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公開番号2025083828
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197437
出願日2023-11-21
発明の名称電池制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250526BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】蓄電池の制御を用途に応じて簡便に切り替えることができる電池制御装置を提供する。
【解決手段】電池制御装置は、蓄電池の充放電を制御する制御部と、前記蓄電池を搭載する車両に設けられたECUと通信する通信部とを有し、前記制御部は、前記通信部と前記ECUとの通信に異常が発生した場合、前記蓄電池の用途を定置用と判別し、前記充放電の制御を、前記車両に対応した車両用制御から、前記蓄電池の電圧の制限を前記車両用制御より緩和した制御、または前記蓄電池の充放電速度を前記車両用制御より低下させた制御に切り替える。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項１】
蓄電池の充放電を制御する制御部と、
前記蓄電池を搭載する車両に設けられたＥＣＵと通信する通信部とを有し、
前記制御部は、前記通信部と前記ＥＣＵとの通信に異常が発生した場合、前記蓄電池の用途を定置用と判別し、前記充放電の制御を、前記車両に対応した車両用制御から、前記蓄電池の電圧の制限を前記車両用制御より緩和した制御、または前記蓄電池の充放電速度を前記車両用制御より低下させた制御に切り替える、
電池制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電池制御装置に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
電池制御に関し、例えば特許文献１には、作業者がバッテリケースの外側の切替スイッチを操作することにより、蓄電池（二次電池）の制御規則をその用途に応じて切り替える点が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１５１０４４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
例えば車載用の蓄電池が定置用にリユースされた場合、上記の手法によると、切替スイッチの操作の手間がかかり、作業者が切替スイッチの操作をミス、または忘れてしまうおそれがある。この場合、蓄電池の制御が車載用の仕様のまま用いられるため、定置用の仕様に対応しないおそれがある。
【０００５】
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、蓄電池の制御を用途に応じて簡便に切り替えることができる電池制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の電池制御装置は、蓄電池の充放電を制御する制御部と、前記蓄電池を搭載する車両に設けられたＥＣＵと通信する通信部とを有し、前記制御部は、前記通信部と前記ＥＣＵとの通信に異常が発生した場合、前記蓄電池の用途を定置用と判別し、前記充放電の制御を、前記車両に対応した車両用制御から、前記蓄電池の電圧の制限を前記車両用制御より緩和した制御、または前記蓄電池の充放電速度を前記車両用制御より低下させた制御に切り替える。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、蓄電池の制御を用途に応じて簡便に切り替えることができる
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、車両システムの一例を示す構成図である。
図２は、定置用蓄電システムの一例を示す構成図である。
図３は、電池ＥＣＵの動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
（車両システム）
図１は、車両システム９ａの一例を示す構成図である。車両システム９ａは、ハイブリッド車両や電動車などの車両に搭載される。車両システム９ａは、電池装置３、ディファレンシャルギア６、ドライブシャフト６０，車両ＥＣＵ（Electronic Control Unit）９１、エアコンディショナＥＣＵ（エアコンＥＣＵ）９２、メータＥＣＵ９３、モータジェネレータ（MG）８０、及びインバータ８１を有する。電池装置３は、電池ＥＣＵ１、リチウムイオン電池などの蓄電池２、温度センサ２０、電流センサ２１、及び電圧センサ２２を有する。電池装置３は、例えばリユース可能な電池パックである。
【００１０】
蓄電池２の正端子２３ａ及び負端子２３ｂはインバータ８１に接続され、インバータ８１はモータジェネレータ８０に接続されている。蓄電池２はモータ動作時のモータジェネレータ８０に電力を供給し、また、発電機動作時のモータジェネレータが発電した電力は蓄電池２に充電される。インバータ８１は、蓄電池２から入力された直流電流を三相交流電流に変換してモータジェネレータ８０に出力し、また、モータジェネレータ８０から入力された三相交流電流を直流電流に変換して蓄電池２に出力する。
（【００１１】以降は省略されています）

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