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公開番号
2025086493
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023200497
出願日
2023-11-28
発明の名称
半導体発光装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H10H
20/824 20250101AFI20250602BHJP()
要約
【課題】短波赤外光の出力を増加させることができる半導体発光装置を提供する。
【解決手段】半導体発光装置1は、InP基板10と、InP基板10によって支持されている半導体発光積層体20とを備える。半導体発光積層体20は、短波赤外光を発光し得る半導体発光層26を含む。半導体発光層26は、井戸層28と障壁層27とを含む多重量子井戸構造を有している。井戸層28は、InGaAsまたはInGaAsPで形成されている。障壁層27は、(In
y
(Al
x
Ga
1-x
)
1-y
)Asで形成されている。xは0より大きくかつ1以下であり、yは0より大きく1以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
InP基板と、
前記InP基板によって支持されている半導体発光積層体とを備え、
前記半導体発光積層体は、短波赤外光を発光し得る半導体発光層を含み、
前記半導体発光層は、井戸層と障壁層とを含む多重量子井戸構造を有しており、
前記井戸層は、InGaAsまたはInGaAsPで形成されており、
前記障壁層は、(In
y
(Al
x
Ga
1-x
)
1-y
)Asで形成されており、xは0より大きくかつ1以下であり、yは0より大きく1以下である、半導体発光装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記xは、0.6以上でありかつ1以下である、請求項1に記載の半導体発光装置。
【請求項3】
前記半導体発光積層体は、p型コンタクト層をさらに含み、
前記p型コンタクト層は、前記半導体発光積層体のうち前記InP基板の最も近くに配置されており、かつ、p型AlGaAs層またはp型GaAs層である、請求項1または請求項2に記載の半導体発光装置。
【請求項4】
前記半導体発光積層体上に配置されているカソード電極をさらに備え、
前記カソード電極は、パッド電極を含み、
前記半導体発光積層体と前記InP基板との積層方向からの平面視において、前記パッド電極は、前記半導体発光積層体の中心に重なっていない、請求項1または請求項2に記載の半導体発光装置。
【請求項5】
前記InP基板と前記半導体発光積層体との間に配置されている電流狭窄層をさらに備え、
前記電流狭窄層は、絶縁層と、複数の導電部とを含み、
前記複数の導電部は、前記絶縁層中に配置されており、かつ、前記半導体発光積層体に導通しており、
前記カソード電極は、前記パッド電極に接続されており、かつ、前記平面視において前記半導体発光積層体の外縁に沿って延在する外側枝状電極を含み、
前記平面視において、前記パッド電極は、前記半導体発光積層体の前記中心に対して第1方向にずれて配置されており、
前記平面視において、前記複数の導電部は、前記外側枝状電極に対して前記第1方向とは反対の第2方向の側にのみ配置されている、請求項4に記載の半導体発光装置。
【請求項6】
前記外側枝状電極は、前記第1方向における前記パッド電極の中央部に接続されている、請求項5に記載の半導体発光装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体発光装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2020-65041号公報(特許文献1)は、半導体発光装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-65041号公報[概要]
【0004】
本開示の目的は、短波赤外光の出力を増加させることができる半導体発光装置を提供することある。
【0005】
本開示の半導体発光装置は、InP基板と、InP基板によって支持されている半導体発光積層体とを備える。半導体発光積層体は、短波赤外光を発光し得る半導体発光層を含む。半導体発光層は、井戸層と障壁層とを含む多重量子井戸構造を有している。井戸層は、InGaAsまたはInGaAsPで形成されている。障壁層は、(In
y
(Al
x
Ga
1-x
)
1-y
)Asで形成されている。xは0より大きくかつ1以下であり、yは0より大きく1以下である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施の形態の半導体発光装置の概略平面図である。
図2は、実施の形態の半導体発光装置の、図1に示される断面線II-IIにおける概略断面図である。
図3は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法の一工程を示す概略断面図である。
図4は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図3に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図5は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図4に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図6は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図5に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図7は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図6に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図8は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図7に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図9は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図8に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図10は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図9に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図11は、実施の形態の半導体発光装置の製造方法における、図10に示される工程の次工程を示す概略部分拡大断面図である。
図12は、実施の形態の半導体発光装置のサンプルの短波赤外光の出力と比較例の半導体発光装置のサンプルの短波赤外光の出力とを表すグラフを示す図である。
図13は、実施の形態の半導体発光装置のサンプルの半導体発光層の断面SEM写真を示す図である。
図14は、比較例の半導体発光装置のサンプルの半導体発光層の断面SEM写真を示す図である。
図15は、実施の形態の半導体発光装置のサンプルの順方向電圧と比較例の半導体発光装置のサンプルの順方向電圧とを表すグラフを示す図である。
図16は、実施の形態の第1変形例の半導体発光装置の概略平面図である。
図17は、実施の形態の第2変形例の半導体発光装置の概略平面図である。
図18は、実施の形態の第3変形例の半導体発光装置の概略平面図である。
図19は、実施の形態の第4変形例の半導体発光装置の概略平面図である。
図20は、実施の形態の半導体発光装置のサンプルの短波赤外光の規格化出力を表すグラフを示す図である。[詳細な説明]
【0007】
図面に基づいて本開示の実施の形態の詳細について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。以下に記載する実施の形態の少なくとも一部の構成を任意に組み合わせてもよい。
【0008】
図1及び図2を参照して、実施の形態の半導体発光装置1を説明する。半導体発光装置1は、例えば、発光ダイオード(LED)である。半導体発光装置1は、InP基板10と、アノード電極13と、反射層14と、電流狭窄層15と、半導体発光積層体20と、カソード電極37とを備える。
【0009】
InP基板10は、主面11と、主面11とは反対の主面12とを含む。主面11,12は、各々、x方向と、x方向に垂直なy方向とに延在している。主面11と主面12とは、z方向において互いに離間されている。z方向は、x方向及びy方向に垂直であるとともに、InP基板10の厚さ方向である。InP基板10は、例えば、p型InP基板である。
【0010】
反射層14は、InP基板10の主面11上に配置されている。反射層14は、半導体発光積層体20から放射された短波赤外光を反射する。反射層14の厚さは、例えば、0.1μm以上3.0μm以下である。反射層14は、例えば、AuまたはAuを含む合金で形成されている。反射層14は、Au層の単層であってもよいし、Au合金層の単層であってもよいし、Au層と他の金属層との積層体であってもよし、Au合金層と他の金属層との積層体であってもよい。反射層14が積層体である場合、反射層14のうち半導体発光積層体20に近位する最表面は、Au層またはAu合金層(例えば、金ベリリウムニッケル(AuBeNi)合金等)で形成されていることが好ましい。反射層14が積層体である場合、反射層14は、例えば、(電流狭窄層15側)Au/Ti(InP基板10側)の積層体である。
(【0011】以降は省略されています)
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