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公開番号
2025070214
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180367
出願日
2023-10-19
発明の名称
ロール製品の包装箱および包装体
出願人
東洋アルミエコープロダクツ株式会社
,
共同印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
5/72 20060101AFI20250424BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ロール製品の包装体について、ロール製品からシート体を引き出す際に、包装箱の本体の正面板がたわむのを防止し、シート体の切断不良を抑制すること。
【解決手段】包装箱20の本体21の正面板21bに複数のエンボス加工部23を設ける。エンボス加工により正面板21bにリブ状の凹凸が形成されるため、その強度が向上する。正面板21bの素材が加工時に圧縮される場合には、その剛性、強度が一層向上する。シート体11が正面板21bに擦れるなどして正面板21bに荷重がかかっても、たわみ変形しにくく、蓋22を閉じようとする際に、蓋22と正面板21bが干渉してうまく閉じられなかったり、蓋22の刃板22bと正面板21bとを摺接しにくかったりといった事態が防止される。エンボス加工を施すだけなので、正面板21bに補強板やリブ等を後付けする場合などと比較して、手間がかからず、材料コストも抑えることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シート体を巻き回してなるロール製品と、
前記ロール製品を収納する包装箱と、を備え、
前記包装箱は、
底面板、前記底面板の前縁および後縁にそれぞれ立ち上がる向きに連設された正面板および背面板、前記底面板の左右縁にそれぞれ立ち上がる向きに連設された右側面板および左側面板からなり、かつ天面が開口し、前記ロール製品の軸心が左右方向と一致するように前記ロール製品を収納する本体と、
天面板、天面板の前縁に垂下する向きに連設された刃板とからなり、前記天面板の後縁が前記包装箱本体の背面板の上縁に連設され、全体を回動させることで、前記包装箱本体の開口を開閉可能であり、開口の閉鎖時に前記刃板を前記包装箱本体の正面板に摺接させることで、前記ロール製品から前記包装箱本体の開口を通じて正面側に引き出した前記シート体をカットすることが可能な蓋と、を有し、
前記包装箱の本体の正面板には、
左右方向に並列する複数のエンボス加工部が設けられている、ロール製品の包装体。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記複数のエンボス加工部は、それぞれ前記正面板の上下方向に延びている請求項1に記載のロール製品の包装体。
【請求項3】
前記複数のエンボス加工部は、それぞれ前記正面板の裏面に向けて凸である請求項1または2に記載のロール製品の包装体。
【請求項4】
前記複数のエンボス加工部は、それぞれ上下方向の長さが6mmから25mm、左右方向の幅が2mmから30mmの範囲内であり、前記正面板の左右方向の全域に等間隔で配置されている請求項2に記載のロール製品の包装体。
【請求項5】
前記複数のエンボス加工部は、前記開口の閉鎖時に前記正面板の前記刃板が重なり合う箇所のみに設けられている請求項1または2に記載のロール製品の包装体。
【請求項6】
前記ロール製品は、シート体の外端部が前記包装箱本体の下側から上側に向けて引き出される巻きの方向となるように、前記包装箱の本体に収納されている、請求項1または2に記載のロール製品の包装体。
【請求項7】
前記本体の正面板は、前記シート体を引き出す際の正面板のたわみ量(mm)÷前記シート体を引き出す前の本体の開口幅(mm)×100で算出されるたわみ率が12%以下である、請求項1または2に記載のロール製品の包装体。
【請求項8】
シート体を巻き回してなるロール製品を収納する包装箱であり、
底面板、前記底面板の前縁および後縁にそれぞれ立ち上がる向きに連設された正面板および背面板、前記底面板の左右縁にそれぞれ立ち上がる向きに連設された右側面板および左側面板からなり、かつ天面が開口し、前記ロール製品の軸心が左右方向と一致するように前記ロール製品を収納する本体と、
天面板、天面板の前縁に垂下する向きに連設された刃板とからなり、前記天面板の後縁が前記包装箱本体の背面板の上縁に連設され、全体を回動させることで、前記包装箱本体の開口を開閉可能であり、開口の閉鎖時に前記刃板を前記包装箱本体の正面板に摺接させることで、前記ロール製品から前記包装箱本体の開口を通じて正面側に引き出した前記シート体をカットすることが可能な蓋と、を有し、
前記本体の正面板には、
