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公開番号
2025089580
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2025060342,2023010744
出願日
2025-04-01,2023-01-27
発明の名称
プリント回路板、およびそれを有する空気調和装置
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250605BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】
基板上の重量部品の振動に起因する、実装部品のリード折れを防止する。
【解決手段】
プリント回路板100は、電気エネルギー又は誘導エネルギーを蓄積する重量部品である第1部品10と、複数のリード200を有するパワーデバイスである第2部品20と、第1部品10と第2部品20とが実装される基板30とを備えている。基板30では、第1部品10と第2部品20との間にスリット30aが設けられており、第2部品20のリードが半田付けされる。プリント回路板100では、重量のある第1部品10からの振動が第2部品20へ伝搬することがスリット30aによって抑制されるので、振動に起因するリード200の折れが防止される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
電気エネルギー又は誘導エネルギーを蓄積する重量部品である1つの第1部品(10)および前記重量部品に属する前記第1部品(10)以外の部品である所定重量部品と、
複数のリード(200)を有するパワーデバイスである1つ以上の第2部品(20)と、
前記第1部品(10)および前記所定重量部品と前記第2部品(20)とが実装され、前記第1部品(10)と、前記第2部品(20)のうち少なくとも1つの特定された部品(20b)との間にスリット(30a,30b,30c)が設けられており、前記第2部品(20)の前記リード(200)が半田付けされる基板(30)と、
を備え、
前記第1部品(10)および前記所定重量部品が前記基板(30)の表裏の一方の第1面(301)に実装され、前記特定された部品(20b)が前記基板(30)の表裏の他方の第2面(302)に実装され、
前記基板(30)は、前記第2面(302)側が対象物(70)に固定されており、
前記第1部品(10)との間に前記スリットが設けられた前記特定された部品(20b)について、前記基板(30)の前記第2面(302)が正面となる方向から視たとき、前記特定された部品(20b)の前記リード(200)は、前記第1部品(10)および前記所定重量部品のいずれに対しても、前記基板(30)を挟んで重ならないように配置されている、
プリント回路板(100)。
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【請求項2】
前記複数のリード(200)は、前記第1部品(10)に最も近い第1リード(201)を含み、
前記スリット(30a,30b,30c)は、前記第1部品(10)と前記第1リード(201)との間に設けられている、
請求項1に記載のプリント回路板(100)。
【請求項3】
前記基板(30)に垂直な方向の振動が加えられたとき、前記第1部品(10)による前記第1リード(201)への応力は、他の部品への応力に比べて大きい、
請求項2に記載のプリント回路板(100)。
【請求項4】
前記第2部品(20)は、インテリジェント・パワー・モジュールを含み、
前記特定された部品が前記インテリジェント・パワー・モジュールである、
請求項1または請求項2に記載のプリント回路板(100)。
【請求項5】
前記第1部品(10)は、電解コンデンサ、リアクトルおよびコイルのいずれかである、
請求項1または請求項2に記載のプリント回路板(100)。
【請求項6】
前記第2部品(20)は、アクティブ・フィルタ・モジュール、或いは電力変換に使用される部品であって、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ、MOSFET、ダイオード、サイリスタおよびトライアックのいずれかをさらに含む、
請求項4に記載のプリント回路板(100)。
【請求項7】
前記第1部品(10)は、前記基板(30)の中央部に実装されている、
請求項1または請求項2に記載のプリント回路板(100)。
【請求項8】
前記スリット(30a,30b,30c)は、前記基板(30)を貫通している、
請求項1または請求項2に記載のプリント回路板(100)。
【請求項9】
前記スリット(30a,30b,30c)の幅は、1.0~4.0mmの範囲内である、
請求項1または請求項2に記載のプリント回路板(100)。
【請求項10】
前記基板(30)は、連結部材(40)と前記第2部品(20)とを介して前記対象物(70)に固定されている、
請求項1または請求項2に記載のプリント回路板(100)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
プリント回路板に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
基板に実装された部品に衝撃や振動が加わったときの、基板への影響をやわらげる目的で部品の周囲にスリットが設けられる場合がある。例えば、特許文献1(実開平4-107875号公報)に記載のプリント基板では、重量部品であるトランスの取り付け部の周りを囲むように不連続なスリットが設けられ、クラックの拡大が防止されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
基板に振動が繰り返し作用すると、重量部品の振動が当該重量部品から離れている部品にまで伝搬してその部品のリードが折れることがある。
【0004】
しかしながら、特許文献1では、重量部品による振動が、実装部品のリード折れを招来することに対して何ら対応がなされていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1観点のプリント回路板は、第1部品と、第2部品と、基板とを備えている。第1部品は、電気エネルギー又は誘導エネルギーを蓄積する重量部品である。第2部品は、複数のリードを有するパワーデバイスである。基板は、第1部品と第2部品とが実装され、第1部品と第2部品との間にスリットが設けられており、第2部品のリードが半田付けされる。
【0006】
このプリント回路板では、重量のある第1部品からの振動が第2部品へ伝搬することがスリットによって抑制されるので、振動に起因するリード折れが防止される。
【0007】
第2観点のプリント回路板は、第1観点のプリント回路板であって、複数のリードが、第1部品に最も近い第1リードを含む。スリットは、第1部品と第1リードとの間に設けられている。
【0008】
このプリント回路板では、重量のある第1部品からの振動が第2部品へ伝搬することが、スリットによって抑制されるので、第1部品に最も近い第1リードの折れが防止される。
【0009】
第3観点のプリント回路板は、第2観点のプリント回路板であって、基板に垂直な方向の振動が加えられたとき、第1部品による第1リードへの応力は、他の部品への応力に比べて大きい。
【0010】
第4観点のプリント回路板は、第1観点から第3観点のいずれか1つのプリント回路板であって、複数の第1部品が基板に実装されている。複数の第1部品は、第1重量部品を含む。第1重量部品は、基板に垂直な方向の振動が加えられたときのリードへの応力が最も大きい重量部品である。スリットは、第1重量部品と第2部品との間に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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