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公開番号
2025085376
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199211
出願日
2023-11-24
発明の名称
発光装置
出願人
日亜化学工業株式会社
代理人
弁理士法人iX
主分類
H10H
20/85 20250101AFI20250529BHJP()
要約
【課題】高い放熱性と反りの抑制を両立可能な発光装置を提供する。
【解決手段】発光装置は、第1基板と、前記第1基板上に配置され、上面視において第1方向に長い形状であり、熱膨張率が前記第1基板の熱膨張率とは異なる第2基板と、前記第2基板上に配置された複数の発光素子と、前記第2基板を前記第1基板に接合する接合部材と、を備える。前記接合部材は、前記第1方向における長さが前記第1方向と直交する第2方向における長さ以下である第1部分と、前記第1方向において、前記第1部分の両側に配置され、ヤング率が前記第1部分のヤング率よりも低く、熱伝導率が前記第1部分の熱伝導率よりも低い第2部分と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1基板と、
前記第1基板上に配置され、上面視において第1方向に長い形状であり、熱膨張率が前記第1基板の熱膨張率とは異なる第2基板と、
前記第2基板上に配置された複数の発光素子と、
前記第2基板を前記第1基板に接合する接合部材と、
を備え、
前記接合部材は、
前記第1方向における長さが前記第1方向と直交する第2方向における長さ以下である第1部分と、
前記第1方向において、前記第1部分の両側に配置され、ヤング率が前記第1部分のヤング率よりも低く、熱伝導率が前記第1部分の熱伝導率よりも低い第2部分と、
を有する発光装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
上面視において、前記第1部分と前記第2部分の境界は、前記第1部分の前記第1方向における両側に凸をなす曲線である請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記第1部分と前記第2部分との間に配置された区画部材をさらに備えた請求項1に記載の発光装置。
【請求項4】
前記区画部材は枠状であり、
上面視で、前記区画部材の一部は前記第2基板からはみ出している請求項3に記載の発光装置。
【請求項5】
上面視で、前記第1部分の一部と前記第2部分の一部が重なっている請求項1に記載の発光装置。
【請求項6】
前記第1基板は上面側に凸部を有し、
前記凸部は前記第1部分と前記第2部分の間に配置された請求項1に記載の発光装置。
【請求項7】
前記第1基板は上面側に溝を有し、
上面視で、前記第1部分と前記第2部分の境界は前記溝と重なっている請求項1に記載の発光装置。
【請求項8】
前記第1基板は上面側に凹部を有し、
上面視で、前記第1部分は前記凹部内に位置する請求項1に記載の発光装置。
【請求項9】
前記第2基板は、
半導体部分と、
前記半導体部分の下面側に配置された金属層と、
を有し、
前記第1部分は前記金属層に接し、
前記第2部分は前記半導体部分に接する請求項1に記載の発光装置。
【請求項10】
前記第1基板は金属を含み、
前記第2基板は半導体を含む請求項1~9のいずれか1つに記載の発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、発光装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
実装基板上に回路基板を配置し、回路基板上に多数の発光素子を配置した発光装置が開発されている。多数の発光素子を高輝度で発光させると多量の熱を発生するため、発光装置には高い放熱性が要求される。一方、一般に実装基板と回路基板は熱膨張率が異なるため、発光装置の製造時における加熱処理に起因して、発光装置に反りが発生する場合がある。反りが発生すると、発光装置の光学的な精度が低下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-027116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、高い放熱性と反りの抑制を両立可能な発光装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る発光装置は、第1基板と、前記第1基板上に配置され、上面視において第1方向に長い形状であり、熱膨張率が前記第1基板の熱膨張率とは異なる第2基板と、前記第2基板上に配置された複数の発光素子と、前記第2基板を前記第1基板に接合する接合部材と、を備える。前記接合部材は、前記第1方向における長さが前記第1方向と直交する第2方向における長さ以下である第1部分と、前記第1方向において、前記第1部分の両側に配置され、ヤング率が前記第1部分のヤング率よりも低く、熱伝導率が前記第1部分の熱伝導率よりも低い第2部分と、を有する。
