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公開番号
2025086859
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2024146958
出願日
2024-08-28
発明の名称
ゴム組成物及びタイヤ
出願人
株式会社ブリヂストン
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
21/00 20060101AFI20250602BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】破壊強度及びサステナブル材料の比率が向上したゴム組成物を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するべく、本発明は、ジエン系ゴム及び極性ゴムを含有するゴム成分と、テルペン樹脂、テルペン-フェノール樹脂、ロジン及びロジン誘導体からなる群から選択される少なくとも一種の樹脂と、を含むことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ジエン系ゴム及び極性ゴムを含有するゴム成分と、
テルペン系樹脂及びロジン系樹脂からなる群から選択される少なくとも一種の樹脂と、
を含むことを特徴とする、ゴム組成物。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記ジエン系ゴムのSP値が、7.8(cal/cm
3
)
1/2
以上、8.7(cal/cm
3
)
1/2
未満であることを特徴とする、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
前記極性ゴムのSP値が、8.7~10.5(cal/cm
3
)
1/2
であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項4】
前記樹脂が、テルペン樹脂、テルペン-フェノール樹脂、ロジン及びロジン誘導体からなる群から選択される少なくとも一種であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項5】
再生カーボンブラックを含有する充填剤を、さらに含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項6】
架橋剤として、硫黄及び/又は過酸化物をさらに含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項7】
請求項1又は2に記載のゴム組成物を用いたことを特徴とする、タイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物及びタイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
昨今、自動車の低燃費化だけでなく、耐久性に対する要求が強くなっており、耐摩耗性及び破壊特性に優れるタイヤが求められている。
これに対して、ゴム組成物の低ロス性、耐摩耗性や破壊特性を改良するには、ゴム組成物中のカーボンブラックやシリカ等の充填材とゴム成分との親和性を向上させることが有効である。
【0003】
例えば、ゴム組成物中の充填剤とゴム成分との親和性を向上させ、充填剤による補強効果を向上させるために、末端変性により充填材との親和性を向上させた合成ゴムや、官能基含有単量体を共重合させて充填材との親和性を向上させた合成ゴム等が開発されている。
ゴム組成物中の充填剤とゴム成分との親和性を向上させる技術として、例えば、天然ゴムをエポキシ化する技術や、天然ゴムラテックスにビニル系単量体を添加してグラフト重合する技術(特許文献1、2を参照。)が知られている。
【0004】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2の技術については、いずれも耐摩耗性と低転がり抵抗性との高度なバランスの点、特に、低転がり抵抗性を良好に保持する点で、改良の余地があった。
また、特許文献1及び特許文献2の技術では、ゴム成分として天然ゴムのみを用いているが、ゴム成分に複数のゴムを含有する場合、ゴム種によっては、ゴム同士の相溶性が低く分散性が低下するため、破壊強度等を低下させるおそれがあった。
【0005】
一方、昨今、社会の持続可能性(サステナビリティ)の観点から、タイヤに使用される各種部材についても、生物資源(バイオマス資源)由来の材料や、再生資源(リサイクル資源)由来の材料といった、所謂、サステナブル材料を使用することも求められており、サステナブル材料の使用率(以下、「サステナブル材料の比率」と呼ぶことがある。)を高めるための技術の開発も望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2004-359717号公報
特開2004-359716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そのため、本発明は、破壊強度及びサステナブル材料の比率が向上したゴム組成物を提供することを目的とする。
また、本発明は、破壊強度及びサステナブル材料の比率が向上したタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題を解決するべく鋭意研究を行った結果、テルペン系樹脂及びロジン系樹脂からなる群から選択される少なくとも一種の樹脂をゴム組成物に含有させることによって、ゴム成分としてSP値が異なるジエン系ゴム及び極性ゴムを含有する場合であっても、上記樹脂が相溶化剤のような働きをすることで、ゴム成分同士の分散性を高め、破壊強度をより高めることができ、さらに、上記樹脂は天然由来樹脂であるため、サステナブル材料の比率向上にも寄与できることを見出した。
【0009】
即ち、本発明の要旨構成は、以下の通りである。
[1]ジエン系ゴム及び極性ゴムを含有するゴム成分と、
テルペン系樹脂及びロジン系樹脂からなる群から選択される少なくとも一種の樹脂と、
を含むことを特徴とする、ゴム組成物。
上記[1]に記載の本発明のゴム組成物は、壊破強度及びサステナブル材料の比率を向上させることが可能である。
【0010】
[2]前記ジエン系ゴムのSP値が、7.8(cal/cm
3
)
1/2
以上、8.7(cal/cm
3
)
1/2
未満であることを特徴とする、[1]に記載のゴム組成物。
上記[2]に記載の本発明のゴム組成物は、破壊強度や、耐摩耗性をより高めることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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