TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025085979
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023199717
出願日2023-11-27
発明の名称トンネル切羽発破後の浮遊粉じん除去方法
出願人戸田建設株式会社,株式会社マシノ
代理人個人
主分類E21F 5/02 20060101AFI20250530BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】トンネル切羽の発破により発生した空気中の浮遊粉じんを効果的に除去できるようにする。
【解決手段】トンネル坑内に帯電水粒子を噴霧することにより、トンネル切羽発破後の浮遊粉じんを除去する方法である。発破後に風管1からの送風を停止した状態で、切羽S方向に移動しながら、前記帯電水粒子をトンネル半径方向に噴霧する粉じん拡散防止モードを行った後、前記風管1からの送風を開始し、切羽S方向に移動しながら、前記帯電水粒子を前方向に噴霧する粉じん除去モードを行う。前記帯電水粒子の噴霧方向が切換可能な帯電水粒子噴霧装置2が搭載された車両3を移動させながら前記帯電水粒子を噴霧するか、前記帯電水粒子の噴霧方向が切換可能な帯電水粒子噴霧装置2を、トンネル軸方向に延びるレール21に沿って走行させながら前記帯電水粒子を噴霧する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トンネル坑内に帯電水粒子を噴霧することにより、トンネル切羽発破後の浮遊粉じんを除去する方法であって、
発破後に風管からの送風を停止した状態で、切羽方向に移動しながら、前記帯電水粒子をトンネル半径方向に噴霧する粉じん拡散防止モードを行った後、前記風管からの送風を開始し、切羽方向に移動しながら、前記帯電水粒子を前方向に噴霧する粉じん除去モードを行うことを特徴とするトンネル切羽発破後の浮遊粉じん除去方法。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記帯電水粒子の噴霧方向が切換可能な帯電水粒子噴霧装置が搭載された車両又はドローンを移動させながら前記帯電水粒子を噴霧する請求項1記載のトンネル切羽発破後の浮遊粉じん除去方法。
【請求項3】
前記帯電水粒子の噴霧方向が切換可能な帯電水粒子噴霧装置を、トンネル軸方向に延びるレールに沿って走行させながら前記帯電水粒子を噴霧する請求項1記載のトンネル切羽の発破後の浮遊粉じん除去方法。
【請求項4】
前記帯電水粒子噴霧装置は、吹出方向が調整可能なファンと、このファンの吹出口近傍に配置され、吹出気流に向けて前記帯電水粒子を噴出する噴霧ノズルとからなる請求項2、3いずれかに記載のトンネル切羽発破後の浮遊粉じん除去方法。
【請求項5】
前記帯電水粒子噴霧装置は、管体と、この管体の軸方向に間隔を空けて複数設けられた前記帯電水粒子を噴出する噴霧ノズルとからなる請求項2、3いずれかに記載のトンネル切羽発破後の浮遊粉じん除去方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル工事において切羽の発破により発生した空気中の浮遊粉じんを除去する方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
トンネル工事では、切羽の発破により大量の粉じんが発生し、トンネル坑内の空気中に浮遊する。
【0003】
このようなトンネル切羽の発破により発生する粉じんは、従来、図10に示されるように、風管50から送風し、風に乗って押し返された粉じんを切羽から離れた位置に設置した集じん機51によって集じんする方法によって除去されていた。そして、粉じん濃度が十分に低下するまで作業員が切羽から離れた位置で待機し、作業可能な粉じん濃度まで低下したことを確認した後に、ズリ出し作業などを開始する手順で行われていた。
【0004】
ところが、このような方法では、粉じん濃度が低下するまで時間がかかるため、作業時間の無駄が生じることや、集じん機の性能が想定よりも低かった場合、粉じんがトンネル坑内に拡散しやすくなることなどの欠点があった。
【0005】
一方、帯電水粒子をトンネル坑内の空気中に噴霧して帯電水粒子と粉じんとを互いに電気的に吸引させ、粉じんを帯電水粒子とともに落下させることによって空気中から除去する方法が知られている(例えば、下記特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-16965号公報
特開2018-204346号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
切羽掘削時における発破直後の粉じんの拡散状況は、切羽近傍では発破位置に集中して粉じん濃度が高く、切羽から離れるに従って徐々に拡散し、やがてトンネル断面全体にほぼ均一に広がるようになる。
【0008】
従来の帯電水粒子による浮遊粉じんの除去方法では、帯電水粒子の噴霧方向がほぼ一定であるため、粉じんの拡散状況に応じて効率的に除去できる構成にはなっていなかった。
【0009】
そこで本発明の主たる課題は、トンネル切羽の発破により発生した空気中の浮遊粉じんを効果的に除去できるトンネル切羽発破後の浮遊粉じん除去方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、トンネル坑内に帯電水粒子を噴霧することにより、トンネル切羽発破後の浮遊粉じんを除去する方法であって、
発破後に風管からの送風を停止した状態で、切羽方向に移動しながら、前記帯電水粒子をトンネル半径方向に噴霧する粉じん拡散防止モードを行った後、前記風管からの送風を開始し、切羽方向に移動しながら、前記帯電水粒子を前方向に噴霧する粉じん除去モードを行うことを特徴とするトンネル切羽発破後の浮遊粉じん除去方法が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

戸田建設株式会社
覆土材
2日前
戸田建設株式会社
緑化覆土材
2日前
戸田建設株式会社
支柱及び熱交換器埋設方法
12日前
戸田建設株式会社
打設現場におけるスランプの調整方法
20日前
戸田建設株式会社
トンネル切羽発破後の浮遊粉じん除去方法
2日前
戸田建設株式会社
切羽前方地山の評価方法及び切羽前方地山評価システム
10日前
株式会社奥村組
シールド掘進機
11日前
株式会社笠原建設
横孔形成方法
1か月前
株式会社奥村組
シールド掘進機
2か月前
日特建設株式会社
ボーリング装置
1か月前
個人
掘削機、及び、資源回収システム
1か月前
株式会社熊谷組
天井板撤去装置
1か月前
株式会社奥村組
泥土圧シールド掘進機
27日前
株式会社奥村組
テールシール試験装置
2か月前
株式会社ケー・エフ・シー
剥落防止構造
2か月前
日特建設株式会社
削孔方法及び削孔装置
2か月前
大阪瓦斯株式会社
牽引装置
24日前
株式会社金澤製作所
発進坑口のエントランス装置
11日前
株式会社大林組
インバート更新工法
2か月前
大阪瓦斯株式会社
切欠開裂治具
1か月前
大成建設株式会社
トンネルの褄部構造
2か月前
株式会社ケー・エフ・シー
防水シート探傷装置
3か月前
株式会社奥村組
電力線通信設備を用いた推進方法
3か月前
大成建設株式会社
トンネルとその施工方法
1か月前
大栄工機株式会社
トンネル防水工法
2か月前
鹿島建設株式会社
掘削方法
4か月前
株式会社神島組
小割用工具および小割方法
2か月前
古河ロックドリル株式会社
穿孔機械
2か月前
ニシオティーアンドエム株式会社
トンネル工事用作業装置
4か月前
株式会社奥村組
シールド掘進機の後胴部の収縮方法
2か月前
株式会社ケー・エフ・シー
モルタル注入管理システム
1か月前
株式会社大林組
作業空間の養生設備
23日前
三桜電気工業株式会社
地盤の掘削工法及び掘削システム
2か月前
鹿島建設株式会社
線状体敷設方法
4か月前
株式会社大林組
カッタビット
24日前
株式会社大林組
カッタビット
24日前
続きを見る