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公開番号2025089333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2025042359,2023519003
出願日2025-03-17,2020-09-25
発明の名称併用呼吸療法デバイス、システム、および方法
出願人メトロヘルス ベンチャーズ エルエルシー
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G16H 40/00 20180101AFI20250605BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】併用呼吸療法デバイス、システム、および方法の提供。
【解決手段】併用呼吸療法管理システムは、患者に複数の連携された呼吸療法を提供するための併用される呼吸療法デバイスによって実行され得る、併用される呼吸療法処方箋を生成する。本システムは、併用される呼吸療法デバイスが使用中である間に、併用される呼吸療法処方箋を更新し、更新値を実装することができる。統合されたグラフィカルユーザインターフェースが、患者および臨床医にカスタマイズの選択肢、および併用される呼吸療法デバイスの事前選択された動作への迅速なアクセスを提供する。本システムの付加的な特徴は、遠隔の臨床医による併用呼吸療法デバイスの遠隔アクセスおよび制御を可能にする。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
本明細書に記載の発明。

発明の詳細な説明【背景技術】
【0001】
(背景)
卒中、脊髄損傷、頭部外傷、または筋ジストロフィーおよび筋萎縮性側索硬化症(ALS、すなわち、ルー・ゲーリック病)等の疾患の結果として、神経筋脱力を患う患者は、弱い咳ならびに浅い呼吸(低換気)に起因する、罹患率および死亡率の増大するリスクを有する。弱い咳および肺換気不全を引き起こす慢性的病気の数は、多く、拡大している。
続きを表示(約 6,100 文字)【0002】
患者が、効果的ではない咳を有すると、胸部分泌物が、呼吸器系内に留保され、肺炎、肺の虚脱を引き起こすか、または粘液が、気管を充填した場合には、致命的な呼吸停止を引き起こす。加えて、浅い呼吸は、患者の血流内で低い酸素レベルおよび高い二酸化炭素レベルを引き起こし、一般的な風邪でさえ重度の呼吸疾患をもたらし得る、慢性呼吸不全の医療的に脆弱な状態をもたらす。これらの理由から、肺の合併症は、神経筋脱力を患う患者の罹患率および死亡の主因と見なされる。
【0003】
患者の病状が、悪化するにつれて、患者が咳の補助および補助換気の両方を必要とするであろう、可能性が高い状態になる。弱い咳に対処するための呼吸療法は、多くの場合、機械的強制吸気/強制排気を介して補助咳嗽を提供するデバイスを伴う一方、浅い呼吸は、一般的には、別個の人工呼吸デバイスによって対処される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
(要約)
一実施形態によると、患者の気道に結合されたマウスピースに負の加圧空気を提供するための、吹送機と、患者によって着用される衣服または患者によって装着される経鼻インターフェースのうちの少なくとも一方に空気パルスを送達するために構成される、空気パルス発生器とを含む、併用呼吸療法デバイスが、提供される。本デバイスはさらに、関連付けられるコンピュータネットワークと通信する、ネットワークインターフェースと、命令を記憶するメモリと通信する、プロセッサを含む、コントローラであって、命令は、併用される呼吸療法処方箋を実行するために、プロセッサによって実行可能であり、併用される呼吸療法処方箋は、併用呼吸療法デバイスによってある時間周期にわたって実施されるべき複数の異なる療法セッションを定義し、複数の異なる療法セッションのそれぞれは、粘液抽出療法を含む、コントローラとを含む。併用療法デバイスはさらに、コントローラと通信し、併用呼吸療法デバイスの少なくとも1つの動作と関連付けられるグラフィカルユーザインターフェースを表示するように構成される、ディスプレイを含む。
【0005】
別の実施形態によると、少なくとも1つの併用呼吸療法デバイスの問題優先デバイス制御のためのシステムが、提供される。本システムは、少なくとも1つの併用呼吸療法デバイスと、少なくとも1つの臨床医デバイスとを含む。少なくとも1つの併用呼吸療法デバイスは、関連付けられるコンピュータネットワークと通信する、ネットワークインターフェースと、命令を記憶するメモリと通信する、プロセッサを含む、コントローラであって、命令は、併用される呼吸療法処方箋を実行するために、プロセッサによって実行可能であり、併用される呼吸療法処方箋は、併用呼吸療法デバイスによってある時間周期にわたって実施されるべき複数の異なる療法セッションを定義する、コントローラとを含む。少なくとも1つの併用呼吸療法デバイスはさらに、コントローラと通信し、併用呼吸療法デバイスの少なくとも1つの動作と関連付けられるグラフィカルユーザインターフェースを表示するように構成される、ディスプレイを含む。少なくとも1つの臨床医コンピューティングデバイスは、関連付けられるコンピュータネットワークを介して少なくとも1つの併用呼吸療法デバイスと通信し、少なくとも1つの併用される呼吸療法デバイスの少なくとも1つの動作を制御するように構成される。
【0006】
