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公開番号2025087500
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023202199
出願日2023-11-29
発明の名称樹脂フィルム
出願人太陽ホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 87/00 20060101AFI20250603BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】製造プロセスに起因する黄変が抑制された樹脂フィルムを提供する。
【解決手段】樹脂組成物からなる樹脂フィルムであって、前記樹脂組成物は、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、及びポリカーボネート樹脂から選択される1種又は2種以上の樹脂と、所定のリン化合物と、を含有し、前記リン化合物の含有量が、前記樹脂100質量部に対して0質量部超25質量部以下であり、溶媒の含有量が、前記樹脂100質量部に対して2.5質量部以下である、ことを特徴とする、樹脂フィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂組成物からなる樹脂フィルムであって、前記樹脂組成物は、
ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、及びポリカーボネート樹脂から選択される1種又は2種以上の樹脂と、
下記一般式(1):
TIFF
2025087500000018.tif
37
129
[一般式(1)中、R

及びR

は、それぞれ独立して、水素若しくは置換基を有していてもよいアルキル基又はアリール基であり、R

は、置換基を有していてもよいアルキル基又はアリール基である]で表されるホスホン酸系化合物、
下記一般式(2):
TIFF
2025087500000019.tif
35
129
[一般式(2)中、R

~R

は、それぞれ独立して、水素若しくは置換基を有していてもよいアルキル基又はアリール基であり、但し、R

~R

のうちの1つ以上は、水素ではない]で表される正リン酸エステル、及び、
下記一般式(3):
TIFF
2025087500000020.tif
41
136
[一般式(3)中、R

及びR

は、それぞれ独立して、置換基を有していてもよいアルキル基又はアリール基であり、Xは、少なくとも1つの芳香環を含む2価の有機基であり、nは1以上の整数である]で表される縮合リン酸エステル、
から選択される1種又は2種以上のリン化合物と、を含有し、
前記リン化合物の含有量が、前記樹脂100質量部に対して0質量部超25質量部以下であり、
溶媒の含有量が、前記樹脂100質量部に対して2.5質量部以下である、
ことを特徴とする、樹脂フィルム。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記リン化合物の含有量が、前記樹脂100質量部に対して5質量部以上20質量部以下である、請求項1に記載の樹脂フィルム。
【請求項3】
前記溶媒が、アミド系溶媒、エステル系溶媒、及びエーテル系溶媒から選択される1種又は2種以上である、請求項1又は2に記載の樹脂フィルム。
【請求項4】
前記樹脂が、ポリアミドイミド樹脂、及びポリアミド樹脂から選択される1種又は2種である、請求項1又は2に記載の樹脂フィルム。
【請求項5】
前記リン化合物が、上記一般式(1)で表されるホスホン酸系化合物、及び上記一般式(2)で表される正リン酸エステルから選択される1種又は2種以上である、請求項1又は2に記載の樹脂フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂フィルムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
スマートフォン、タブレット等の表示デバイスは、急速な進歩に伴い、薄型化及び軽量化、更にはフレキシブル化が要求されている。かかる表示デバイスは、通常、ディスプレイの表面を保護するためのカバーウィンドウを備えており、該カバーウィンドウとしては、有機ポリマー材料のフィルム、特には樹脂フィルムが多用されている。
【0003】
そして、近年は、上述した要求への対応に加え、靭性、耐熱性、溶媒耐性等の諸特性の更なる向上などを目的として、上記カバーウィンドウとしてのフィルムに用いられる有機ポリマー材料の開発が種々進められている。
【0004】
例えば、特許文献1では、特定の構造単位を有するポリアミドフィルムが提案されている。また、特許文献2では、特定の構造単位を有するポリアミドイミドフィルムが提案されている。更に、特許文献3では、特定の構造単位を有するポリイミドフィルムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-001853号公報
国際公開第2022/071443号
特開2022-135876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、上述したフィルムは、ディスプレイの表示を損なわないよう、無色性及び透明性が高いことが基本的に重要である。しかし、該フィルムは、製造プロセスに起因して、黄色味を帯び易い(換言すると、無色性が阻害され易い、及び、黄変が生じ易い)傾向にある。
【0007】
なお、樹脂を用いたフィルムという点では、上述した表示デバイスのカバーウィンドウとしてのフィルムに限られず、例えば、包装用フィルム、各種光学フィルムなど、幅広い分野及び用途において活用されているものである。そのようなフィルムにおいても、黄変は、多かれ少なかれ不利益をもたらすものであり、可能な限り避けるべき問題である。
【0008】
そこで、本発明は、製造プロセスに起因する黄変が抑制された樹脂フィルムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討したところ、所定の樹脂を溶媒に分散させてフィルムを作製するに当たり、所定のリン化合物を配合することで、当該リン化合物が黄変の抑制に寄与することを見出し、本発明をするに至った。
【0010】
上記課題を解決する本発明の要旨構成は、以下のとおりである。
(【0011】以降は省略されています)

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