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公開番号2025086644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200760
出願日2023-11-28
発明の名称液体口腔用組成物
出願人ライオン株式会社
代理人弁理士法人英明国際特許事務所
主分類A61K 8/73 20060101AFI20250602BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】しっとりとしたマイルドな使用感の液体口腔用組成物を提供する。
【解決手段】
(A)グリセリン、
(B)多価アルコール及び水を分散媒とし、分散質が25℃で液体の油脂である油性成分であり、乳化剤がノニオン性界面活性剤であるO/W型エマルション、及び
(C)サッカリン、サッカリンナトリウム及びスクラロースから選ばれる1種以上を含有する液体口腔用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
（Ａ）グリセリン、
（Ｂ）多価アルコール及び水を分散媒とし、分散質が２５℃で液体の油脂である油性成分であり、乳化剤がノニオン性界面活性剤であるＯ／Ｗ型エマルション、及び
（Ｃ）サッカリン、サッカリンナトリウム及びスクラロースから選ばれる１種以上を含有する液体口腔用組成物。
続きを表示（約 250 文字）【請求項２】
２５℃で液体の油脂である油性成分量が（Ｂ）エマルション全体の２０～５０質量％であり、ノニオン性界面活性剤量が（Ｂ）エマルション全体の５～２０質量％である、請求項１記載の液体口腔用組成物。
【請求項３】
油性成分が、脂肪酸の炭素鎖数が６～１２であるトリ脂肪酸グリセリルから選ばれる１種以上である請求項１又は２記載の液体口腔用組成物。
【請求項４】
エマルションの粒子の平均粒径が３０～３００ｎｍである、請求項１又は２記載の液体口腔用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、しっとりとしたマイルドな使用感な使用感の液体口腔用組成物に関するものである。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
口腔意識の高まりにより液体タイプの洗口剤による洗口（口すすぎ）が普及している中、近年、しっとりとしたマイルドな使用感の洗口剤が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１５／１６３２８４号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、しっとりとしたマイルドな使用感の液体口腔用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、（Ａ）グリセリンと、特定のＯ／Ｗ型エマルションとを組み合わせることで、上記課題を解決できることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
【０００６】
すなわち、本発明においては、（Ａ）成分はグリセリンと、（Ｂ）多価アルコール及び水を分散媒とし、分散質が２５℃で液体の油脂である油性成分であり、乳化剤がノニオン性界面活性剤であるＯ／Ｗ型エマルションと、（Ｃ）サッカリン、サッカリンナトリウム及びスクラロースから選ばれる１種以上とを組み合わせることで、しっとりとしたマイルドな使用感を得ることができる。
【０００７】
従って、本発明は下記液体口腔用組成物を提供する。
１．（Ａ）グリセリン、
（Ｂ）多価アルコール及び水を分散媒とし、分散質が２５℃で液体の油脂である油性成分であり、乳化剤がノニオン性界面活性剤であるＯ／Ｗ型エマルション、及び
（Ｃ）サッカリン、サッカリンナトリウム及びスクラロースから選ばれる１種以上を含有する液体口腔用組成物。
２．２５℃で液体の油脂である油性成分量が（Ｂ）エマルション全体の２０～５０質量％であり、ノニオン性界面活性剤量が（Ｂ）エマルション全体の５～２０質量％である、１記載の液体口腔用組成物。
３．油性成分が、脂肪酸の炭素鎖数が６～１２であるトリ脂肪酸グリセリルから選ばれる１種以上である１又は２記載の液体口腔用組成物。
４．エマルションの粒子の平均粒径が３０～３００ｎｍである、１～３のいずれかに記載の液体口腔用組成物。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、しっとりとしたマイルドな使用感の液体口腔用組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明について詳細に説明する。本発明の液体口腔用組成物は、（Ａ）グリセリン、（Ｂ）多価アルコール及び水を分散媒とし、分散質が２５℃で液体の油脂である油性成分であり、乳化剤がノニオン性界面活性剤であるＯ／Ｗ型エマルション、及び（Ｃ）サッカリン、サッカリンナトリウム及びスクラロースから選ばれる１種以上を含有する液体口腔用組成物である。
【００１０】
［（Ａ）成分］
本発明の（Ａ）成分はグリセリンである。グリセリンは口腔用組成物に用いられるものであれば、特に限定されない。（Ａ）グリセリンの配合量は、後述する（Ｂ）エマルションも含め組成物全体の１～４０％（質量％、以下同様）が好ましく、２～２０％がより好ましい。このような範囲とすることで、しっとりとしたマイルドな使用感をより得ることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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