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公開番号
2025088482
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203205
出願日
2023-11-30
発明の名称
制御装置、車両、制御方法、及びプログラム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60R
16/02 20060101AFI20250604BHJP(車両一般)
要約
【課題】いたずらによる操作及び誤操作などの意図しない操作を制限する。
【解決手段】制御装置20は、車両30に乗車した複数の乗員Pによりそれぞれ発せられた音声を指令として検知し、検知された音声に基づいて車両に搭載された機能を制御する。制御装置は、複数の乗員Pのうち第1乗員P1により発せられた第1音声であって、機能を起動させるための指令として発せられた第1音声を検知すると、第1乗員P1の属性を第1属性として判定し、第1音声が検知されてから機能が起動するまでの間に、第1音声とは異なる第2音声であって、機能の起動を取り消すための指令として発せられた第2音声を検知すると、第2音声を発した第2乗員P2の属性を第2属性として判定し、第1属性と第2属性とを比較した結果に応じて、第1音声に基づいて行われる制御を中断するかどうかを判定する制御部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に乗車した複数の乗員によりそれぞれ発せられた音声を指令として検知し、検知された音声に基づいて前記車両に搭載された機能を制御する制御装置であって、
前記複数の乗員のうち、第1乗員により発せられた第1音声であって、前記機能を起動させるための指令として発せられた第1音声を検知すると、前記第1乗員の属性を第1属性として判定し、前記第1音声が検知されてから前記機能が起動するまでの間に、前記第1音声とは異なる第2音声であって、前記機能の起動を取り消すための指令として発せられた第2音声を検知すると、前記第2音声を発した第2乗員の属性を第2属性として判定し、前記第1属性と前記第2属性とを比較した結果に応じて、前記第1音声に基づいて行われる制御を中断するかどうかを判定する制御部を備える、制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記車両には、音声センサが座席ごとに設置されており、
前記制御部は、各座席の位置と当該座席に座る乗員の属性との対応関係を示す位置属性情報を取得し、
前記制御部は、前記音声センサを介して音声を検知すると、前記音声を検知した音声センサが設置された座席の位置を特定し、前記位置属性情報で示される対応関係を参照することにより、特定された座席の位置に基づいて、前記音声を発した乗客の属性を判定する請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、各乗員の音声の特徴と当該乗員の属性との対応関係を示す音声属性情報を取得し、
前記制御部は、各乗員により発せられた音声を検知すると、前記音声を解析することにより前記音声の特徴を抽出し、前記音声属性情報で示される対応関係を参照することにより、抽出された特徴に基づいて、前記音声を発した乗員の属性を判定する請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1音声が検知されてから前記機能が起動するまでの間に検知された音声のうち、前記第1音声とは異なる音声であって、否定的用語が含まれる音声を、前記機能の起動を取り消すための指令として発せられた前記第2音声として検知する請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1属性と前記第2属性とを比較することにより、前記第1乗員と前記第2乗員との優位性関係を推定する請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1乗員と前記第2乗員とに優劣がないか、又は前記第1乗員の方が前記第2乗員よりも優位であると推定した場合に、前記第1音声に基づいて行われる制御を継続すると判定する請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第2乗員の方が前記第1乗員よりも優位であると推定した場合に、前記第1音声に基づいて行われる制御を中断すると判定する請求項5に記載の制御装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記優位性関係として、親子関係、師弟関係、又は介護者被介護者関係を推定する請求項5に記載の制御装置。
【請求項9】
前記制御部により、前記第1属性と前記第2属性とを比較した結果に応じて、前記第1音声に基づいて行われる制御を中断すると判定された場合に、前記中断された制御により起動される予定であった機能の種類と前記第1属性として判定された属性とを対応付けて記憶する記憶部を更に備え、
