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公開番号2025083707
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197246
出願日2023-11-21
発明の名称ケーブル引込口用カバー
出願人ネグロス電工株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/22 20060101AFI20250526BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】現場に応じて施工手段の変更が可能なケーブル引込口用カバーを提供する。
【解決手段】分割接合自在な一対の分割片11にて枠体10を構成する。一対の分割片11は分割端部に嵌合凹部14、嵌合凸部15を備え、嵌合凹部14と嵌合凸部15とが嵌合することで枠体10が組み立てられる。枠体10に充填する充填材20を備える。引き込んだケーブルQ周囲の隙間を枠体10と充填材20で塞ぐ。分割片11のそれぞれの分割端部に嵌合凹部14もしくは嵌合凸部15のいずれかを形成する。嵌合凹部14と嵌合凸部15を上下スライド自在に嵌合する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
分割接合自在な一対の分割片にて形成され引込口に装着する枠体と、枠体に充填する充填材とを備え、引き込んだケーブル周囲の隙間を塞ぐケーブル引込口用カバーにおいて、前記枠体は、前記分割片のそれぞれの分割端部に嵌合凹部もしくは嵌合凸部のいずれかを形成し、嵌合凹部と嵌合凸部とが上下スライド自在に嵌合することで前記枠体が組み立てられることを特徴とする分電盤用ケーブル引込カバー。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記枠体は、前記分割片の下端部内側に、前記引込口の上面周囲に載置する支持片を備えると共に、支持片から前記引込口の開口縁内側に沿って差し込む差込片を備え、支持片の上面側に前記充填材を充填するように構成した請求項1記載の分電盤用ケーブル引込カバー。
【請求項3】
前記前記枠体は、一方の前記分割片の分割端部に形成した前記嵌合凹部に、それと対向する、もう一方の前記分割片の分割端部に形成した前記嵌合凸部を押し込み自在に嵌合するように設けた請求項1記載の分電盤用ケーブル引込カバー。
【請求項4】
前記枠体は、難燃性又は低燃焼性の材質にて形成された請求項1記載の分電盤用ケーブル引込カバー。
【請求項5】
前記充填材は、低燃焼性ポリエチレンウレタンフォームにて形成された請求項1記載の分電盤用ケーブル引込カバー。
【請求項6】
分割接合自在な一対の分割片にて形成され引込口に装着する枠体と、枠体に充填する充填材とを備え、引き込んだケーブル周囲の隙間を塞ぐケーブル引込口用カバーにおいて、前記枠体は、一方の分割片の分割端部に形成した嵌合凹部と、それと対向する、もう一方の分割片の分割端部に形成した嵌合凸部とを嵌合するように設け嵌合凹部と嵌合凸部は各分割片にそれぞれ1つずつ設けられていることを特徴とする分電盤用ケーブル引込カバー。
【請求項7】
分割接合自在な一対の分割片にて形成され引込口に装着する枠体と、枠体に充填する充填材とを備え、引き込んだケーブル周囲の隙間を塞ぐケーブル引込口用カバーにおいて、引込口に分割片を仮設置するように各分割片の下部を向かい合わせ、その後上部を閉じる動きにともなって各嵌合凹部と嵌合凸部が嵌合し、各分割片が一体となることを特徴とする分電盤用ケーブル引込カバー。
【請求項8】
前記枠体は、一方の前記分割片の分割端部に形成した嵌合凹部と、それと対向するもう一方の前記分割片の分割端部に形成した嵌合凸部とを嵌合するように設け、嵌合凹部と嵌合凸部は各分割片にそれぞれ1つずつ設けられている請求項7記載の分電盤用ケーブル引込カバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、分電盤や配電盤等のケーブル引込口に設置するケーブル引込口用カバーに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
分電盤・配電盤のケーブル引込口を閉塞するために、従来は、ケーブル引込み口をパテ等で閉塞し、また開口が大きい場合にはベーク板や樹脂板等を用いて必要最小限度の開口にしてパテ等で閉塞している。
【0003】
このようなパテの閉塞作業は、分電盤等の各ケーブル引込口の全てに施す必要がある。例えば一般的な分電盤では、1次側(CVTケーブル)の引込口が1か所、2次側(Fケーブル)の引込口が2か所の合計3か所の引込口が形成されている。したがって、多くの分電盤等を使用している現場では、数多くの引込口を塞ぐ作業に多くの手間や時間を要している。
【0004】
そこで当出願人は、樹脂製型枠と波付スポンジを用いることでこの作業を短時間で行えるようにしたケーブル引込口用カバーを先に提案している(特許文献1)。このカバーは、引込口P1に装着する枠体10と枠体10に充填する充填材20とを備えたもので、この充填材20が引込口P1の隙間を塞ぐように構成したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-166417号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載のカバーでは、引込口P1にカバーを装着するには、先に分割片11相互を連結して枠体10を構成し、この枠体10を引込口P1に装着する手段に限られていた。
【0007】
ところが、引込口P1に挿通するケーブルの径や数は現場によって異なることから、引込口P1に枠体10を装着する手段においても、先に枠体10を構成するだけでなく、引込口P1に分割片11を装着しながら枠体10を構成するなど、現場に応じて施工手段の変更が可能なカバーが望まれていた。
【0008】
そこで本発明は上述の課題を解消すべく創出されたもので、現場に応じて施工手段の変更が可能なケーブル引込口用カバーの提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成すべく本発明における第1の手段は、分割接合自在な一対の分割片11にて形成され引込口P1に装着する枠体10と、枠体10に充填する充填材20とを備え、引き込んだケーブルQ周囲の隙間を塞ぐケーブル引込口用カバーにおいて、前記枠体10は、前記分割片11のそれぞれの分割端部に嵌合凹部14もしくは嵌合凸部15のいずれかを形成し、嵌合凹部14と嵌合凸部15とが上下スライド自在に嵌合することで前記枠体10が組み立てられるものである。
【0010】
第2の手段の前記枠体10は、前記分割片11の下端部内側に、前記引込口P1の上面周囲に載置する支持片12を備えると共に、支持片12から前記引込口P1の開口縁内側に沿って差し込む差込片13を備え、支持片12の上面側に前記充填材20を充填するように構成したものである。
(【0011】以降は省略されています)

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