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公開番号
2025091016
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023205962
出願日
2023-12-06
発明の名称
加熱装置、定着装置、画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20250611BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】本発明では、高熱伝導部材と温度検知部材との間に一定の絶縁距離を確保するとともに、加熱体の長手方向端部側の温度低下を抑制することを課題とする。
【解決手段】均熱板28とサーミスタ25とは基材30の厚み方向に重ねて配置され、均熱板28は、サーミスタ25よりも長手方向の一方側の外側に設けられ、均熱板28のその他の部分よりも基材30の厚み方向のサーミスタ25側に突出した折り曲げ部28aを有し、折り曲げ部28aとサーミスタ25との間に、長手方向の所定の絶縁距離H1が設けられ、均熱板28は、長手方向の、折り曲げ部28aと、サーミスタ25の折り曲げ部28aに最も近い位置との間に、長手方向に直交する断面の面積が、均熱板28の当該面積が最大となる部分の面積よりも小さくなる腕部28bを有する定着装置9であることを特徴とする。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
回転部材と、
基材および発熱体を有し、前記回転部材の内側に少なくとも前記発熱体が設けられる加熱体と、
前記加熱体を保持する保持部材と、
前記回転部材の長手方向に延在し、前記基材よりも熱伝導率の高い高熱伝導部材と、
前記回転部材の内側で、前記発熱体が設けられる前記長手方向の領域である主発熱領域の一方側に設けられた温度検知部材と、を備えた加熱装置であって、
前記高熱伝導部材と前記温度検知部材とは前記基材の厚み方向に重ねて配置され、
前記主発熱領域の中央側を長手方向の内側、前記主発熱領域の中央側に対する前記主発熱領域の長手方向一方あるいは他方の端部側を長手方向の外側とすると、
前記高熱伝導部材は、前記温度検知部材よりも前記長手方向の一方側の外側に設けられ、前記高熱伝導部材のその他の部分よりも前記基材の厚み方向の前記温度検知部材側に突出した突出部を有し、
前記突出部と前記温度検知部材との間に、前記長手方向の所定の絶縁距離が設けられ、
前記高熱伝導部材は、前記長手方向の、前記突出部と、前記温度検知部材の前記突出部に最も近い位置との間に、前記長手方向に直交する断面の面積が、前記高熱伝導部材の当該面積が最大となる部分の面積よりも小さくなる第1部分を有することを特徴とする加熱装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記基材は、前記主発熱領域の中央位置に対する一方側と他方側とのうち、一方側の長さが短い請求項1記載の加熱装置。
【請求項3】
前記第1部分は、前記主発熱領域よりも前記長手方向の一方側の外側まで延在する請求項1記載の加熱装置。
【請求項4】
前記第1部分は、前記長手方向に直交する方向である短手方向の幅が前記高熱伝導部材の当該幅が最も大きい部分よりも小さい請求項1記載の加熱装置。
【請求項5】
前記高熱伝導部材は、前記温度検知部材が挿入される検知部挿入孔を有し、
前記検知部挿入孔を、前記温度検知部材を挿入する部分よりも前記長手方向一方側へ延長し、長手方向の前記検知部挿入孔を延長した部分を前記第1部分とする請求項1記載の加熱装置。
【請求項6】
前記高熱伝導部材が、アルミニウム合金、スチール、グラファイトのいずれかにより形成される請求項1記載の加熱装置。
【請求項7】
前記高熱伝導部材は板材により形成され、
前記突出部は、前記高熱伝導部材の前記長手方向の一方の端部側を曲げ加工により形成した折り曲げ部である請求項1記載の加熱装置。
【請求項8】
前記折り曲げ部は二段曲げ加工により形成され、
前記高熱伝導部材は、前記保持部材に設けられた保持孔に前記折り曲げ部が挿入され、かつ、前記折り曲げ部の端部が前記保持部材に対して前記基材の厚み方向に係止される請求項7記載の加熱装置。
【請求項9】
前記温度検知部材は温度検知部を有し、
前記温度検知部は、前記長手方向の、加熱装置が対応する最大幅の記録媒体の通過領域である最大通過領域に設けられる請求項1記載の加熱装置。
【請求項10】
前記温度検知部材は温度検知部を有し、
前記長手方向の、加熱装置が対応する最大幅の記録媒体の通過領域を最大通過領域とすると、
前記最大通過領域よりも外側で、前記主発熱領域内に前記温度検知部が設けられる請求項1記載の加熱装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱装置、定着装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
