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公開番号
2025085303
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199085
出願日
2023-11-24
発明の名称
車載ネットワークシステム及び中継装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
H04L
12/28 20060101AFI20250529BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】車載ネットワークシステムの消費電力及び起動時における遅延を抑制する技術を提供する。
【解決手段】通信回線71,81を介してウェイクアップ信号を受信した場合、対象抽出回路611,612が、要求元ノードの起動対象データを取得する。要求生成回路63が、決められた取得期間中に取得された起動対象データを合成することで起動要求データを生成する。起動判定回路612,622が、生成された起動要求データに従って、起動対象ノードを選定し、選定された起動対象ノードを、一つ以上のノードを含むグループ単位で、選択的に起動するウェイクアップ信号を送信する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の通信回線(71、81)を相互に接続する中継装置(1)と、
それぞれが、前記複数の通信回線のいずれかに接続され、相互に通信を行う複数のノード(72,82)と、
を備え、
前記複数のノードは、通常の動作状態であるウェイクアップ状態、少なくとも一部の機能が制限された低消費電力の動作状態であるスリープ状態を有し、前記スリープ状態にある前記ノードが、前記通信回線を介してウェイクアップ信号を受信すると、前記ウェイクアップ状態に遷移するように構成され、
前記複数のノードのうちの少なくとも一部は、あらかじめ設定された起動条件が成立した場合に前記ウェイクアップ信号を送信するように構成され、
前記中継装置は、前記通信回線を介して前記ウェイクアップ信号を受信した場合、要求元ノードの起動対象データを取得し、決められた取得期間中に取得された前記起動対象データを合成することで起動要求データを生成し、生成された前記起動要求データに従って、起動対象ノードを選定し、選定された前記起動対象ノードを指定して起動する前記ウェイクアップ信号を送信するように構成され、
前記要求元ノードは、前記ウェイクアップ信号の送信元となった前記ノードであり、
前記起動対象データは、前記ノード毎に設定され、前記ノードの起動時に一緒に起動させる必要がある前記ノードを示すデータであり、
前記起動対象ノードは、前記スリープ状態から前記ウェイクアップ状態への遷移を必要とする前記ノードである
車載ネットワークシステム。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車載ネットワークシステムであって、
前記中継装置を複数備え、
前記中継装置が多段接続された
車載ネットワークシステム。
【請求項3】
請求項1に記載の車載ネットワークシステムであって、
前記複数の通信回線は、CANプロトコル及びイーサネットプロトコルのうちいずれかを用いる前記通信回線を少なくとも含む
車載ネットワークシステム。
【請求項4】
請求項1に記載の車載ネットワークシステムであって、
外部装置との通信を行う無線機(9)を更に備え、
前記中継装置は、前記無線機を介して前記外部装置からの前記ウェイクアップ信号を受け付けつけるよう構成された、
車載ネットワークシステム。
【請求項5】
それぞれに1つ以上のノードが接続された複数の通信回線(71,81)を相互に接続する中継装置であって、
前記複数の通信回線のそれぞれに設けられ、前記通信回線を介した信号の送受信を行うように構成された複数の送受信回路(2,4)と、
前記複数の送受信回路のいずれかにて受信された通信フレームを他の前記送受信回路に転送するように構成された信号転送部(5)と、
前記送受信回路を介してウェイクアップ信号を受信した場合、要求元ノードの起動対象データを取得し、決められた取得期間中に取得された前記起動対象データを合成することで起動要求データを生成し、生成された前記起動要求データに従って、起動対象ノードを選定し、選定された前記起動対象ノードを指定して起動する前記ウェイクアップ信号を、前記送受信回路を介して送信するように構成されたウェイクアップ制御部(6)と、
を備え、
前記要求元ノードは、前記ウェイクアップ信号の送信元となった前記ノードであり、
前記起動対象データは、前記ノード毎に設定され、前記ノードの起動時に一緒に起動させる必要がある前記ノードを示すデータであり、
前記起動対象ノードは、スリープ状態からウェイクアップ状態への遷移を必要とする前記ノードであり
前記ウェイクアップ状態は、通常の動作状態であり、前記スリープ状態は、少なくとも一部の機能が制限された低消費電力の動作状態である
中継装置。
【請求項6】
請求項5に記載の中継装置であって、
前記信号転送部は、前記ウェイクアップ状態と前記スリープ状態とを有し、前記スリープ状態にあるときに前記送受信回路を介して前記ウェイクアップ信号を受信した場合に、前記スリープ状態から前記ウェイクアップ状態に遷移するように構成され、
前記ウェイクアップ制御部は、
前記信号転送部の動作に依存することなく前記ウェイクアップ信号を送信するように構成された
