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公開番号2025085556
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199523
出願日2023-11-26
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250529BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】カートリッジ認証のためにイニシャルチェックにかかる時間が長くなるのを抑制する。
【解決手段】画像形成装置100は、カートリッジ認証前に、カートリッジ9からの画像形成条件の読み出しと、読み出した画像形成条件の検証と、を実行し、検証結果に基づいて、画像形成制御に用いる画像形成条件を決定する。その後、画像形成装置100は、決定した画像形成条件を用いた画像形成制御とカートリッジ認証とを並列して実行する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
記憶部と被認証部とを備えたデバイスが設けられたカートリッジを取り外し可能に装着可能であり、装着された前記カートリッジを用いて画像形成を行う画像形成装置であって、
画像形成条件情報を使用して画像形成制御を実行する制御部と、
前記デバイスと通信して前記記憶部から前記画像形成条件情報である第1条件情報を取得する取得部と、
前記取得部により前記記憶部から取得された前記第1条件情報を検証する検証部と、
前記画像形成条件情報である第2条件情報が記憶された第2条件情報記憶部と、
前記デバイスと通信して前記カートリッジを認証するための認証処理を実行する認証部と、
を有し、
前記検証部による検証結果に基づいて選択された前記第1条件情報又は前記第2条件情報を使用した前記制御部による前記画像形成制御と、前記認証部による前記認証処理と、のそれぞれの少なくとも一部が並列して実行されることを特徴する画像形成装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記検証部により前記第1条件情報は使用可能と判断された場合は前記第1条件情報を使用して前記画像形成制御を実行し、前記検証部により前記第1条件情報は使用不可能と判断された場合は前記第2条件情報を使用して前記画像形成制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
機種情報が記憶された機種情報記憶部を有し、
前記検証部は、前記記憶部から取得された機種情報と、前記機種情報記憶部に記憶されている機種情報と、が一致する場合に、前記第1条件情報は使用可能と判断し、一致しない場合に、前記第1条件情報は使用不可能と判断することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記カートリッジが交換されたか否かを判断する交換判断部を有し、
前記交換判断部による今回の判断よりも前に前記記憶部から前記第1条件情報が取得されており、かつ、前記交換判断部による今回の判断により前記カートリッジが交換されていないと判断された場合には、前記交換判断部による今回の判断よりも前に前記記憶部から取得された前記第1条件情報を使用した前記制御部による前記画像形成制御と、前記認証部による前記認証処理と、のそれぞれの少なくとも一部が並列して実行されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記記憶部から取得された前記カートリッジを識別するためのカートリッジ識別情報を記憶する識別情報記憶部を有し、
前記交換判断部は、前記画像形成装置に装着された前記カートリッジの前記記憶部から取得された前記カートリッジ識別情報と前記識別情報記憶部に記憶されている前記カートリッジ識別情報とが一致する場合に、前記カートリッジが交換されていないと判断し、異なる場合に、前記カートリッジが交換されたと判断することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記画像形成装置を識別するための装置識別情報が記憶された装置識別情報記憶部と、
前記画像形成装置に装着された前記カートリッジの前記記憶部に前記装置識別情報を記憶させる書き込み部と、
を有し、
前記交換判断部は、前記画像形成装置に装着された前記カートリッジの前記記憶部から取得された前記装置識別情報と前記装置識別情報記憶部に記憶されている前記装置識別情報とが一致する場合に、前記カートリッジが交換されていないと判断し、異なる場合に、前記カートリッジが交換されたと判断することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記記憶部から取得された前記カートリッジを識別するためのカートリッジ識別情報を記憶する識別情報記憶部と、
前記画像形成装置を識別するための装置識別情報が記憶された装置識別情報記憶部と、
前記画像形成装置に装着された前記カートリッジの前記記憶部に前記装置識別情報を記憶させる書き込み部と、
を有し、
前記交換判断部は、
前記画像形成装置に装着された前記カートリッジの前記記憶部から取得された前記カートリッジ識別情報と前記識別情報記憶部に記憶されている前記カートリッジ識別情報とが一致する場合、又は前記画像形成装置に装着された前記カートリッジの前記記憶部から取得された前記装置識別情報と前記装置識別情報記憶部に記憶されている前記装置識別情報とが一致する場合に、前記カートリッジが交換されたと判断し、
前記画像形成装置に装着された前記カートリッジの前記記憶部から取得された前記カートリッジ識別情報と前記識別情報記憶部に記憶されている前記カートリッジ識別情報とが異なる場合、又は前記画像形成装置に装着された前記カートリッジの前記記憶部から取得された前記装置識別情報と前記装置識別情報記憶部に記憶されている前記装置識別情報とが異なる場合に、前記カートリッジが交換されたと判断することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項8】
