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公開番号2025086074
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023199882
出願日2023-11-27
発明の名称バイフューエル車両
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類F02D 29/02 20060101AFI20250530BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】再始動が頻発する状況においても、運転者に煩わしさを感じさせることを抑えることができるバイフューエル車両を提供すること。
【解決手段】各気筒の燃焼室内に噴射する燃料として、気体燃料のCNGと液体燃料のガソリンの2種の燃料から、一つが選択されて供給されるエンジン2が搭載され、予め設定された自動停止条件が成立するとエンジン2を停止させ、予め設定された再始動条件が成立するとエンジン2を再始動させるアイドリングストップ機能を制御するECU8を備え、ECU8は、所定の時間内に、エンジン2の自動停止と再始動が所定回数以上繰り返し実行されると予測される場合に、エンジン2の各気筒の燃焼室内に噴射する使用燃料として、ガソリンを選択する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1燃料と、前記第1燃料と比較して相対的に始動性能に優れる第2燃料と、を切り替えて運転可能な内燃機関を搭載するバイフューエル車両であって、
所定の自動停止条件が成立した場合に前記内燃機関を自動停止させ、所定の再始動条件が成立した場合に前記内燃機関を再始動させる制御部を備え、
前記制御部は、所定時間内に前記内燃機関の自動停止と再始動が所定回数以上繰り返し実行されると予測される場合、使用燃料を前記第2燃料に切り替えるバイフューエル車両。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記制御部は、所定のブレーキ判定時間内のブレーキペダル操作回数が、閾値以上である場合に、使用燃料を前記第2燃料に切り替える請求項1に記載のバイフューエル車両。
【請求項3】
自車両の前方車両の存在を検出する前方車両検出部を備え、
前記制御部は、前記前方車両検出部によって前方車両の存在が検出されている場合に、使用燃料を前記第2燃料に切り替える請求項2に記載のバイフューエル車両。
【請求項4】
前記第1燃料は圧縮天然ガスであり、前記第2燃料はガソリンである請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のバイフューエル車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バイフューエル車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
圧縮天然ガス(以下、「CNG」という)等の気体燃料と、ガソリン等の液体燃料と、を切り替えて使用可能なバイフューエル車両として、特許文献1に記載されているようなバイフューエル車両が知られている。また、特許文献1に記載のバイフューエル車両は、所定の自動停止条件が成立した場合に内燃機関を自動停止させ、所定の再始動条件が成立した場合に内燃機関を再始動させる、所謂アイドリングストップ機能を有する内燃機関が適用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7211015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、気体燃料は、液体燃料と比較して燃費やエミッションの面で優れている一方、一般的に気体燃料用のインジェクタから燃焼室までの経路が液体燃料用のインジェクタの経路より長いことや、気体燃料が液体燃料と比較して発火点が高いことから、気体燃料使用時の内燃機関の始動に要する時間は、液体燃料使用時の始動時間よりも長いという特性を有する。このような始動の遅れは、一度きりであればさほど気にはならないが、例えば渋滞路における前方車両の低速追従走行時等、内燃機関の自動停止と再始動が繰り返し行われるような状況では都度再始動の遅れが発生し、運転者に煩わしさを感じさせるおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、再始動が頻発する状況においても、運転者に煩わしさを感じさせることを抑えることができるバイフューエル車両を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため本発明は、第1燃料と、前記第1燃料と比較して相対的に始動性能に優れる第2燃料と、を切り替えて運転可能な内燃機関を搭載するバイフューエル車両であって、所定の自動停止条件が成立した場合に前記内燃機関を自動停止させ、所定の再始動条件が成立した場合に前記内燃機関を再始動させる制御部を備え、前記制御部は、所定時間内に前記内燃機関の自動停止と再始動が所定回数以上繰り返し実行されると予測される場合、使用燃料を前記第2燃料に切り替えるものである。
【発明の効果】
【0007】
このように、本発明によれば、再始動が頻発する状況においても、運転者に煩わしさを感じさせることを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係るバイフューエル車両の概略構成図である。
図2は、本発明の一実施例に係るバイフューエル車両のECUによる使用燃料切替制御処理の手順を示すフローチャートである。
図3は、本発明の一実施例に係るバイフューエル車両のECUによる使用燃料切替フラグ成立処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係るバイフューエル車両は、第1燃料と、第1燃料と比較して相対的に始動性能に優れる第2燃料と、を切り替えて運転可能な内燃機関を搭載するバイフューエル車両であって、所定の自動停止条件が成立した場合に内燃機関を自動停止させ、所定の再始動条件が成立した場合に内燃機関を再始動させる制御部を備え、制御部は、所定時間内に内燃機関の自動停止と再始動が所定回数以上繰り返し実行されると予測される場合、使用燃料を第2燃料に切り替えるよう構成されている。
【0010】
これにより、本発明の一実施の形態に係るバイフューエル車両は、再始動が頻発する状況においても、運転者に煩わしさを感じさせることを抑えることができる。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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