別の実施形態では、臨床医デバイスによって、少なくとも1つの併用呼吸療法デバイスを遠隔で制御するための方法が、提供される。本方法は、少なくとも1つの併用呼吸療法デバイスとデータ通信している臨床医デバイスにおいて、患者と関連付けられる少なくとも1つの生理学的パラメータを表す、患者データを受信することと、臨床医デバイスの関連付けられるディスプレイ上に、受信された患者データのグラフィック表現を発生させることとを含む。本方法はさらに、関連付けられるディスプレイを介して、選択された療法調節に対応する選択データを受信することと、選択された療法調節を少なくとも1つの併用療法デバイスに通信することとを含む。臨床医デバイスは、命令を記憶するメモリと通信する、プロセッサを含み、命令は、プロセッサによって実行され、プロセッサに本方法を実施させる。
【0007】
さらに別の実施形態では、臨床医デバイスによって、少なくとも1つの併用呼吸療法デバイスを遠隔で制御するための臨床医デバイスが、提供される。臨床医デバイスは、メモリと通信する、プロセッサと、プロセッサと通信し、関連付けられるコンピュータネットワークを介して少なくとも1つの併用呼吸療法デバイスと通信するように構成される、ネットワークインターフェースと、プロセッサと通信し、少なくとも1つの併用呼吸療法デバイスの少なくとも1つの動作と関連付けられるグラフィカルユーザインターフェースを表示するように構成される、ディスプレイとを含む。メモリは、命令を記憶し、前記命令は、プロセッサによって実行され、プロセッサに、関連付けられるネットワークを介して、少なくとも1つの併用呼吸療法デバイスの患者と関連付けられる少なくとも1つの生理学的パラメータを表す、患者データを受信させ、ディスプレイ上に、受信された患者データのグラフィック表現を発生させる。メモリはさらに、ディスプレイを介して、選択された療法調節に対応する選択データを受信し、関連付けられるコンピュータネットワークを介して、選択された療法調節を少なくとも1つの併用呼吸療法デバイスに通信するための命令を記憶する。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
併用呼吸療法デバイスであって、
患者の気道に結合されたマウスピースに負の加圧空気を提供するための、吹送機と、
前記患者によって着用される衣服または前記患者によって装着される経鼻インターフェースのうちの少なくとも一方に空気パルスを送達するために構成される、空気パルス発生器と、
関連付けられるコンピュータネットワークと通信する、ネットワークインターフェースと、
命令を記憶するメモリと通信する、プロセッサを含む、コントローラであって、前記命令は、併用される呼吸療法処方箋を実行するために、前記プロセッサによって実行可能であり、前記併用される呼吸療法処方箋は、前記併用呼吸療法デバイスによってある時間周期にわたって実施されるべき複数の異なる療法セッションを定義し、前記複数の異なる療法セッションのそれぞれは、粘液抽出療法を含む、コントローラと、
前記コントローラと通信し、前記併用呼吸療法デバイスの少なくとも1つの動作と関連付けられるグラフィカルユーザインターフェースを表示するように構成される、ディスプレイと
を備える、併用呼吸療法デバイス。
(項目2)
前記グラフィカルユーザインターフェースはさらに、前記併用呼吸療法デバイスの咳オンデマンド動作と関連付けられる、咳アイコンを備え、前記咳アイコンの選択に応答して、前記コントローラは、前記患者に吸気流を提供するための前記空気パルス発生器と、前記患者に呼気吸込圧力を提供するための前記吹送機とを動作させるように構成される、項目1に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目3)
前記グラフィカルユーザインターフェースはさらに、前記併用呼吸デバイスの緊急事態動作と関連付けられる、緊急事態アイコンを備え、前記緊急事態アイコンの選択に応答して、前記コントローラは、前記患者に持続的な肺換気を提供するために前記吹送機および前記空気パルス発生器を動作させるように構成される、項目1に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目4)
前記グラフィカルユーザインターフェースはさらに、前記併用呼吸療法デバイスの療法強化動作と関連付けられる、療法強化アイコンを備え、前記療法強化アイコンの選択に応答して、前記コントローラは、前記併用呼吸療法デバイスを事前選択されたレベルにおいて動作させるように構成される、項目1に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目5)
前記グラフィカルユーザインターフェースは、前記療法強化アイコンの選択に応答して、第1のレベル強化アイコンおよび第2のレベル強化アイコンを表示し、前記第1および第2のレベル強化アイコンのそれぞれは、前記併用呼吸療法デバイスの個別の第1および第2の療法強化動作に対応する、項目4に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目6)
前記グラフィカルユーザインターフェースはさらに、前記併用呼吸療法デバイスの療法動作のカスタマイズと関連付けられる、カスタマイズアイコンを備え、前記カスタマイズアイコンの選択に応答して、前記コントローラは、前記併用呼吸療法デバイスの動作と関連付けられる、一連のスクリーンを順次発生させるように構成される、項目1に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目7)
前記グラフィカルユーザインターフェースは、前記カスタマイズアイコンの選択に応答して、低圧力、通常圧力、および高圧力のためのアイコンを含む、咳吸気圧調節スクリーンを表示する、項目6に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目8)