共通鍵を使用して認証値を計算する計算部を有し、
前記認証部は、前記計算部が計算した認証値と、前記被認証部から取得された、前記被認証部が前記共通鍵を使用して計算した認証値と、に基づいて、前記被認証部から取得された認証値が正しい場合に、前記カートリッジを認証することを特徴する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記画像形成制御は、前記画像形成装置が画像情報に基づいて画像形成を行うことが可能な状態にするための制御であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体を帯電させる帯電手段と、前記像担持体を露光して前記像担持体に静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体に形成された静電潜像に現像剤を供給して現像剤像を形成する現像手段と、前記像担持体から被転写体に現像剤像を転写する転写手段と、記録材に転写された現像剤像を定着させる定着手段と、を用いて画像形成を行うものであり、
前記画像形成条件は、前記帯電手段、前記露光手段、前記現像手段、前記転写手段及び前記定着手段のうち少なくとも1つの動作設定に関する情報であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば電子写真方式を用いたプリンタなどの画像形成装置は、消耗品であるカートリッジが着脱可能とされることがある。カートリッジは、典型的には、現像剤容器や現像装置が、単独で又は他の要素と一緒に、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能とされたものである。画像形成装置の画像形成制御は、カートリッジに収容された現像剤としてのトナーなどに依存するため、画像形成装置に適したカートリッジが装着されているか確認する必要がある。特許文献1では、カートリッジに電気的記憶デバイスを設け、電気的記憶デバイス内に記憶された秘密鍵と、画像形成装置に記憶された秘密鍵と、を照合することで、カートリッジを認証することが開示されている。
【0003】
また、カートリッジに応じた最適な画像形成条件を得るために、カートリッジの電気的記憶デバイスに画像形成条件を記憶させることが行われることがある。この場合、画像形成装置は、この画像形成条件をカートリッジの電気的記憶デバイスから読み出して、画像形成制御へ反映させる。
【0004】
カートリッジ認証と画像形成条件の読み出しとを行う画像形成装置では、カートリッジ認証を実行後、カートリッジから画像形成条件を読み出し、読み出した画像形成条件に基づいて画像形成制御を実行する。これは、まずカートリッジを認証することで、画像形成装置に装着されたカートリッジが画像形成装置に適したものか否かを判断するためである。特許文献2では、画像形成装置に装着されたカートリッジを認証した後、認証結果に応じた画像形成条件を使用することを開示している。
【0005】
上述のカートリッジ認証と、画像形成条件の読み出しと、読み出した画像形成条件を使った画像形成制御は、画像形成装置のイニシャルチェック中に実行される。イニシャルチェックは、ユーザにより画像形成装置の電源が入れられたときや、ユーザによりカートリッジが交換されたときなどに実行される。イニシャルチェックは、画像形成装置のハードウェアチェックを行ったり、画像形成装置をプリント可能な状態にしたりする処理である。画像形成装置の電源投入時(起動時)やカートリッジ交換時(カートリッジ交換用ドアの開閉時)には、画像形成装置をできるだけ早くプリント可能な状態へ遷移させために、イニシャルチェックをできるだけ早く完了することが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-62780号公報
特開2018―28650号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、例えばカートリッジ認証のためにより計算量の多い暗号アルゴリズムを採用した場合などに、認証動作に時間がかかることがある。そのため、特許文献2に記載されるようにカートリッジ認証を実行してから画像形成条件を決定する場合、カートリッジ認証にかかる時間が長くなると、イニシャルチェックにかかる時間も長くなってしまう。
【0008】
そこで、本発明の目的は、カートリッジ認証のためにイニシャルチェックにかかる時間が長くなるのを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、記憶部と被認証部とを備えたデバイスが設けられたカートリッジを取り外し可能に装着可能であり、装着された前記カートリッジを用いて画像形成を行う画像形成装置であって、画像形成条件情報を使用して画像形成制御を実行する制御部と、前記デバイスと通信して前記記憶部から前記画像形成条件情報である第1条件情報を取得する取得部と、前記取得部により前記記憶部から取得された前記第1条件情報を検証する検証部と、前記画像形成条件情報である第2条件情報が記憶された第2条件情報記憶部と、前記デバイスと通信して前記カートリッジを認証するための認証処理を実行する認証部と、を有し、前記検証部による検証結果に基づいて選択された前記第1条件情報又は前記第2条件情報を使用した前記制御部による前記画像形成制御と、前記認証部による前記認証処理と、のそれぞれの少なくとも一部が並列して実行されることを特徴する画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、カートリッジ認証のためにイニシャルチェックにかかる時間が長くなるのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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