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公開番号2025086085
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023199899
出願日2023-11-27
発明の名称提案支援システム、提案支援方法、および提案支援プログラム
出願人株式会社日立製作所
代理人藤央弁理士法人
主分類G06Q 30/0201 20230101AFI20250530BHJP(計算;計数)
要約【課題】発想の提案支援の効率化を図ること。
【解決手段】提案支援システムは、第1分野に関する第1情報源および第1分野とは異なる第2分野に関する第2情報源のうち少なくとも一方の情報源において第1分野名を含む第1文章群内の第1単語群の各第1単語をノードとし2つの第1単語の共起関係をノード間を接続するリンクとする共起ネットワークの中から特定の第1単語を取得し、少なくとも一方の情報源のうち、第2分野名および特定の第1単語を含む第2文章群の中から、特定の第一単語に関連する第2分野の企業名を抽出し、第2文章群内の第2単語群の中の特定の第1単語と共起する特定の第2単語に関する出現情報に基づいて、特定の第1単語、特定の第2単語、および第2分野の企業名を関連付け、分析結果を表示可能に出力する出力処理と、を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する提案支援システムであって、
前記プロセッサは、
第１分野に関する第１情報源および前記第１分野とは異なる第２分野に関する第２情報源のうち少なくとも一方の情報源において第１分野名を含む第１文章群内の第１単語群の各第１単語をノードとし２つの第１単語の共起関係を前記ノード間を接続するリンクとする共起ネットワークの中から特定の第１単語を取得する取得処理と、
前記少なくとも一方の情報源のうち、第２分野名および前記取得処理によって取得された特定の第１単語を含む第２文章群の中から、前記特定の第一単語に関連する前記第２分野の企業名を抽出する抽出処理と、
前記第２文章群内の第２単語群の中の前記特定の第１単語と共起する特定の第２単語に関する出現情報に基づいて、前記特定の第１単語、前記特定の第２単語、および前記抽出処理によって抽出された前記第２分野の企業名を関連付ける分析処理と、
前記分析処理による分析結果を表示可能に出力する出力処理と、
を実行することを特徴とする提案支援システム。
続きを表示（約 2,000 文字）【請求項２】
請求項１に記載の提案支援システムであって、
前記プロセッサは、
前記第１文章群に基づいて前記共起ネットワークを生成する生成処理を実行し、
前記取得処理では、前記プロセッサは、前記生成処理によって生成された前記共起ネットワークの中から前記特定の第１単語を取得する、
ことを特徴とする提案支援システム。
【請求項３】
請求項１に記載の提案支援システムであって、
前記分析処理では、前記プロセッサは、前記出現情報として、前記第２文章群における前記特定の第１単語と前記特定の第２単語との共起確率を算出し、前記共起確率に基づいて、前記特定の第１単語、前記特定の第２単語、および前記第２分野の企業名を関連付ける、
ことを特徴とする提案支援システム。
【請求項４】
請求項１に記載の提案支援システムであって、
前記分析処理では、前記プロセッサは、前記出現情報として、前記第２文章群における前記特定の第２単語の出現数を算出し、前記出現数に基づいて、前記特定の第１単語、前記特定の第２単語、および前記第２分野の企業名を関連付ける、
ことを特徴とする提案支援システム。
【請求項５】
請求項１に記載の提案支援システムであって、
前記分析処理では、前記プロセッサは、前記出現情報として、前記第２文章群において前記第２分野の前記特定の第一単語に関連する企業数を算出し、前記第２分野の企業数に基づいて、前記特定の第１単語、前記特定の第２単語、および前記第２分野の企業名を関連付ける、
ことを特徴とする提案支援システム。
【請求項６】
請求項１に記載の提案支援システムであって、
前記出力処理では、前記プロセッサは、前記第１分野名と、前記第２分野名と、前記出現情報と、を出力するとともに、前記特定の第１単語、前記特定の第２単語、および前記第２分野の企業名を接続した接続情報を表示可能に出力する、
ことを特徴とする提案支援システム。
【請求項７】
請求項３に記載の提案支援システムであって、
前記出力処理では、前記プロセッサは、前記第１分野名と、前記第２分野名と、前記出現情報である前記共起確率と、を出力するとともに、前記共起確率に基づいて接続された前記特定の第１単語、前記特定の第２単語の組み合わせおよび前記第２分野の企業名を示すグラフを表示可能に出力する、
ことを特徴とする提案支援システム。
【請求項８】
請求項４に記載の提案支援システムであって、
前記出力処理では、前記プロセッサは、前記第１分野名と、前記第２分野名と、前記出現情報である前記出現数と、を出力するとともに、前記出現数に基づいて接続された前記特定の第１単語、前記特定の第２単語の組み合わせおよび前記第２分野の企業名を示すグラフを表示可能に出力する、
ことを特徴とする提案支援システム。
【請求項９】
請求項５に記載の提案支援システムであって、
前記出力処理では、前記プロセッサは、前記第１分野名と、前記第２分野名と、前記出現情報である前記第２分野の企業数と、を出力するとともに、前記第２分野の企業数に基づいて接続された前記特定の第１単語、前記特定の第２単語の組み合わせおよび前記第２分野の企業名を示すグラフを表示可能に出力する、
ことを特徴とする提案支援システム。
【請求項１０】
プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する提案支援システムが実行する提案支援方法であって、
前記プロセッサは、
第１分野に関する第１情報源および前記第１分野とは異なる第２分野に関する第２情報源のうち少なくとも一方の情報源において第１分野名を含む第１文章群内の第１単語群の各第１単語をノードとし２つの第１単語の共起関係を前記ノード間を接続するリンクとする共起ネットワークの中から特定の第１単語を取得する取得処理と、
前記少なくとも一方の情報源のうち、第２分野名および前記取得処理によって取得された特定の第１単語を含む第２文章群の中から、前記第２分野の企業名を抽出する抽出処理と、
前記第２文章群内の第２単語群の中の前記特定の第１単語と共起する特定の第２単語に関する出現情報に基づいて、前記特定の第１単語、前記特定の第２単語、および前記抽出処理によって抽出された前記第２分野の企業名を関連付ける分析処理と、