中継装置。
【請求項7】
請求項5に記載の中継装置であって、
前記ウェイクアップ制御部は、
前記複数のノードのそれぞれについて、前記ノードを識別するためのノード識別情報と、前記ノードについての前記起動対象データとを紐づけた起動情報テーブルを記憶するテーブル記憶部(64)と、
前記送受信回路にて前記ウェイクアップ信号が受信されると前記要求元ノードに対応づけられる前記起動対象データを、前記起動情報テーブルから抽出する対象抽出回路(611,621)と、
前記取得期間の間に、前記対象抽出回路にて抽出された前記起動対象データを合成することで、前記起動要求データを生成する要求生成回路(63)と、
前記ノードの前記起動対象データと前記起動要求データとを比較することで、前記ノードを前記起動対象ノードとするか否かを判定する起動判定回路(612,622)と、
を備える中継装置。
【請求項8】
請求項7に記載の中継装置であって、
前記ウェイクアップ制御部は、ハードウェアによって構成された
中継装置。
【請求項9】
請求項7に記載の中継装置であって、
前記起動対象データは、各ビットに起動グループが割り当てられ、当該起動対象データに対応づけられる前記ノードが前記起動グループに属する場合に論理1に設定される複数ビットのデータで構成され、
前記要求生成回路は、前記取得期間中に抽出された全ての前記起動対象データの論理和を求めることで、前記起動要求データを生成し、
前記起動判定回路は、前記起動要求データとの論理積を求めた結果が非ゼロとなる前記起動対象データに対応づけられる前記ノードを前記起動対象ノードとして選定するように構成された
中継装置。
【請求項10】
請求項7に記載の中継装置であって、
前記信号転送部は、前記通信回線を流れる通信フレームのデータ領域から前記起動対象データを抽出して、抽出された前記起動対象データをテーブル更新データとして前記ウェイクアップ制御部に出力するように構成され、
前記ウェイクアップ制御部は、
前記テーブル更新データを用いて、前記起動情報テーブルを更新するテーブル更新部(65)を更に備える
中継装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車載ネットワークシステムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
各ECUのウェイクアップ/スリープ状態を選択的に制御するパーシャルネットワーク技術が知られている。
下記特許文献1には、異なるネットワーク間のデータ送受信を中継する中継装置において、一方のネットワーク上のノードからウェイクアップ信号を受信すると、受信したウェイクアップ信号に含まれるデータに基づいて、他方のネットワークへのウェイクアップ信号の送信可否を決定する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-124480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、ネットワーク単位でのウェイクアップ信号の送信を想定しているため、同一ネットワーク上のノードはすべて起動してしまい、無駄な消費電力が発生してしまうという問題があった。
【0005】
また、中継装置では、ネットワーク間でのウェイクアップ信号の転送を、コンピュータの処理によって実現される中継機能を用いて実施する。このため、中継装置がスリープ状態にある場合、コンピュータの起動を待ってウェイクアップ信号の転送が行われることになるため、システム全体としての起動時間が長くなるという問題があった。
【0006】
本開示の1つの局面は、車載ネットワークシステムの消費電力及び起動時における遅延を抑制する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、車載ネットワークシステムであって、中継装置(1)と、複数のノード(72,82)と、を備える。中継装置は、複数の通信回線(71、81)を相互に接続する。
【0008】
ノードは、それぞれが、複数の通信回線のいずれかに接続され、相互に通信を行う。複数のノードは、通常の動作状態であるウェイクアップ状態、一部の機能が制限された低消費電力の動作状態であるスリープ状態を有し、スリープ状態にあるノードが、通信回線を介してウェイクアップ信号を受信すると、ウェイクアップ状態に遷移するように構成される。複数のノードのうちの少なくとも一部は、あらかじめ設定された起動条件が成立した場合にウェイクアップ信号を送信するように構成される。
【0009】
中継装置は、通信回線を介してウェイクアップ信号を受信した場合、要求元ノードの起動対象データを取得し、決められた取得期間中に取得された起動対象データを合成することで起動要求データを生成するように構成される。中継装置は、生成された起動要求データに従って、起動対象ノードを選定し、選定された起動対象ノードを指定して起動するウェイクアップ信号を送信するように構成される。
【0010】
要求元ノードは、ウェイクアップ信号の送信元となったノードである。起動対象データは、ノード毎に設定され、ノードの起動時に一緒に起動させる必要があるノードを示すデータである。起動対象ノードは、スリープ状態からウェイクアップ状態への遷移を必要とするノードである。
(【0011】以降は省略されています)
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