが選好を持つ場合がある。すなわち、サービスの組み合わせに対してユーザーが選好（以下、「ユーザー選好」と称する）を持つ場合がある。それゆえ、サービスオーケストレーションのシステムにおいても、サービスの組み合わせについてのユーザー選好を考慮することが望ましい。しかしながら、上記特許文献１や特許文献２に開示の従来技術では、サービスの組み合わせについてのユーザー選好を考慮するような技術は提案されていない。
【０００５】
そこで、本発明は、上記状況を鑑みてなされたものである。本発明の目的は、サービスオーケストレーションに関するユーザーのリクエストに対して、サービスの組み合わせについてのユーザー選好を反映させた最適なサービスの組み合わせをソリューションとして提示可能な情報処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、ユーザー選好推定部と、サービス接続性情報格納部と、サービス選択部と、を備える。ユーザー選好推定部は、ユーザーのリクエストに基づき、サービスの組み合わせについてのユーザー選好に関する第１の特徴量を推定する。サービス接続性情報格納部は、複数種のサービスの組み合わせのそれぞれに対応付けられたサービス間の接続性に関する１以上の第２の特徴量を含むサービス接続性情報が格納されている。また、サービス選択部は、第１の特徴量とサービス接続性情報とに基づき、ユーザーのリクエストに適したサービスの組み合わせを選択する。
【発明の効果】
【０００７】
上記構成の本発明の情報処理装置によれば、サービスオーケストレーションに関するユーザーのリクエストに対して、サービスの組み合わせについてのユーザー選好を反映させた最適なサービスの組み合わせをソリューションとして提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック構成図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置のメモリに格納されるリクエスト状態情報テーブルの構成例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置のメモリに格納されるタスク情報テーブルの構成例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置のメモリに格納されるサービス情報テーブルの構成例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置のメモリに格納されるサービス文書情報テーブルの構成例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置のメモリに格納されるサービス接続性評価項目テーブルの構成例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置のメモリに格納されるプロンプト情報テーブルの構成例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置のメモリに格納されるサービス接続性情報テーブルの構成例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置により行われるサービスオーケストレーション処理の手順を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置とユーザーとの間で行われる対話形式のソリューション実施例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の接続性推定部により行われるサービス接続性情報の推定処理の手順を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置のタスク推定部により行われる必要タスクの推定処理の手順を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の選好推定部により行われるユーザー選好の推定処理の手順を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置のサービス選択部により行われるサービス／サービス組み合わせの選択処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下に、言語ＡＩ（Artificial Intelligence）を利用した本発明の一実施形態に係るサービスオーケストレーションシステムで使用される情報処理装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【００１０】
［サービスオーケストレーションシステムの構成］
図１は、本実施形態のサービスオーケストレーションシステムの構成を示す図である。また、図１中には、本実施形態の情報処理装置のハードウェア構成を示す。本実施形態のサービスオーケストレーションシステム１は、ユーザー（クライアント）からの自然言語によるリクエストに対して最適なサービス又はサービスの組み合わせをソリューションとして提示可能なシステムである。なお、以下では、「サービス又はサービスの組み合わせ」を、「サービス／サービス組み合わせ」と記載する。
（【００１１】以降は省略されています）

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