左右方向に並列する複数のエンボス加工部が設けられている包装箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アルミホイル、ラップフィルム、クッキングシートなどのシート体を巻き回してなるロール製品を収納するための包装箱、およびそのロール製品を包装箱に収納してなるロール製品の包装体に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
アルミホイルやラップフィルムなどのシート体を巻き回してなるロール製品が汎用されている。この種のロール製品は、直方体状で左右方向に細長い包装箱に収納された包装体の状態で、流通、陳列等に供される。
特許文献1のように、かかる包装箱は、上方に開口する本体と、本体の背面板に回動可能に連設されることで本体の開口を開閉する蓋からなり、ロール製品は、その軸心が本体の左右方向と一致した状態でその本体に収納されている。
【0003】
ここで、包装箱の蓋は、シート体を所定長さに切り取るためのカッタを兼ねている。すなわち、シート体を使用する際には、本体の開口を通じてロール製品から所定長さ引き出し、蓋を回動させその先端に設けられた刃を本体の正面板に摺接させることで、シート体は本体と蓋とで上下から挟み込まれると同時に、刃によって切断される。
切り取られたシート体は、食品の包装などの各種用途に供される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-030634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、包装箱に印刷された使用説明等では、シート体の引き出し方向を、上向きなどに特定するものも存在するが、家庭での使用実態としては、シート体を引き出す際には、正面(水平)に向けて引き出すことが圧倒的に多い。
しかしながら、このように正面に向けてシート体を引き出すと、包装箱の本体の正面板に干渉しやすい。より詳しくは、シート体が、本体の正面板の上縁に擦れるなどして、正面板にシート体の引き出し方向に沿った荷重がかかり、その正面板が本来の位置から、外方に膨らむようなたわみ変形をしてしまうことがある。
【0006】
こうして、本体の正面板が変形してしまうと、蓋を閉じようとする際に、その正面板と蓋とが干渉して、閉じることができなかったり、あるいは、蓋を閉じること自体はできても、変形した正面板に、蓋の刃をうまく摺接させることができなかったりする。
したがって、シート体が意図しない位置で裂けるなどの切断不良が生じ、所望の長さにカットすることができない問題がある。
【0007】
そこで本発明の解決すべき課題は、ロール製品の包装体および包装箱について、ロール製品からシート体を引き出す際に、包装箱の本体の正面板がたわむのを防止し、シート体の切断不良を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するため、発明にかかるロール製品の包装体を、シート体を巻き回してなるロール製品と、前記ロール製品を収納する包装箱と、を備え、前記包装箱は、底面板、前記底面板の前縁および後縁にそれぞれ立ち上がる向きに連設された正面板および背面板、前記底面板の左右縁にそれぞれ立ち上がる向きに連設された右側面板および左側面板からなり、かつ天面が開口し、前記ロール製品の軸心が左右方向と一致するように前記ロール製品を収納する本体と、天面板、天面板の前縁に垂下する向きに連設された刃板とからなり、前記天面板の後縁が前記包装箱本体の背面板の上縁に連設され、全体を回動させることで、前記包装箱本体の開口を開閉可能であり、開口の閉鎖時に前記刃板を前記包装箱本体の正面板に摺接させることで、前記ロール製品から前記包装箱本体の開口を通じて正面側に引き出した前記シート体をカットすることが可能な蓋と、を有し、前記包装箱の本体の正面板には、左右方向に並列する複数のエンボス加工部が設けられている構成としたのである。
【0009】
このように構成すると、エンボス加工により正面板にリブ状の凹凸が形成されるため、その強度が向上する。これに加えて、包装箱の素材が紙などからなる場合には、その素材が加工時に圧縮されることで、正面板の剛性、強度が一層向上する。
このため、シート体が正面板に擦れるなどして正面板に荷重がかかっても、正面板はたわみ変形しにくく、蓋を閉じようとする際に、蓋と正面板が干渉してうまく閉じられなかったり、蓋の刃板と正面板とを摺接しにくかったりといった事態が防止される。
正面板にエンボス加工を施すだけなので、正面板に補強板やリブ等を後付けする場合などと比較して、手間がかからず、材料コストも抑えることができる。
【0010】
発明にかかるロール製品の包装体において、前記複数のエンボス加工部は、それぞれ前記正面板の上下方向に延びている構成を採用することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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