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公開番号2025091520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206759
出願日2023-12-07
発明の名称送風装置
出願人三菱重工冷熱株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F04D 29/44 20060101AFI20250612BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】ケーシング内に製造及び設置が容易で安価な送風案内部が設けられた送風装置を提供すること。
【解決手段】空調機1は、回転中心周りに回転するファンロータ8と、該ファンロータ8を収容し、内部に取り込まれた空気をファンロータ8の回転遠心力により放出するケーシング3と、を備えるものであって、ファンロータ8から放出された空気を上方の開口部10(送出方向)に向けて案内する送風案内部を備え、該送風案内部は、ケーシング3においてファンロータ8に対し径方向に対向する壁部31c~31eからなる案内壁部52a,52b,52cと、該壁部31c~31eの内側にファンロータ8の周方向に向けて延設される複数の案内壁部42a,42b,42cと、により構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
回転中心周りに回転するファンロータと、前記ファンロータを収容し、内部に取り込まれた空気を前記ファンロータの回転遠心力により放出するケーシングと、を備えた送風装置であって、
前記ケーシングは、前記ファンロータから放出された空気を送出方向に向けて案内する送風案内部を備え、
前記送風案内部は、前記ケーシングにおいて前記ファンロータの径方向に対向する壁部と、該壁部の内側に前記ファンロータの周方向に向けて延設される複数の案内壁部と、により構成されることを特徴とする送風装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記複数の案内壁部は、板状部材にて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
【請求項3】
前記複数の案内壁部は、前記ケーシングの内部の角部を覆うように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
【請求項4】
前記複数の案内壁部は、前記ファンロータの左右側に各々配置されており、左右のうち少なくとも一方側に配置された特定案内壁部は、前記ケーシングの構成材に対し着脱可能に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
【請求項5】
前記ファンロータは、前記ケーシングの左右方向の一方側に偏った位置に配置され、
前記特定案内壁部は、前記ケーシングの他方側に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の送風装置。
【請求項6】
前記複数の案内壁部は、前記ファンロータの回転中心から周方向に延びる仮想のアルキメデス曲線に沿うように配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の送風装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ファンロータとケーシングとを備える送風装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、様々な産業分野で空気調和等を行うために利用されている送風装置として、回転中心の周囲に放射状に配設された複数の羽根が回転することで、内部に取り込まれた空気が回転遠心力により放出されるプラグファン等の遠心送風機が知られている。
【0003】
この種の送風装置のファンロータは、直方体形状のケーシングに収容されることで、ファンロータから放出される空気の方向を変更して給気ダクト等に供給できるようになっている。また、ケーシングの内部に、柔軟な材質の板状部材により構成した送風案内部を、理想のアルキメデス曲線に比較して幅狭で下方に下がった補正アルキメデス曲線に沿うように略U字形に配設することで、送風効率を向上させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-125922号公報(第4頁、第2~4図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載の送風装置にあっては、1枚の大きな板状部材をU字形に湾曲させてファンロータの周方向に沿うように設置するため、製造及び設置作業が大掛かりで大変であるとともに、ケーシングの壁部とは別個の板状部材により送風案内部を構成するため、製造コストが嵩むといった問題があった。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ケーシング内に製造及び設置が容易で安価な送風案内部が設けられた送風装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明の送風装置は、
回転中心周りに回転するファンロータと、前記ファンロータを収容し、内部に取り込まれた空気を前記ファンロータの回転遠心力により放出するケーシングと、を備えた送風装置であって、
前記ケーシングは、前記ファンロータから放出された空気を送出方向に向けて案内する送風案内部を備え、
前記送風案内部は、前記ケーシングにおいて前記ファンロータの径方向に対向する壁部と、該壁部の内側に前記ファンロータの周方向に向けて延設される複数の案内壁部と、により構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、ケーシングの壁部とその内側に設置される複数の案内壁部とにより、ファンロータの周方向に延びる送風案内部を構成できるため、送風案内部の製造及び設置作業が容易になるとともに、ケーシングの壁部を利用することで製造コストを低減することができる。
【0008】
前記複数の案内壁部は、板状部材にて構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、案内壁部を容易に製造することができる。
【0009】
前記複数の案内壁部は、前記ケーシングの内部の角部を覆うように配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ファンロータから放出される空気を角部に滞留させることなくスムーズに案内することができる。
【0010】
前記複数の案内壁部は、前記ファンロータの左右側に各々配置されており、左右のうち少なくとも一方側に配置された特定案内壁部は、前記ケーシングの構成材に対し着脱可能に取付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、特定案内壁部を構成材から取外すことで、ファンロータを側方に取出すことが可能となるため、ファンロータの交換やメンテナンス作業を容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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