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公開番号2025083769
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197347
出願日2023-11-21
発明の名称多芯ケーブル
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01B 7/18 20060101AFI20250526BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】外被を容易に除去できる多芯ケーブルを提供する。
【解決手段】複数本の電線を撚り合わせたコアと、
前記コアを被覆する離型層と、
前記離型層を被覆する外被と、を有し、
前記離型層の引張強さが10MPa以上38MPa以下であり、
前記離型層が前記外被に固着している、多芯ケーブル。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
複数本の電線を撚り合わせたコアと、
前記コアを被覆する離型層と、
前記離型層を被覆する外被と、を有し、
前記離型層の引張強さが１０ＭＰａ以上３８ＭＰａ以下であり、
前記離型層が前記外被に固着している、多芯ケーブル。
続きを表示（約 350 文字）【請求項２】
前記離型層の前記外被と接する面が含有する材料の溶融温度と、前記外被の前記離型層と接する面が含有する材料の溶融温度と、の差が６０℃以下である、請求項１に記載の多芯ケーブル。
【請求項３】
前記離型層は複数の材料を含み、
前記離型層の前記外被と接する面が含有する少なくとも一部の材料の溶融温度と、前記外被の前記離型層と接する面が含有する材料の溶融温度と、の差が６０℃以下である、請求項１に記載の多芯ケーブル。
【請求項４】
前記離型層が不織布を含む、請求項１または請求項２に記載の多芯ケーブル。
【請求項５】
前記不織布は、芯と、前記芯の外に配置された鞘と、を有する芯鞘構造を備えた繊維を含有する、請求項４に記載の多芯ケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、多芯ケーブルに関するものである。
続きを表示（約 910 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、複数のコア絶縁線を撚り合わせたコアと、
前記コアの外周を被覆するシース層と、を有する多芯ケーブルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１０９７５６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
多芯ケーブルが有する電線を機器等に接続するため、多芯ケーブルの端部において、電線を一括して被覆する外被を多芯ケーブルの長手に沿って引張り、除去することが従来からなされている。作業性を高める観点から、多芯ケーブルは、外被を容易に除去できることが求められていた。
【０００５】
そこで、本開示は、外被を容易に除去できる多芯ケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の多芯ケーブルは、複数本の電線を撚り合わせたコアと、
前記コアを被覆する離型層と、
前記離型層を被覆する外被と、を有し、
前記離型層の引張強さが１０ＭＰａ以上３８ＭＰａ以下であり、
前記離型層が前記外被に固着している。
【発明の効果】
【０００７】
本開示は、外被を容易に除去できる多芯ケーブルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、本開示の一態様に係る多芯ケーブルの長手と垂直な面での断面図である。
図２は、芯鞘構造を有する繊維の説明図である。
図３は、多芯ケーブルの端部において外被を除去する操作の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
実施するための形態について、以下に説明する。
【００１０】
［本開示の実施形態の説明］
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。以下の説明では、同一または対応する要素には同一の符号を付し、それらについて同じ説明は繰り返さない。
（【００１１】以降は省略されています）

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