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公開番号
2025093881
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2024208216
出願日
2024-11-29
発明の名称
クリップ
出願人
大和化成工業株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
F16B
19/10 20060101AFI20250617BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】垂直保持荷重に対する斜め保持荷重の低下率を抑えることができるクリップを提供すること。
【解決手段】クリップ1は、被取付部材に形成されている取付座のリブに装着したクリップ本体1aを相手パネルの取付孔に挿入することで、相手パネルに被取付部材を着脱可能に取り付ける。クリップ本体1aは、正面視において、略逆U形状に湾曲する頭部11から連続して形成され、手前-奥方向に対向する一対の外脚10を有する。クリップ本体1aは、自由端を成す頭部32から連続して形成され、一対の外脚10に挟まれ且つ幅方向に対向する一対の内脚30を有する。クリップ本体1aは、一対の外脚10と一対の内脚30における幅方向の一方と他方の基部19、34を手前-奥方向に連結する一対の連結材40を有する。一対の外脚10は、相手パネルの取付孔に係合可能な係合爪17を有する。一対の内脚30は、リブに装着可能な挟持爪33を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
被取付部材に形成されている取付座のリブに装着したクリップ本体を相手パネルの取付孔に挿入することで、前記相手パネルに前記被取付部材を着脱可能に取り付ける樹脂製のクリップであって、
前記クリップ本体は、
正面視において、略逆U形状に湾曲する頭部から連続して形成され、前記正面視の手前-奥方向に対向する一対の外脚と、
自由端を成す頭部から連続して形成され、前記一対の外脚に挟まれ且つ前記正面視の幅方向に対向する一対の内脚と、
前記一対の外脚と前記一対の内脚における前記幅方向の一方と他方の基部を前記手前-奥方向にそれぞれ連結する一対の連結材と、を備え、
前記一対の外脚は、前記相手パネルの前記取付孔に係合可能な係合爪をそれぞれ有し、
前記一対の内脚は、前記リブに装着可能な挟持爪をそれぞれ有するクリップ。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のクリップであって、
前記クリップ本体が前記相手パネルの前記取付孔に取り付けられた使用状態において、前記一対の外脚の間には、一方の前記外脚の弾性変形を許容する隙間を備えるクリップ。
【請求項3】
請求項2に記載のクリップであって、
前記相手パネルおよび/または前記被取付部材に傾きが生じることで斜め使用状態になり前記一方の前記外脚が前記弾性変形する際、前記弾性変形した前記一方の前記外脚が前記一対の内脚に対して干渉するクリップ。
【請求項4】
請求項3に記載のクリップであって、
前記クリップ本体を前記相手パネルの前記取付孔に挿入する過程において、
前記一対の外脚は、前記取付孔に押し撓められることで前記正面視の前記手前-奥方向に前記一対の内脚と重なり合うように前記弾性変形するクリップ。
【請求項5】
請求項4に記載のクリップであって、
前記使用状態において、
前記一対の内脚は、前記一対の内脚の先端が前記一対の外脚の外面より内方に位置する長さに設定されているクリップ。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載のクリップであって、
前記一対の内脚の前記基部は、内面が前記一対の外脚の前記基部の内面より前記クリップ本体の軸線方向に向けて張り出す状態で配置され、
前記一対の連結材は、前記張り出す状態で配置された前記一対の内脚の前記基部と連結する突部をそれぞれ有するクリップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クリップに関する。詳しくは、被取付部材に形成されている取付座のリブに装着したクリップ本体を相手パネルの取付孔に挿入することで、相手パネルに被取付部材を着脱可能に取り付けるクリップに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
