特許ウォッチ

公開番号2025085150
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023198827
出願日2023-11-24
発明の名称電子機器、表示制御方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G06F 3/04886 20220101AFI20250529BHJP(計算;計数)
要約【課題】文字キーの表示領域を確保しつつ入力結果のプレビュー表示を行う。
【解決手段】電子機器は、表示部と、制御部と、を備え、制御部は、入力対象の文字がそれぞれ対応付けられている複数の文字キーが配列された文字キー画面を表示部に表示させ、複数の文字キーのうちいずれかの文字キーを選択する選択操作がなされたことに応じて、表示部による表示を、文字キー画面から、選択された文字キーに対応する文字をプレビュー表示するためのプレビュー画面に遷移させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
表示部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
入力対象の文字がそれぞれ対応付けられている複数の文字キーが配列された文字キー画面を前記表示部に表示させ、
前記複数の文字キーのうちいずれかの文字キーを選択する選択操作がなされたことに応じて、前記表示部による表示を、前記文字キー画面から、選択された前記文字キーに対応する文字をプレビュー表示するためのプレビュー画面に遷移させる、
電子機器。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記制御部は、前記プレビュー画面の表示が開始されてから所定の第１基準時間が経過した場合に、前記表示部による表示を前記プレビュー画面から前記文字キー画面に遷移させる、
請求項１に記載の電子機器。
【請求項３】
前記制御部は、第１の文字をプレビュー表示するための前回の前記プレビュー画面から遷移させた前記文字キー画面において、第２の文字に対応する前記文字キーを選択する選択操作がなされた場合に、遷移後のプレビュー画面において、前記前回のプレビュー画面における前記第１の文字の第１表示位置とは異なる第２表示位置に前記第２の文字を表示させる、
請求項２に記載の電子機器。
【請求項４】
前記選択操作は、前記表示部の表示画面における前記複数の文字キーのうちいずれかの文字キーの領域に対する接触操作である、
請求項１に記載の電子機器。
【請求項５】
前記電子機器は、ユーザの左腕又は右腕に装着される装着型機器であり、
前記制御部は、所定の方法で、前記電子機器が前記ユーザの左腕及び右腕のいずれに装着されているかを判別し、当該判別の結果に応じた表示態様で前記表示部に前記プレビュー画面を表示させる、
請求項４に記載の電子機器。
【請求項６】
前記制御部は、前記表示部の表示画面のうち前記選択操作により選択された文字キーの領域を除いた残余領域の中から、前記プレビュー画面において前記文字キーに対応する文字をプレビュー表示させる位置を定める、
請求項１に記載の電子機器。
【請求項７】
前記制御部は、前記表示部の表示画面のうち、前記選択操作により選択された文字キーの領域と、当該選択操作を行う操作手段により視認が妨げられると推定される領域と、を除いた残余領域の中から、前記プレビュー画面において前記文字キーに対応する文字をプレビュー表示させる位置を定める、
請求項４に記載の電子機器。
【請求項８】
前記制御部は、第１の文字をプレビュー表示するための前回の前記プレビュー画面から遷移させた前記文字キー画面において、第２の文字に対応する前記文字キーを選択する選択操作がなされた場合に、遷移後のプレビュー画面の前記残余領域において、前記第１の文字又は当該第１の文字を表す記号と、前記第２の文字とを、非連続となる位置に表示させる、
請求項６又は７に記載の電子機器。
【請求項９】
前記制御部は、前記選択操作が開始された場合に、当該選択操作が継続している間、前記選択操作により選択されている文字キーを表す標識を、当該文字キーとは異なる位置に表示させる、
請求項１に記載の電子機器。
【請求項１０】
前記制御部は、前記選択操作が継続している間、当該選択操作による選択位置と、前記標識とを結ぶ線分をさらに表示させる、
請求項９に記載の電子機器。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電子機器、表示制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、複数の文字キーを含むソフトウェアキーボードを電子機器の表示部に表示させ、電子機器に対する操作により選択された文字キーに対応する入力結果を、ソフトウェアキーボードの周辺にプレビュー表示する文字入力方法が知られている（例えば、特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－５５３２５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、ウェアラブル機器等の小型の電子機器では、表示部の表示領域の大きさが限られる。このため、複数の文字キーの表示と、入力結果のプレビュー表示とを同一画面上で行うと、文字キーの表示領域が小さくなって、文字キーの選択操作が困難になるという課題がある。
【０００５】
本発明は、文字キーの表示領域を確保しつつ入力結果のプレビュー表示を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するため、本発明に係る電子機器は、
表示部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
入力対象の文字がそれぞれ対応付けられている複数の文字キーが配列された文字キー画面を前記表示部に表示させ、
前記複数の文字キーのうちいずれかの文字キーを選択する選択操作がなされたことに応じて、前記表示部による表示を、前記文字キー画面から、選択された前記文字キーに対応する文字をプレビュー表示するためのプレビュー画面に遷移させる。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、文字キーの表示領域を確保しつつ入力結果のプレビュー表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
電子時計の外観を示す図である。
電子時計の機能構成を示すブロック図である。
設定データの内容例を示す図である。
文字キー画面を示す図である。
（ａ）～（ｄ）は、プレビュー画面を示す図である。
表示制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
キー入力受付処理の制御手順を示すフローチャートである。
第２の実施形態の文字キー画面を示す図である。
第２の実施形態のプレビュー画面を示す図である。
第２の実施形態の表示制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
変形例１のキー入力受付処理の制御手順を示すフローチャートである。
変形例２のプレビュー画面を示す図である。
変形例２のプレビュー画面を示す図である。
変形例２のプレビュー画面を示す図である。
変形例３の文字キー画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【００１０】
（第１の実施形態）
図１は、電子時計１の外観を示す図である。電子時計１（電子機器）は、表示部１４及び図示略の回路基板等が内部に格納された筐体１０１と、筐体１０１に取り付けられた２本のバンド１０２とを備える。電子時計１は、バンド１０２を手首に巻き回すことでユーザの手首に装着されて用いられる腕時計（装着型機器）である。電子時計１は、ユーザの操作を受け付ける手段として、表示部１４の表示画面に重ねられて設けられたタッチパネル１５１（検出部）と、筐体１０１の側面に設けられた操作ボタン１５２と、を備える。電子時計１は、表示部１４において、時刻及び日付等の基本情報の他、各種のアプリケーションプログラム（以下、「アプリ」と記す）を実行することで、当該アプリに関する種々の情報を表示することが可能なスマートウォッチである。
（【００１１】以降は省略されています）

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