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公開番号2025084151
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023197797
出願日2023-11-22
発明の名称車載通信システム、車載中継装置および中継方法
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人ワンディ-IPパ-トナ-ズ
主分類H04L 12/28 20060101AFI20250527BHJP(電気通信技術)
要約【課題】車載ネットワークにおけるフレームの中継処理への影響を抑制しながらバス負荷を低減する。
【解決手段】車載通信システムは、複数の車載装置と、第1の車載中継装置と、前記第1の車載中継装置と通信バスを介して接続される第2の車載中継装置とを含む複数の車載中継装置とを備え、前記車載中継装置は、前記車載装置間において送受信されるフレームを中継する中継処理を行い、前記第1の車載中継装置は、前記フレームを圧縮する圧縮処理を行い、前記圧縮処理後の前記フレームを前記第2の車載中継装置へ前記通信バスを介して送信し、前記第2の車載中継装置は、前記第1の車載中継装置から受信した前記圧縮処理後の前記フレームを伸長する伸長処理を行い、前記伸長処理後の前記フレームの前記中継処理を行う。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
複数の車載装置と、
第1の車載中継装置と、前記第1の車載中継装置と通信バスを介して接続される第2の車載中継装置とを含む複数の車載中継装置とを備え、
前記車載中継装置は、前記車載装置間において送受信されるフレームを中継する中継処理を行い、
前記第1の車載中継装置は、前記フレームを圧縮する圧縮処理を行い、前記圧縮処理後の前記フレームを前記第2の車載中継装置へ前記通信バスを介して送信し、
前記第2の車載中継装置は、前記第1の車載中継装置から受信した前記圧縮処理後の前記フレームを伸長する伸長処理を行い、前記伸長処理後の前記フレームの前記中継処理を行う、車載通信システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第1の車載中継装置は、受信した前記フレームの中から前記圧縮処理の対象の前記フレームである圧縮対象フレームを判別する第1判別処理を行い、判別した前記圧縮対象フレームの前記圧縮処理を行い、
前記第2の車載中継装置は、受信した前記フレームの中から前記伸長処理の対象の前記フレームである伸長対象フレームを判別する第2判別処理を行い、判別した前記伸長対象フレームの前記伸長処理を行う、請求項1に記載の車載通信システム。
【請求項3】
前記第1の車載中継装置は、前記圧縮対象フレームに対応する第1識別情報を保持し、保持している前記第1識別情報を用いて前記第1判別処理を行い、
前記第2の車載中継装置は、前記伸長対象フレームに対応する第2識別情報を保持し、保持している前記第2識別情報を用いて前記第2判別処理を行う、請求項2に記載の車載通信システム。
【請求項4】
前記第1の車載中継装置は、前記車載通信システムが搭載される車両の運転に関する前記フレームである運転フレームの前記圧縮処理を行わない、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車載通信システム。
【請求項5】
前記第1の車載中継装置は、CANの規格に従う前記フレームを受信し、
前記第1の車載中継装置は、圧縮処理用の特定のCAN-IDを付した前記圧縮処理後の前記フレームを前記第2の車載中継装置へ前記通信バスを介して送信する、請求項1または請求項2に記載の車載通信システム。
【請求項6】
前記第1の車載中継装置は、前記通信バスにおける通信負荷の推定結果に基づいて、前記圧縮処理を行うか否かを決定する、請求項1または請求項2に記載の車載通信システム。
【請求項7】
前記車載通信システムは、3つ以上の前記車載中継装置を備え、
第3の前記車載中継装置は、前記圧縮処理および前記伸長処理を行わない、請求項1または請求項2に記載の車載通信システム。
【請求項8】
複数の車載装置を備える車載通信システムにおいて用いられ、前記車載装置間において送受信されるフレームを中継する中継処理を行う車載中継装置であって、
前記車載中継装置は、他の前記車載中継装置と通信バスを介して接続されており、
前記フレームを受信する中継部と、
前記中継部によって受信された前記フレームを圧縮する圧縮処理を行う圧縮処理部とを備え、
前記中継部は、前記圧縮処理部による前記圧縮処理後の前記フレームを前記他の車載中継装置へ前記通信バスを介して送信する、車載中継装置。
【請求項9】
前記中継部は、さらに、前記他の車載中継装置から送信される前記圧縮処理後の前記フレームを受信し、
前記車載中継装置は、さらに、前記中継部によって受信された前記圧縮処理後の前記フレームを伸長する伸長処理を行う伸長処理部を備え、
前記中継部は、前記伸長処理部による前記伸長処理後の前記フレームの前記中継処理を行う、請求項8に記載の車載中継装置。
【請求項10】
複数の車載装置を備える車載通信システムにおいて用いられ、前記車載装置間において送受信されるフレームを中継する中継処理を行う車載中継装置における中継方法であって、
前記車載中継装置は、他の前記車載中継装置と通信バスを介して接続されており、
前記フレームを受信するステップと、
受信した前記フレームを圧縮する圧縮処理を行うステップと、
前記圧縮処理後の前記フレームを前記他の車載中継装置へ前記通信バスを介して送信するステップとを含む、中継方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載通信システム、車載中継装置および中継方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車載装置間において送受信されるフレームを中継する車載中継装置において、フレームの中継先の通信バスにおけるバス負荷を監視する技術が開発されている。たとえば、特許文献1(特開2006-287738号公報)には、以下のようなネットワークシステムが開示されている。すなわち、接続先の少なくとも1つがCANバスのネットワークに接続されるゲートウェイノードを備えたネットワークシステムにおいて、前記ゲートウェイノードが、前記CANバスに送出されるフレームを監視して前記CANバス上のバス負荷状態を監視するバス負荷監視手段を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-287738号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、車載ネットワークにおいて実行されるサービスの種別が増加する傾向にある。この場合、車載ネットワークにおけるバス負荷が大きくなる可能性がある。
【0005】
特許文献1に記載のネットワークシステムでは、バス負荷が大きい場合、中継対象のフレームのデータ長を減らす処理、およびフレームの中継処理を停止する処理等が行われる。しかしながら、このような処理を行った場合、フレームの宛先の車載装置が取得すべきデータが削除されたり、フレームの中継漏れが発生したりする可能性がある。
【0006】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、車載ネットワークにおけるフレームの中継処理への影響を抑制しながらバス負荷を低減することが可能な車載通信システム、車載中継装置および中継方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の車載通信システムは、複数の車載装置と、第1の車載中継装置と、前記第1の車載中継装置と通信バスを介して接続される第2の車載中継装置とを含む複数の車載中継装置とを備え、前記車載中継装置は、前記車載装置間において送受信されるフレームを中継する中継処理を行い、前記第1の車載中継装置は、前記フレームを圧縮する圧縮処理を行い、前記圧縮処理後の前記フレームを前記第2の車載中継装置へ前記通信バスを介して送信し、前記第2の車載中継装置は、前記第1の車載中継装置から受信した前記圧縮処理後の前記フレームを伸長する伸長処理を行い、前記伸長処理後の前記フレームの前記中継処理を行う。
【0008】
本開示の一態様は、このような特徴的な処理部を備える車載通信システムとして実現され得るだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする方法として実現され得たり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現され得る。また、本開示の一態様は、車載通信システムの一部または全部を実現する半導体集積回路として実現され得る。
【0009】
本開示の一態様は、このような特徴的な処理部を備える車載中継装置として実現され得るだけでなく、かかる特徴的な処理のステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現され得る。また、本開示の一態様は、車載中継装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現され得る。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、車載ネットワークにおけるフレームの中継処理への影響を抑制しながらバス負荷を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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