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公開番号
2025086097
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023199913
出願日
2023-11-27
発明の名称
pH向上剤
出願人
共同印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C02F
1/66 20230101AFI20250530BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】水中への金属イオンの溶出が低減されており、水のpH向上がゆっくりと進行するpH向上剤を提供すること。
【解決手段】Ln
2x
Fe
2(1-x)
O
3
(式中、Lnは、ランタン、プラセオジム、ネオジム、及びイットリウムからなる群より選択される希土類元素であり、xは、0.55以上1.00未満の数である。)で表される組成を有する、pH向上剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1):
Ln
2x
Fe
2(1-x)
O
3
(1)
(式(1)中、Lnは、ランタン、プラセオジム、ネオジム、及びイットリウムからなる群より選択される希土類元素であり、xは、0.55以上1.00未満の数である。)
で表される組成を有する、pH向上剤。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記式(1)中のLnがランタンである、請求項1に記載のpH向上剤。
【請求項3】
前記式(1)中のxが0.65以上0.85以下の数である、請求項1に記載のpH向上剤。
【請求項4】
前記式(1)中のxが0.65以上0.85以下の数である、請求項2に記載のpH向上剤。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載のpH向上剤を含む、pH向上物品。
【請求項6】
基材と、前記基材上の塗膜とを含み、
前記塗膜が、前記pH向上剤を含む、
請求項5に記載のpH向上物品。
【請求項7】
前記塗膜が、前記pH向上剤及び樹脂を含む、請求項6に記載のpH向上物品。
【請求項8】
前記樹脂が、アクリル樹脂、アクリルシリコーン樹脂、シリコーン樹脂、アミノアルキド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、及びフッ素樹脂から選択される1種又は2種以上である、請求項7に記載のpH向上物品。
【請求項9】
請求項1~4のいずれか一項に記載のpH向上剤、樹脂、及び溶媒を含む、pH向上塗料。
【請求項10】
前記樹脂が、アクリル樹脂、アクリルシリコーン樹脂、シリコーン樹脂、アミノアルキド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、及びフッ素樹脂から選択される1種又は2種以上である、請求項9に記載のpH向上塗料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、pH向上剤に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自動車、工場等から排出される硫黄酸化物、窒素酸化物等の酸性物質が雨に溶け込んで、酸性雨となって地表に降ることが知られている。
【0003】
酸性雨が海、河川、又は湖沼に振り込んで、海水等が酸性化されると、水棲プランクトン、水棲昆虫、貝類、水中の植物等が減少し、これらを捕食する魚、鳥、獣等も減少する。また、海水等は、地表の土に浸透するから、陸棲の生物にも影響し得る。
【0004】
特に、海は生態系の循環が激しいので、海の一部が酸性化されると、近隣の生態系全体が損なわれることがある。
【0005】
一方、熱帯魚の飼育水槽では、飼育水が汚れると水のpHが酸性側に変化することがある。これは、熱帯魚のフン、餌の食べ残し等から発生するアンモニアを、飼育水中のバクテリアが分解する過程で生ずる硝酸塩によるものと考えられている。
【0006】
酸性化した水のpHを向上して所望のpHに調整するために、pH向上剤を使用することが知られている。例えば、特許文献1には、炭酸カルシウム及び水酸化マグネシウムを含む繊維状粒子の凝集物を、酸性水の中和剤として用いることが提案されている。
【0007】
一方、船舶、護岸、漁網等の分野では、藻の発生を防止する必要がある。このような目的のために、特許文献2では、特定の組成を有する希土類フェライトに防藻効果があることが報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2018-153712号公報
国際公開第2021/193644号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1に記載されたような、炭酸カルシウムを含む中和剤は、炭酸カルシウムが水と反応したときに生じる水酸化物イオンによって、水のpHが向上される。この技術によると、水への溶解度が低い成分を使用するため、数十分の時間をかけて中和反応がゆっくりと進行する。そのため、周囲環境に対する急激なストレスの印加を回避しつつ水のpHを向上することができる。
【0010】
しかし、炭酸カルシウムが水と反応すると、水酸化物イオンとともに二酸化炭素が生成し、これが水に溶解して水素イオンが発生する。そのため、炭酸カルシウムを含む中和剤の中和効果には限界がある。
CaCO
3
+H
2
O→Ca
2+
+CO
2
+2OH
-
CO
2
+H
2
O→HCO
3
-
+H
+
(【0011】以降は省略されています)
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