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公開番号
2025080173
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023193236
出願日
2023-11-13
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20250516BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】駐車中において、リレー装置などの耐久性の低下を抑制しつつ、バッテリへの充電を適切に実行することが可能な車両の制御装置を提供する。
【解決手段】バッテリ3を電力源2に接続しまた遮断するリレー装置を備えた車両Veの制御装置5であって、車両Veが駐車中であることを判定する駐車判定部11と、駐車が判定された状態で、駐車の開始からバッテリ3への充電を開始するまでの待機時間を設定するタイマー設定部12と、待機時間内にバッテリ3の充電残量が予め定めた下限値まで低下したことを判定する充電残量判定部14と、充電残量が下限値まで低下したことが判定された場合にバッテリ3に補充電を行う補充電指示部15とを備え、下限値は、車両Veが駐車を開始した時点の充電残量からの充電残量の低下を判断するための予め定めた閾値より低い充電残量値である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
走行および補機類のためのバッテリと、前記バッテリを電力源に接続しまた遮断するリレー装置とを備えた車両の制御装置であって、
前記車両が駐車中であることを判定する駐車判定部と、
前記駐車判定部によって駐車が判定された状態で、前記駐車の開始から前記バッテリへの充電を開始するまでの待機時間を設定するタイマー設定部と、
前記車両が駐車した状態での前記待機時間内に前記バッテリの充電残量が予め定めた下限値まで低下したことを判定する充電残量判定部と、
前記充電残量判定部によって前記充電残量が前記下限値まで低下したことが判定された場合に前記バッテリに補充電を行う補充電指示部と
を備え、
前記下限値は、前記車両が駐車を開始した時点の充電残量からの充電残量の低下を判断するための予め定めた閾値より低い充電残量値である
ことを特徴とする車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両の外部の充電施設である外部充電設備によってバッテリを充電することが可能な車両の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両を駆動するためのモータに電力を供給する高電圧バッテリと、補機類などに電力を供給する低電圧バッテリとを有し、車両の外部の電源装置により高電圧バッテリを充電する外部充電と、高電圧バッテリにより低電圧バッテリを充電する補充電とを実行することが可能な車両のバッテリ充電制御装置が開示されている。特許文献1の装置では、低電圧バッテリへの補充電の実行中に外部充電開始条件が成立した場合には、補充電を一時的に停止して高電圧バッテリへの外部充電を実行する。そのため、特許文献1の装置では、補充電を実施するための制御シーケンスと外部充電を開始するための制御シーケンスとが干渉することを抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-63725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、特許文献1に記載されているような補充電を開始する条件は、車両に搭載されている制御に応じて異なる場合がある。例えば、駐車中であっても、車両への異常を検出することができるように、車両に搭載されている一部のセンサなどを起動あるいは待機させるように構成された車両がある。そのような車両である場合には、駐車中であっても低電圧バッテリの電力を消費する。そのため、特許文献1のような装置の場合には、低電圧バッテリの電力を維持するために、補充電を間欠的に実行もしくは停止する必要が生じる。バッテリを充電するときには、充電器を起動したり、その充電器とバッテリとを電気的に接続するためのリレー装置をONに切り替えたりする必要がある。そのため、上述したように低電圧バッテリの充電残量を所定の充電残量以上に維持する場合には、リレー装置のONとOFFとを切り替える頻度が増大する可能性がある。その結果、リレー装置などの耐久性が低下する可能性があった。
【0005】
この発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、駐車中において、リレー装置などの耐久性の低下を抑制しつつ、バッテリへの充電を適切に実行することが可能な車両の制御装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、上記の目的を達成するために、走行および補機類のためのバッテリと、前記バッテリを電力源に接続しまた遮断するリレー装置とを備えた車両の制御装置であって、前記車両が駐車中であることを判定する駐車判定部と、前記駐車判定部によって駐車が判定された状態で、前記駐車の開始から前記バッテリへの充電を開始するまでの待機時間を設定するタイマー設定部と、前記車両が駐車した状態での前記待機時間内に前記バッテリの充電残量が予め定めた下限値まで低下したことを判定する充電残量判定部と、前記充電残量判定部によって前記充電残量が前記下限値まで低下したことが判定された場合に前記バッテリに補充電を行う補充電指示部とを備え、前記下限値は、前記車両が駐車を開始した時点の充電残量からの充電残量の低下を判断するための予め定めた閾値より低い充電残量値であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明の車両の制御装置によれば、車両が駐車すれば、特には電力の消費が生じないが、車載機器が動作していることによる不可避的な電力消費や再発進などに備えて、駐車から充電の開始までのいわゆる充電待機時間を設定し、その待機時間の経過によってバッテリに対する充電を開始する。また、駐車中に何らかのサービスが実行されると電力を消費し、バッテリの充電残量が低下する。その場合には、いわゆる充電待機時間中であっても、充電残量が所定の下限値にまで低下することにより、バッテリに対する充電を実行する。そして、その下限値は、車両が駐車を開始した時点の充電残量からの充電残量の低下を判断するための予め定めた閾値より低い充電残量値に設定されているので、充電待機時間中に充電を行うとしても、充電残量がいわゆる通常よりも低下することを待って充電を実行することになるので、その充電の頻度が低くなる。それに伴ってリレー装置や充電器などを動作させる回数が少なくなるので、それらの機器の耐久性の低下を防止もしくは抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施形態における車両の構成を模式的に示す図である。
この発明の実施形態における制御装置によって実行される制御の一例を示すフローチャートである。
図2に示すフローチャートを実行した場合の、第2バッテリの充電残量などの時間ごとの変化を示すとともに、この発明の実施形態における制御を実行した場合の変化と、比較例における制御を実行した場合の変化とを比較して示したタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を図に示す実施形態に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態はこの発明を具体化した場合の一例に過ぎないのであって、この発明を限定するものではない。
【0010】
図1には、この発明の実施形態における制御装置を搭載した車両Veの一例を示してある。図1に示す車両Veは、駆動力源としてモータ1のみを備えた、従来知られている電動車両である。車両Veは、主な構成として、モータ1、第1バッテリ2、第2バッテリ3、補充電機構4、コントローラ5、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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