前記制御部は、前記第1音声に基づいて行われる制御が中断されてから所定の期間が経過する前に、各乗員により発せられた音声を指令として検知すると、検知された音声のそれぞれについて、各音声に基づいて行われる制御により起動される機能の種類と当該音声を発した乗員の属性とを判定し、前記記憶部を参照して、判定された機能の種類と属性との組み合わせが、前記記憶部に対応付けて記憶された機能の種類と属性との組み合わせと一致するかどうかを判定し、一致すると判定された場合に、当該音声による指令を無効にする請求項5に記載の制御装置。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の制御装置を搭載した車両。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置、車両、制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の乗員の発話に基づいて車載機器の制御を実行するシステムが知られている。特許文献1には、車両の乗員の発話を認識することで得られる指示の内容に基づいて車載機器を制御する車両機器制御装置が開示されている。特許文献2には、ユーザからの発話音声が登録語彙に該当すると認識した場合に、その登録語彙に基づいて制御機器を制御する音声認識装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-157944号公報
特開2009-104020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
乗員の発話に基づいて車載機器の制御を実行するシステムにおいて、例えば、子どもが操作すると危ない機能について、子どもによる制御を抑制するなど、発話者の属性に応じて操作を制限する手法が知られている。しかしながら、子どもが操作しても差し支えないと考えられる機能であっても、単にいたずらで操作している場合、あるいは単なる誤操作の場合は、その操作を大人が割り込んで中止する必要がある。
【0005】
本開示の目的は、いたずらによる操作及び誤操作などの意図しない操作を制限できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る制御装置は、
車両に乗車した複数の乗員によりそれぞれ発せられた音声を指令として検知し、検知された音声に基づいて前記車両に搭載された機能を制御する制御装置であって、
前記複数の乗員のうち第1乗員により発せられた第1音声であって、前記機能を起動させるための指令として発せられた第1音声を検知すると、前記第1乗員の属性を第1属性として判定し、前記第1音声が検知されてから前記機能が起動するまでの間に、前記第1音声とは異なる第2音声であって、前記機能の起動を取り消すための指令として発せられた第2音声を検知すると、前記第2音声を発した第2乗員の属性を第2属性として判定し、前記第1属性と前記第2属性とを比較した結果に応じて、前記第1音声に基づいて行われる制御を中断するかどうかを判定する制御部を備える。
【0007】
本開示に係る制御方法は、
制御装置により、車両に乗車した複数の乗員によりそれぞれ発せられた音声を指令として検知し、検知された音声に基づいて前記車両に搭載された機能を制御する制御方法であって、
前記制御装置により、前記複数の乗員のうち第1乗員により発せられた第1音声であって、前記機能を起動させるための指令として発せられた第1音声を検知することと、
前記制御装置により、前記第1乗員の属性を第1属性として判定することと、
前記制御装置により、前記第1音声が検知されてから前記機能が起動するまでの間に、前記第1音声とは異なる第2音声であって、前記機能の起動を取り消すための指令として発せられた第2音声を検知することと、
前記制御装置により、前記第2音声を発した第2乗員の属性を第2属性として判定することと、
前記制御装置により、前記第1属性と前記第2属性とを比較することと、
前記制御装置により、前記比較の結果に基づいて、前記第1音声に基づいて行われる制御を中断するかどうかを判定することと
を含む制御方法。
【0008】
本開示に係るプログラムは、
車両に乗車した複数の乗員によりそれぞれ発せられた音声を指令として検知し、検知された音声に基づいて前記車両に搭載された機能を制御する制御装置としてのコンピュータに、
前記複数の乗員のうち第1乗員により発せられた第1音声であって、前記機能を起動させるための指令として発せられた第1音声を検知することと、
前記第1乗員の属性を第1属性として判定することと、
前記第1音声が検知されてから前記機能が起動するまでの間に、前記第1音声とは異なる第2音声であって、前記機能の起動を取り消すための指令として発せられた第2音声を検知すると、前記第2音声を発した第2乗員の属性を第2属性として判定することと、
前記第1属性と前記第2属性とを比較することと、
前記比較の結果に基づいて、前記第1音声に基づいて行われる制御を中断するかどうかを判定することと
を含む動作を実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、いたずらによる操作及び誤操作などの意図しない操作を制限できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係るシステムの構成を示す図である。
本開示の実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。
本開示の実施形態に係るシステムの動作を示すフローチャートである。
本開示の実施形態に係るシステムの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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