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公開番号2025084435
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198336
出願日2023-11-22
発明の名称プロテクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H02G 3/04 20060101AFI20250527BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】互いにヒンジを介して回動自在に連結した複数の蓋部において、一の蓋部を開位置に維持するための他の蓋部による一の蓋部の仮保持状態を適正に維持可能なプロテクタを提供すること。
【解決手段】プロテクタ1は、上端開口を有する本体部10と、上端開口を塞ぐように本体部10に組み付けられる蓋部20と、を備える。蓋部20は、第1蓋部30と、ヒンジ20aを介して回転自在に第1蓋部30に連結されて、本体部10に組み付けられた第1蓋部30上に折り返して重ね合わせることでボルトを外部に露出させる開位置にて第1蓋部30に仮係止される第2蓋部40と、を有する。第1蓋部30の少なくとも一部は、第2蓋部40が開位置にあるとき、本体部10の延在方向と交差する幅方向において、第2蓋部40よりも外側に位置する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
上端開口を有し、内部の収容空間にボルト及び前記ボルトに接続される電線が収容される本体部と、前記上端開口を塞ぐように前記本体部に組み付けられる蓋部と、を備えたプロテクタであって、
前記蓋部は、
前記上端開口の大部分を覆い塞ぐ第1蓋部と、
ヒンジを介して回転自在に前記第1蓋部に連結されて、前記本体部に組み付けられた前記第1蓋部上に折り返して重ね合わせることで前記ボルトを外部に露出させる開位置と、前記上端開口における前記ボルトに対応する箇所を覆い塞ぐ閉位置と、の間で変位可能に構成され、前記開位置にて前記第1蓋部に仮係止される第2蓋部と、を有し、
前記第1蓋部の少なくとも一部は、
前記第2蓋部が前記開位置にあるとき、前記本体部の延在方向と交差する幅方向において、前記第2蓋部よりも外側に位置する、
プロテクタ。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
請求項1に記載のプロテクタであって、
前記第2蓋部は、前記開位置にあるとき、前記第1蓋部と面接触される、
プロテクタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のプロテクタであって、
前記第1蓋部は、
前記上端開口を覆い塞ぐ上壁と、前記上壁の前記幅方向端部から垂設される側壁と、から構成され、
前記側壁には、前記第1蓋部の前記少なくとも一部として、前記幅方向において前記外側に突出するリブ状の保護リブが設けられる、
プロテクタ。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のプロテクタであって、
前記第1蓋部は、
前記上端開口を覆い塞ぐ上壁と、前記上壁の前記幅方向端部から垂設される側壁と、から構成され、
前記上壁の一部は、前記第1蓋部の前記少なくとも一部として、前記幅方向において前記第2蓋部よりも前記外側に突出する、
プロテクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プロテクタに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両に配索される電線(ワイヤハーネス)の保護を目的としてプロテクタが用いられている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1のプロテクタは、プロテクタ本体部と、互いにヒンジを介して回動自在に連結した複数の蓋部と、を備えており、プロテクタ本体部に被着した第1の蓋部上に第2の蓋部を折り返して重ね合わせることで、第2の蓋部を第1の蓋部に仮留めする係止機構が設けられている。即ち、特許文献1のプロテクタでは、プロテクタ本体部内のスタッドボルトに端子を締結する際、第1の蓋部上に第2の蓋部を折り返して重ね合わせて、係止機構によって第2の蓋部を第1の蓋部に仮留めされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-131913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したようなプロテクタは、例えば、係止機構によって第2の蓋部を第1の蓋部に仮留めされた状態で、プロテクタの製造工場から自動車の製造工場に運搬され、自動車の製造工場にて、上記スタッドボルトに端子が締結される。このため、第1の蓋部上に第2の蓋部が重ね合わされた状態にて、第2の蓋部が第1の蓋部から飛び出していると、例えばプロテクタの運搬中に、他部材が第2の蓋部に引っ掛かり第1の蓋部と第2の蓋部との仮留めが解除されるおそれがある。また、運搬中のほかに上記スタッドボルトに端子を締結する際にも、第2の蓋部が第1の蓋部から飛び出していると、他部材が第2の蓋部に引っ掛かり第1の蓋部と第2の蓋部との仮留めが解除されるおそれがある。
【0005】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、互いにヒンジを介して回動自在に連結した複数の蓋部において、一の蓋部を開位置に維持するための他の蓋部による一の蓋部の仮保持状態を適正に維持可能なプロテクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係るプロテクタは、下記を特徴としている。
上端開口を有し、内部の収容空間にボルト及び前記ボルトに接続される電線が収容される本体部と、前記上端開口を塞ぐように前記本体部に組み付けられる蓋部と、を備えたプロテクタであって、
前記蓋部は、
前記上端開口の大部分を覆い塞ぐ第1蓋部と、
ヒンジを介して回転自在に前記第1蓋部に連結されて、前記本体部に組み付けられた前記第1蓋部上に折り返して重ね合わせることで前記ボルトを外部に露出させる開位置と、前記上端開口における前記ボルトに対応する箇所を覆い塞ぐ閉位置と、の間で変位可能に構成され、前記開位置にて前記第1蓋部に仮係止される第2蓋部と、を有し、
前記第1蓋部の少なくとも一部は、
前記第2蓋部が前記開位置にあるとき、前記本体部の延在方向と交差する幅方向において、前記第2蓋部よりも外側に位置する、
プロテクタであること。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第1蓋部の少なくとも一部が、幅方向において、第1蓋部上に折り返して重ね合わせられる第2蓋部よりも外側に位置する。これにより、第1蓋部の少なくとも一部によって、第1蓋部と第2蓋部との仮係止が解除されるような他部材からの第2蓋部への干渉を抑止できる。換言すると、第1蓋部の少なくとも一部が、第2蓋部を他部材から保護している。この結果、本発明によれば、第2蓋部を開位置に維持するための第1蓋部による第2蓋部の仮保持状態(即ち、第1蓋部と第2蓋部との仮係止状態)を適正に維持することができる。
【0008】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第2蓋部が閉位置にあるときの本発明の一実施形態に係るプロテクタの斜視図である。
図2は、第2蓋部が開位置にあるときの図1に示すプロテクタの斜視図である
図3は、図2のX1-X1断面図である。
図4は、図3の第1変形例を示す断面図である。
図5は、図3の第2変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、各図を参照しながら本発明に関する具体的な実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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