前記グラフィカルユーザインターフェースは、前記咳吸気圧調節スクリーンの低、通常、または高アイコンのうちの少なくとも1つの選択に応答して、低圧力、通常圧力、および高圧力のためのアイコンを含む、咳呼気(吸込)圧調節スクリーンを表示する、項目7に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目9)
前記グラフィカルユーザインターフェースは、前記咳呼気(吸込)圧調節スクリーンの低、通常、または高アイコンのうちの少なくとも1つの選択に応答して、短持続時間、通常持続時間、および長持続時間のためのアイコンを含む、咳サイクル持続時間調節スクリーンを表示する、項目8に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目10)
前記グラフィカルユーザインターフェースは、前記咳サイクル持続時間調節スクリーンの短、通常、または長アイコンのうちの少なくとも1つの選択に応答して、弱、通常、および強のためのアイコンを含む、咳感度調節スクリーンを表示する、項目9に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目11)
前記グラフィカルユーザインターフェースは、前記咳感度調節スクリーンの弱、通常、または強アイコンのうちの少なくとも1つの選択に応答して、低圧力、通常圧力、および高圧力のためのアイコンを含む、換気吸気圧調節スクリーンを表示する、項目10に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目12)
前記グラフィカルユーザインターフェースは、前記換気吸気調節スクリーンの低、通常、または高圧力アイコンのうちの少なくとも1つの選択に応答して、弱、通常、および強のためのアイコンを含む、換気感度調節スクリーンを表示する、項目11に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目13)
前記グラフィカルユーザインターフェースは、前記換気感度調節スクリーンの弱、通常、または強アイコンのうちの少なくとも1つの選択に応答して、短持続時間、通常持続時間、および長持続時間のためのアイコンを含む、咳調節スクリーン後の換気持続時間を表示する、項目8に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目14)
前記グラフィカルユーザインターフェースは、前記換気持続時間調節スクリーンの短、通常、または長アイコンのうちの少なくとも1つの選択に応答して、緩慢/強、通常、および急速/浅発振のためのアイコンを含む、発振調節スクリーンを表示する、項目13に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目15)
前記併用呼吸療法のコントローラは、関連付けられるメモリ内の前記グラフィカルユーザインターフェースを介して受信される、各選択を記憶する、項目14に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目16)
前記グラフィカルユーザインターフェースは、前記併用呼吸療法デバイスの対応する複数の動作と関連付けられる、複数のアイコンを含み、前記コントローラは、前記ネットワークインターフェースを介して医師コンピューティングデバイスまたは療法士コンピューティングデバイスのうちの少なくとも一方から前記複数のアイコンのうちの少なくとも1つの選択を受信するように構成される、項目1に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目17)
前記医師コンピューティングデバイスまたは療法士コンピューティングデバイスのうちの少なくとも一方は、前記併用呼吸療法デバイスから遠隔に位置する、項目16に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目18)
前記吹送機および前記空気パルス発生器は、物理的に別個の回路上に常駐する、項目1に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目19)
前記複数の異なる療法セッションのそれぞれは、前記粘液抽出療法の実質的に直後に肺換気療法または肺容量漸増療法を備える、項目18に記載の併用呼吸療法デバイス。
(項目20)
少なくとも1つの併用呼吸療法デバイスの問題優先デバイス制御のためのシステムであって、
少なくとも1つの併用呼吸療法デバイスであって、
関連付けられるコンピュータネットワークと通信する、ネットワークインターフェースと、
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示は、実施例として図示され、付随の図の限定として図示されるものではない。図は、単独で、または組み合わせにおいて、本開示の1つ以上の実施形態を図示し得る。図示の単純化および明確性のために、図内に図示される要素は、必ずしも縮尺通りに描かれるわけではない。例えば、いくつかの要素の寸法は、明確化のために、他の要素と比較して誇張され得る。さらに、適切であると見なされる場合、基準標識は、対応する、または類似する要素を示すために図間で繰り返され得る。
【0009】
図1は、併用呼吸療法管理システムの少なくとも一実施形態の簡略化されたモジュール図である。
【0010】
図2は、併用呼吸療法デバイスを構成するための方法の少なくとも一実施形態の簡略化されたフロー図である。
(【0011】以降は省略されています)

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