定着装置(加熱装置)には、定着ベルト(回転部材)の内側に設けられた面状のヒータ(加熱体)と、ヒータの長手方向の伝熱を促進し、長手方向の温度ムラを抑制するための均熱板(高熱伝導部材)と、ヒータなどの温度を検知するためのサーミスタ(温度検知部材)が設けられた構成のものが存在する。
【0003】
上記の高熱伝導部材として、様々な形状のものが存在する。例えば特許文献1(特開2015-152752号公報)の定着装置では、高熱伝導部材の長手方向の非通紙領域に対応する部分の単位長さ当たりの熱容量を中央部の熱容量よりも大きな形状にする。これにより、非通紙領域の過昇温を抑制できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような加熱装置では、加熱体側と温度検知部材側とが電気的に接続されることによる短絡を防止するために、高熱伝導部材と温度検知部材との間に一定の絶縁距離を設けることが必要である。
【0005】
しかし、絶縁距離を確保するために高熱伝導部材の長さを長手方向の外側へ長くすると、加熱体の熱が長手方向の外側へ失われて加熱体や回転部材の長手方向の温度ムラが生じてしまう。
【0006】
本発明では、高熱伝導部材と温度検知部材との間に一定の絶縁距離を確保するとともに、加熱体の長手方向端部側の温度低下を抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明は、回転部材と、基材および発熱体を有し、少なくとも前記発熱体が前記回転部材の内側に設けられる加熱体と、前記加熱体を保持する保持部材と、前記回転部材の長手方向に延在し、前記基材よりも熱伝導率の高い高熱伝導部材と、前記回転部材の内側で、前記発熱体が設けられる前記長手方向の領域である主発熱領域の一方側に設けられた温度検知部材と、を備えた加熱装置であって、前記高熱伝導部材と前記温度検知部材とは前記基材の厚み方向に重ねて配置され、前記主発熱領域の中央側を長手方向の内側、前記主発熱領域の中央側に対する前記主発熱領域の長手方向一方あるいは他方の端部側を長手方向の外側とすると、前記高熱伝導部材は、前記温度検知部材よりも前記長手方向の一方側の外側に設けられ、前記高熱伝導部材のその他の部分よりも前記基材の厚み方向の前記温度検知部材側に突出した突出部を有し、前記突出部と前記温度検知部材との間に、前記長手方向の所定の絶縁距離が設けられ、前記高熱伝導部材は、前記長手方向の、前記突出部と、前記温度検知部材の前記突出部に最も近い位置との間に、前記長手方向に直交する断面の面積が、前記高熱伝導部材の当該面積が最大となる部分の面積よりも小さくなる第1部分を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
高熱伝導部材と温度検知部材との間に一定の絶縁距離を確保するとともに、加熱体の長手方向端部側の温度低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成装置の概略構成図である。
本発明の一実施形態に係る定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
ヒータの平面図である。
図3と抵抗発熱体の形状が異なるヒータの平面図である。
図3、図4と抵抗発熱体の形状が異なるヒータの平面図である。
抵抗発熱体が直列接続されたヒータを示す平面図である。
ヒータへの電力供給を示す図である。
ヒータホルダ、均熱板、ヒータ、サーミスタを示す斜視図である。
均熱板およびヒータを取り付けたヒータホルダの凹部を示す断面図である。
(a)図はサーミスタを示す平面図で、(b)図はサーミスタの背面側および均熱板との絶縁距離を示す図である。
上記実施形態と異なる均熱板を有する定着装置において、サーミスタおよび均熱板間の絶縁距離と、定着装置の長手方向の温度分布との関係を示す図である。
上記実施形態、および図11と異なる均熱板を有する定着装置において、サーミスタおよび均熱板間の絶縁距離と、定着装置の長手方向の温度分布との関係を示す図である。
上記実施形態の均熱板を有する定着装置において、サーミスタおよび均熱板間の絶縁距離と、定着装置の長手方向の温度分布との関係を示す図である。
上記実施形態と異なる均熱板をヒータホルダに取り付ける様子を示す斜視図である。
図14の均熱板の折り曲げ部をヒータホルダの均熱板保持孔に挿入した状態を示す平面図で、(a)図が折り曲げ部の傾きがない状態、(b)図が傾きのある状態の図である。
上記実施形態の折り曲げ部をヒータホルダの均熱板保持孔に挿入した状態を示す平面図で、(a)図が折り曲げ部の傾きがない状態、(b)図が傾きのある状態の図である。
サーミスタを最大通紙領域の外側に配置した図である。
均熱板の変形例を示す平面図である。
グラフェンの原子結晶構造を示す図である。
グラファイトの原子結晶構造を示す図である。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。以下、本発明の加熱装置の一例として、記録媒体としての用紙上の画像を定着させる定着装置を説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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