【発明の効果】
【0006】
実施形態によれば、高い放熱性と反りの抑制を両立可能な発光装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施形態に係る発光装置を示す上面図である。
図2は、図1の領域IIを示す一部拡大上面図である。
図3は、図1に示すIII-III線による断面図である。
図4は、第1の実施形態に係る発光装置の接合部材を示す上面図である。
図5は、第1の実施形態において、第1基板上に焼結銀ペースト及び銀ペーストを配置する工程を示す上面図である。
図6は、比較例に係る発光装置における反りの発生を示す模式的断面図である。
図7は、第1の実施形態に係る発光装置における反りの発生を示す模式的断面図である。
図8は、第2の実施形態に係る発光装置の接合部材を示す上面図である。
図9は、第2の実施形態において、第1基板上に焼結銀ペースト及び銀ペーストを配置する工程を示す上面図である。
図10は、第3の実施形態に係る発光装置を示す断面図である。
図11は、第3の実施形態に係る発光装置の接合部材を示す上面図である。
図12は、第3の実施形態において、第1基板上に焼結銀ペースト及び銀ペーストを配置する工程を示す上面図である。
図13は、第3の実施形態の第1の変形例に係る発光装置の接合部材を示す上面図である。
図14は、第3の実施形態の第2の変形例に係る発光装置の接合部材を示す上面図である。
図15は、第3の実施形態の第3の変形例に係る発光装置の接合部材を示す上面図である。
図16は、第4の実施形態に係る発光装置を示す断面図である。
図17は、第4の実施形態に係る発光装置の接合部材を示す上面図である。
図18は、第4の実施形態において、第1基板上に焼結銀ペースト及び銀ペーストを配置する工程を示す上面図である。
図19は、第4の実施形態の変形例に係る発光装置を示す断面図である。
図20は、第4の実施形態の変形例において、第1基板上に焼結銀ペースト及び銀ペーストを配置する工程を示す上面図である。
図21は、第5の実施形態に係る発光装置を示す断面図である。
図22は、第6の実施形態に係る発光装置を示す断面図である。
図23Aは、第6の実施形態に係る発光装置の接合部材を示す上面図である。
図23Bは、第6の実施形態に係る発光装置の第2基板を示す下面図である。
図24は、第7の実施形態に係る発光装置を示す一部拡大断面図である。
図25Aは、試験例における比較例1に係るサンプルの焼結銀ペーストと銀ペーストの配置を示す上面図である。
図25Bは、試験例における実施例1に係るサンプルの焼結銀ペーストと銀ペーストの配置を示す上面図である。
図25Cは、試験例における実施例2に係るサンプルの焼結銀ペーストと銀ペーストの配置を示す上面図である。
図25Dは、試験例における実施例3に係るサンプルの焼結銀ペーストと銀ペーストの配置を示す上面図である。
図26Aは、試験例における比較例1に係るサンプルの接合部材を示す上面図である。
図26Bは、試験例における実施例1に係るサンプルの接合部材を示す上面図である。
図26Cは、試験例における実施例2に係るサンプルの接合部材を示す上面図である。
図26Cは、試験例における実施例3に係るサンプルの接合部材を示す上面図である。
図27は、横軸にサンプルをとり縦軸に反り量をとって試験例の各サンプルの反り量を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る発光装置を示す上面図である。
図2は、図1の領域IIを示す一部拡大上面図である。
図3は、図1に示すIII-III線による断面図である。
図4は、本実施形態に係る発光装置の接合部材を示す上面図である。
【0009】
なお、各図は模式的なものであり、適宜、強調及び簡略化されている。また、図間において、各構成要素の縦横比及び位置関係は厳密に一致しているとは限らない。後述する他の図においても同様である。
【0010】
先ず、本実施形態に係る発光装置1の構成を概略的に説明する。
図1~図4に示すように、発光装置1は、第1基板10と、第2基板20と、複数の発光素子30と、接合部材40と、を備える。第2基板20は第1基板上に配置されている。第2基板20の熱膨張率は第1基板10の熱膨張率とは異なる。複数の発光素子30は、第2基板上に配置されている。接合部材40は、1つの第1部分41と、2つの第2部分42と、を有する。第2部分42のヤング率は第1部分41のヤング率よりも低い。また、第1部分41の熱伝導率は第2部分42の熱伝導率よりも高い。なお、図4においては、第1基板10を実線で示し、第2基板20を破線で示している。
(【0011】以降は省略されています)
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