前記分析処理による分析結果を表示可能に出力する出力処理と、
を実行することを特徴とする提案支援方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、提案を支援する提案支援システム、提案支援方法、および提案支援プログラムに関する。
続きを表示（約 2,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、営業戦略的に意味のあるまとまりで顧客を分類し、有望な顧客を予測する有望顧客予測装置を開示する。この有望顧客予測装置は、顧客情報記憶手段に、公開された企業情報である顧客企業情報だけでなく、営業担当者が営業活動を通じて顧客との接点から個別に入手した営業活動情報を含む情報を格納し、有望顧客群抽出手段が顧客情報記憶手段に格納された情報に基づいて顧客をクラスターに分類し、正解顧客モデル定義手段に入力された正解顧客モデルに該当する顧客が多いクラスターを有望なクラスターとして抽出し、有望顧客特定手段が各顧客について、正解顧客モデルに近い度合いを数値化して顧客それぞれにスコアを付与し、結果出力手段がクラスター毎にスコアの高い順に顧客を表示するとともに、有望なクラスターを示す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開2017-027486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
社会課題のような単一企業または単一案件では閉じない価値創出が世の中に求められる中、企業のニーズが多様化し、かつ、社会課題の解決を通して社会や地球への貢献が企業の事業継続を考えるうえで、産業や金融といった分野横断（クロスドメイン）で、営業活動情報や他企業内情報を掛け合わせ、各分野や企業での関心事を繋いで、営業提案における価値を高めた形で新たな提案先を示唆することが必須となってきた。従って、Ｂ２Ｂ営業もそこに応える新たな提案発想が必要となっている。
【０００５】
一方、社会や地球の課題解決においては、単独分野で閉じて解けるケースが少なく、または規模が小さく、現事業から他分野に領域を広げて、あるいは既存分野を掛け合わせた、複数の分野にまたがる価値を設計して提案する必要があるが、組織的な発想は難しい。そのため、営業によっては発想が困難であったり、情報を全探索する場合には時間がかかったりしてしまう課題がある。
【０００６】
本発明は、発想の提案支援の効率化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本願において開示される発明の一側面となる提案支援システムは、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する提案支援システムであって、前記プロセッサは、第１分野に関する第１情報源および前記第１分野とは異なる第２分野に関する第２情報源のうち少なくとも一方の情報源において第１分野名を含む第１文章群内の第１単語群の各第１単語をノードとし２つの第１単語の共起関係を前記ノード間を接続するリンクとする共起ネットワークの中から特定の第１単語を取得する取得処理と、前記少なくとも一方の情報源のうち、第２分野名および前記取得処理によって取得された特定の第１単語を含む第２文章群の中から、前記特定の第一単語に関連する前記第２分野の企業名を抽出する抽出処理と、前記第２文章群内の第２単語群の中の前記特定の第１単語と共起する特定の第２単語に関する出現情報に基づいて、前記特定の第１単語、前記特定の第２単語、および前記抽出処理によって抽出された前記第２分野の企業名を関連付ける分析処理と、前記分析処理による分析結果を表示可能に出力する出力処理と、を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明の代表的な実施の形態によれば、発想の提案支援の効率化を図ることことができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、ネットワークシステムのシステム構成例を示す説明図である。
図２は、提案支援システムのハードウェア構成例を示すブロック図である。
図３は、自企業ＤＢの一例を示す説明図である。
図４は、企業情報ＤＢの一例を示す説明図である。
図５は、クロスドメイン提案支援処理手順例を示すフローチャートである。
図６は、共起ネットワーク生成処理（ステップＳ５０１）の詳細な処理手順例を示すフローチャートである。
図７は、クローリング情報ＤＢの一例を示す説明図である。
図８は、共起確率テーブルの一例を示す説明図である。
図９は、単語出現数テーブルの一例を示す説明図である。
図１０は、共起ネットワークテーブルの一例を示す説明図である。
図１１は、共起ネットワークの一例を示す説明図である。
図１２は、第２分野の注目ワード着目企業名抽出処理（ステップＳ５０４）の詳細な処理手順例を示すフローチャートである。
図１３は、第２クローリング結果の格納例を示す説明図である。
図１４は、着目ワード分析処理（ステップＳ５０５）の詳細な処理手順例を示すフローチャートである。
図１５は、共起確率分析テーブルの一例を示す説明図である。
図１６は、出現数分析テーブルの一例を示す説明図である。
図１７は、着目企業数分析テーブルの一例を示す説明図である。
図１８は、分析結果表示画面例１を示す説明図である。
図１９は、分析結果表示画面例２を示す説明図である。
図２０は、分析結果表示画面例３を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
＜図１ネットワークシステム＞
図１は、ネットワークシステムのシステム構成例を示す説明図である。ネットワークシステム１００は、ネットワークシステム１００は、提案支援システム１０１と、端末１０２と、を有する。提案支援システム１０１および端末１０２は、インターネット、ＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）、ＷＡＮ（ＷｉｄｅＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）などのネットワーク１０５を介して通信可能に接続される。
（【００１１】以降は省略されています）

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