この種のクリップとして、例えば、特許文献1に示される技術が既に知られている。この技術では、クリップのクリップ本体は、一対の内脚と、一対の外脚を有する。内脚は、被取付部材(例えば、センタークラスタ)の取付座のリブに形成されている係合孔を介してリブに装着可能な挟持爪を有する。外脚は、一対の内脚の外側に弾性変形可能に形成され、相手パネル(例えば、自動車のインストルメントパネル)の取付孔に係合可能な係合爪を有する。そして、被取付部材に形成されている取付座のリブに装着したクリップ本体を相手パネルの取付孔に挿入することで、相手パネルに被取付部材を取り付けできる。また、この取付孔に挿入したクリップ本体を引き抜くことで、この相手パネルから被取付部材を取り外すことができる。すなわち、相手パネルに被取付部材を着脱できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-44391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、相手パネル203に被取付部材202を取り付けた状態(クリップ201の使用状態)において、相手パネル203および/または被取付部材202に傾きが生じることで、クリップ201が斜め使用状態になる場合がある(図19参照)。その場合、クリップ本体201aの一対の外脚210の頭部211が連結材260によって連結されているため、相手パネル203の取付孔203aの縁に一対の外脚210の係合爪217が追従することがない。そのため、相手パネル203の取付孔203aの縁に対する一対の外脚210の係合爪217(係合斜面)の係りが甘くなる(係り量が不足する)。したがって、一対の外脚210の係合爪217において、保持荷重のピーク位置がズレてしまう恐れがあった。結果として、クリップ201の垂直保持荷重(クリップ201の使用状態における保持荷重)に対してクリップ201の斜め保持荷重(クリップ201の斜め使用状態における保持荷重)が低下する恐れがあった。例えば、クリップ201の垂直保持荷重に対する斜め保持荷重の低下率が45%程度であった。
【0005】
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、垂直保持荷重に対する斜め保持荷重の低下率を抑えることができるクリップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの特徴によると、クリップは、被取付部材に形成されている取付座のリブに装着したクリップ本体を相手パネルの取付孔に挿入することで、相手パネルに被取付部材を着脱可能に取り付ける。クリップのクリップ本体は、正面視において、略逆U形状に湾曲する頭部から連続して形成され、正面視の手前-奥方向に対向する一対の外脚を有する。また、クリップ本体は、自由端を成す頭部から連続して形成され、一対の外脚に挟まれ且つ正面視の幅方向に対向する一対の内脚を有する。また、クリップ本体は、一対の外脚と一対の内脚における幅方向の一方と他方の基部を手前-奥方向にそれぞれ連結する一対の連結材を有する。一対の外脚は、相手パネルの取付孔に係合可能な係合爪をそれぞれ有する。一対の内脚は、リブに装着可能な挟持爪をそれぞれ有する。
【0007】
そのため、被取付部材が相手パネルに取り付けられた状態(クリップの使用状態)において、例えば、相手パネルに傾きが生じることで、クリップが斜め使用状態になる場合がある。その場合、クリップ本体の一対の外脚の頭部が互いに連結されていないため、相手パネルの取付孔の縁に一対の外脚の係合爪が追従する。したがって、一対の外脚の係合爪において、保持荷重のピーク位置のズレを抑えることができる。すなわち、一対の外脚の係合爪において、保持荷重のピーク位置が近くなり保持荷重が減りにくくなる。結果として、クリップの垂直保持荷重(クリップの使用状態における保持荷重)に対するクリップの斜め保持荷重(クリップの斜め使用状態における保持荷重)の低下を抑えることができる。例えば、クリップの垂直保持荷重に対する斜め保持荷重の低下率を20%程度に抑えることができる。
【0008】
本開示の他の特徴によると、クリップ本体が相手パネルの取付孔に取り付けられた使用状態において、一対の外脚の間には、一方の外脚の弾性変形を許容する隙間を備える。
【0009】
そのため、相手パネルおよび/または被取付部材に傾きが生じたクリップの斜め使用状態において、一方の外脚を隙間に弾性変形させることができる。したがって、相手パネルの取付孔に対する一対の外脚の係合爪の係合をより追従させることができる。ゆえに、クリップの垂直保持荷重に対する斜め保持荷重の低下率をより抑えることができる。
【0010】
本開示の他の特徴によると、相手パネルおよび/または被取付部材に傾きが生じることで斜め使用状態になり一方の外脚が弾性変形する際、弾性変形した一方の外脚が一対の内脚に対して干渉する。
(【0011】以降は省略されています)
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