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公開番号2025087987
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202352
出願日2023-11-30
発明の名称振出しキャップ
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人
主分類B65D 47/20 20060101AFI20250604BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】1つの吐出口から振出しと任意量振出しを切り替えて吐出できるようにした振出しキャップを創出することを課題とする。
【解決手段】内容物Pが収納された容器本体50の口部51に装着固定されるキャップ本体10と、前記内容物Pを吐出する振出し口25及び該振出し口25を閉塞可能に設けられた開閉蓋23とを備える蓋部材20と、前記内容物Pの計量を行う計量部材30とを有して構成され、前記蓋部材20と前記計量部材30とは前記キャップ本体10に対して一体化した状態で周方向に回転可能に組み付け、前記蓋部材20を正方向又は逆方向に回転させることにより、一定量を吐出する定量振出し状態又は連続的な吐出を可能とする任意振出し状態に切り替え可能に構成する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
内容物(P)が収納された容器本体(50)の口部(51)に装着固定されるキャップ本体(10)と、前記内容物(P)を吐出する振出し口(25)及び該振出し口(25)を閉塞可能に設けられた開閉蓋(23)とを備える蓋部材(20)と、前記内容物(P)の計量を行う計量部材(30)とを有して構成された振出しキャップであって、
前記蓋部材(20)と前記計量部材(30)とは前記キャップ本体(10)に対して一体化した状態で周方向に回転可能に組み付けられており、
前記蓋部材(20)を正方向又は逆方向に回転させることにより、一定量を吐出する定量振出し状態又は連続的な吐出を可能とする任意振出し状態に切り替え可能とされていることをと特徴とする振出しキャップ。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
キャップ本体(10)は、口部(51)に螺着される外筒部(11)と、該外筒部(11)の内側に連設された内筒部(12)と、該内筒部(12)の下端に連設されて一時保留室(Q)を形成する所定形状の底壁部(16)と、前記内筒部(12)の内側に前記底壁部(16)が設けられた計量領域(17A)と該計量領域(17A)以外の領域を形成する開口領域(17B)とを有し、
蓋部材(20)は、頂壁部(21)の内面に、垂下設された隔壁板(27)及び平面視L字形状に突設されると共に径方向に所定の間隔を有して配置された一対の仕切りリブ(28)が形成されており、
計量部材(30)は、傾斜部(31)と、該傾斜部(31)の端部に立設され且つその上端に切欠き孔(S)を有して前記蓋部材(20)の頂壁部(21)の内面に当接する位置まで延設された仕切板(32)とを有して形成されており、
前記隔壁板(27)が前記計量部材(30)内に配置されることで前記計量部材(30)内が、前後2つの空間に区画されており、
前後2つの空間のうち、一方は、上下方向の一方に設けられて内容物(P)の計量を行う第1計量室(M1)及び前記上下方向の他方に設けられて前記第1計量室(M1)に続く第2計量室(M2)とを有して前記隔壁板(27)と前記仕切板(32)との間に設けられ、他方は、前記隔壁板(27)と前記一時保留室(Q)との間に設けられる連通空間(T)とされており、
該一時保留室(Q)が前記隔壁板(27)の下端と前記傾斜部(31)とが対向する部分に形成された隙間(27a)を介して連通されると共に、前記開口領域(17B)と前記第1計量室(M1)との間が前記内容物(P)の移動を制限する前記切欠き孔(S)を介して連通されている請求項1記載の振出しキャップ。
【請求項3】
第1計量室(M1)が、一対の仕切りリブ(28)の短辺リブ(28a)と、隔壁板(27)と、仕切板(32)とによって画成されている請求項1又は2記載の振出しキャップ。
【請求項4】
計量部材(30)に、隔壁板(27)を前後方向から挟持する左右一対の挟持壁(35)が設けられている請求項1又は2記載の振出しキャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振出しキャップに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
キャップ本体の頂壁に、計量調整部25に対向させた定量振出し口と連続的な吐出を可能とする任意量振出し口を設け、定量振出しと任意量振出しを選択できるようにした振出しキャップが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-160783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献1に記載の振出しキャップでは、振出し口と任意量振出し口を設けると共に、これらを閉塞する蓋体を夫々設ける必要があるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、1つの吐出口から振出しと任意量振出しを切り替えて吐出できるようにした振出しキャップを創出することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の主たる手段は、
内容物が収納された容器本体の口部に装着固定されるキャップ本体と、前記内容物を吐出する振出し口及び該振出し口を閉塞可能に設けられた開閉蓋とを備える蓋部材と、前記内容物の計量を行う計量部材とを有して構成された振出しキャップであって、
前記蓋部材と前記計量部材とは前記キャップ本体に対して一体化した状態で周方向に回転可能に組み付けられており、
前記蓋部材を正方向又は逆方向に回転させることにより、一定量を吐出する定量振出し状態又は連続的な吐出を可能とする任意振出し状態に切り替え可能とされていることを特徴とする、と云うものである。
本発明の主たる手段では、蓋部材を周方向に一方又は他方に回転させることにより、定量振出し状態又は任意振出し状態に切り替えることができるため、定量振出し操作又は任意振出し操作を容易に行うことができる。
【0007】
より具体的な構成としては、
キャップ本体は、口部に螺着される外筒部と、該外筒部の内側に連設された内筒部と、該内筒部の下端に連設されて一時保留室を形成する所定形状の底壁部と、前記内筒部の内側に前記底壁部が設けられた計量領域と該計量領域以外の領域を形成する開口領域とを有し、
蓋部材は、頂壁部の内面に、垂下設された隔壁板及び平面視L字形状に突設されると共に径方向に所定の間隔を有して配置された一対の仕切りリブが形成されており、
計量部材は、傾斜部と、該傾斜部の端部に立設され且つその上端に切欠き孔を有して前記蓋部材の頂壁部の内面に当接する位置まで延設された仕切板とを有して形成されており、
前記隔壁板が前記計量部材内に配置されることで前記計量部材内が、前後2つの空間に区画されており、
前後2つの空間のうち、一方は、上下方向の一方に設けられて内容物の計量を行う第1計量室及び前記上下方向の他方に設けられて前記第1計量室に続く第2計量室とを有して前記隔壁板と前記仕切板との間に設けられ、他方は、前記隔壁板と前記一時保留室との間に設けられる連通空間とされており、
該一時保留室が前記隔壁板の下端と前記傾斜部とが対向する部分に形成された隙間を介して連通されると共に、前記開口領域と前記第1計量室との間が前記内容物の移動を制限する前記切欠き孔を介して連通されている、と云うものである。
【0008】
また本発明の他の手段は、上記いずれかの手段に、第1計量室が、一対の仕切りリブの短辺リブと、隔壁板と、仕切板とによって画成されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、定量振出し操作において、吐出される内容物が一定量となるように設定することができる。
【0009】
また本発明の他の手段は、上記いずれかの手段に、計量部材に、隔壁板を前後方向から挟持する左右一対の挟持壁が設けられている、との手段を加えたものである。
上記手段では、左右一対の挟持壁が隔壁板を挟持することにより、衝撃時における隔壁板の破損等を防止することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、振出し口及び開閉蓋の数を最少にできるため、振出しキャップの構成を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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