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公開番号
2025087074
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201456
出願日
2023-11-29
発明の名称
蓄電装置および蓄電システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
50/202 20210101AFI20250603BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】蓄電装置の内部空間に対して蓄電装置の外部空間から空気が侵入しても、積層電極体に対して適切な拘束力を加え続けることが可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置は、積層電極体を有する蓄電モジュールと、蓄電モジュールを収容し、かつ、蓄電モジュールとの間に封止された内部空間を形成する外装体と、内部空間に含まれる気体を蓄電装置の外部に排出する第1の配管とを備える。蓄電装置は、気体を第1の配管を介して吸引する吸引装置によって、内部空間の気圧が蓄電装置の外部空間の気圧に対して陰圧となるように内部空間の気圧が維持されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
蓄電装置であって、
積層電極体を有する蓄電モジュールと、
前記蓄電モジュールを収容し、かつ、前記蓄電モジュールとの間に封止された内部空間を形成する外装体と、
前記内部空間に含まれる気体を前記蓄電装置の外部に排出する第1の配管とを備え、
前記蓄電装置は、前記気体を前記第1の配管を介して吸引する吸引装置によって、前記内部空間の気圧が前記蓄電装置の外部空間の気圧に対して陰圧となるように前記内部空間の気圧が維持されている、蓄電装置。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記蓄電装置は、前記外装体に収容される構造体をさらに備え、
前記蓄電モジュールは、主面と、前記主面に垂直な周面とを有し、
前記構造体は、外表面と前記外表面よりも前記周面側の内表面とを有し、かつ、前記周面に対向した状態で配置され、
前記外装体は、前記外表面を覆うように配置されたラミネートシート体を含み、
前記内部空間は、前記ラミネートシート体による封止によって、前記内表面と前記周面との間に形成され、
前記構造体には、前記外表面から前記内表面へと貫通した貫通孔が形成され、
前記第1の配管は、前記貫通孔を介して、前記内部空間に達している、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記吸引装置をさらに備え、
前記吸引装置は、
前記第1の配管を介して前記内部空間に含まれる前記気体を吸引するポンプと、
前記ポンプの動作を制御する制御装置と、
前記第1の配管内の気圧を計測する圧力計と、を含み、
前記制御装置は、前記圧力計によって計測される気圧が前記外部空間の気圧よりも低い閾値以下となるように、前記ポンプの動作を制御する、請求項1または2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
請求項1または2に記載の前記蓄電装置を複数備える蓄電システムであって、
前記吸引装置をさらに備え、
前記吸引装置は、
ポンプと、
各前記蓄電装置の前記第1の配管と、前記ポンプとを接続する第2の配管と、
前記ポンプの動作を制御する制御装置と、
前記第2の配管内の気圧を計測する圧力計と、を含み、
前記ポンプは、各前記蓄電装置の前記内部空間に含まれる前記気体を、各前記第1の配管と前記第2の配管とを介して吸引可能であり、
前記制御装置は、前記圧力計によって計測される気圧が前記外部空間の気圧よりも低い閾値以下となるように、前記ポンプの動作を制御する、蓄電システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置および複数の蓄電装置を備える蓄電システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、各種の蓄電装置が知られている。特開2004-134210号公報(特許文献1)は、蓄電装置の一例としてのバイポーラ型の積層型電池を開示している。当該積層型電池では、シート状の電極が電解質層を挟んで積層されている。当該積層型電池は、電極に含まれる集電体が当該電極の積層方向に電池外部に露出されて端子として機能するように、電極が積層の最外層に積層される。
【0003】
詳しくは、最外層の2つの電極の各集電体には、中央に開口が設けられたラミネートシートが被せられる。各ラミネートシートの四辺が封止され、さらに、各ラミネートシートの開口の縁がシール樹脂により集電体に取り付けられることにより、バイポーラ電極および電解質層の四辺が減圧密閉される。各ラミネートシートとして、熱融着性樹脂フィルム、金属箔、剛性を有する樹脂フィルムがこの順序で積層された高分子金属複合フィルムが用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-134210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、上記のような減圧によって、積層型電池の内部空間と外部空間との間に圧力差が生じる。特許文献1では、当該圧力差によって、積層された電極(積層電極体)に拘束力を加えている。
【0006】
特許文献1に記載されているような積層型電池では、ラミネートシートの接合部から空気が侵入することにより、積層型電池の内部空間と外部空間との間の圧力差が減少する虞もある。この場合、積層電極体に対して適切な拘束力を加えることができなくなる。
【0007】
本開示は、蓄電装置の内部空間に対して蓄電装置の外部空間から空気が侵入した場合であっても、積層電極体に対して適切な拘束力を加え続けることが可能な蓄電装置および複数の蓄電装置を備える蓄電システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のある局面に従うと、蓄電装置は、積層電極体を有する蓄電モジュールと、蓄電モジュールを収容し、かつ、蓄電モジュールとの間に封止された内部空間を形成する外装体と、内部空間に含まれる気体を蓄電装置の外部に排出する第1の配管とを備える。蓄電装置は、気体を第1の配管を介して吸引する吸引装置によって、内部空間の気圧が蓄電装置の外部空間の気圧に対して陰圧となるように内部空間の気圧が維持されている。
【0009】
このような構成によれば、空気が内部空間に侵入しても、第1の配管と吸引装置とによって内部空間の空気が吸引されるため、内部空間の気圧が外部空間の気圧に対して陰圧とならない。したがって、蓄電装置の内部空間に蓄電装置の外部空間から空気が侵入しても、積層電極体に対して適切な拘束力を加え続けることが可能となる。
【0010】
好ましくは、蓄電装置は、外装体に収容される構造体をさらに備える。蓄電モジュールは、主面と、主面に垂直な周面とを有する。構造体は、外表面と外表面よりも周面側の内表面とを有し、かつ、周面に対向した状態で配置されている。外装体は、外表面を覆うように配置されたラミネートシート体を含む。内部空間は、ラミネートシート体による封止によって、内表面と周面との間に形成されている。構造体には、外表面から内表面へと貫通した貫通孔が形成されている。第1の配管は、貫通孔を介して、内部空間に達している。
(【0011】以降は省略されています)
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