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公開番号2025094587
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210236
出願日2023-12-13
発明の名称照明装置
出願人三菱電機株式会社,三菱電機照明株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類F21S 8/02 20060101AFI20250618BHJP(照明)
要約【課題】異なる仕様のバー部材に対して共通に使用することができる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、被取付部であるバー部材に取り付けられる照明器具と、照明器具に取り付けられ、照明器具を保持する保持部と、照明器具に取り付けられ、保持部より下方に延びるとともに、バー部材の側面に当接している弾性部と、上下に移動可能であり、下方に押し下げられた状態で、照明器具に固定されている可動部と、を備え、弾性部は、下方に押し下げられた可動部によって弾性変形した状態で、バー部材を押圧する押圧力を生じさせているものである。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
被取付部であるバー部材に取り付けられる照明器具と、
前記照明器具に取り付けられ、前記照明器具を保持する保持部と、
前記照明器具に取り付けられ、前記保持部より下方に延びるとともに、前記バー部材の側面に当接している弾性部と、
上下に移動可能であり、下方に押し下げられた状態で、前記照明器具に固定されている可動部と、
を備え、
前記弾性部は、下方に押し下げられた前記可動部によって弾性変形した状態で、前記バー部材を押圧する押圧力を生じさせている
照明装置。
続きを表示（約 520 文字）【請求項２】
前記弾性部は、
前記保持部から下方に延びる変形部と、
前記変形部から屈曲して前記照明器具から離れる方向に延びる先端部と、
を有し、
前記可動部が下方に押し下げられた状態において、前記変形部が、前記照明器具から離れる方向に移動し、前記先端部が、前記バー部材の側面を押圧している
請求項１に記載の照明装置。
【請求項３】
前記照明器具は、長尺形状の器具本体を有し、
前記弾性部は、前記器具本体の短手方向の両端に一対設けられており、
前記可動部は、前記器具本体の短手方向に渡り延びており、
前記可動部の両端において、一対の前記弾性部のそれぞれが弾性変形されている
請求項１又は請求項２に記載の照明装置。
【請求項４】
前記保持部は、
前記バー部材の上部に係止される係止部と、
前記係止部より前記照明器具に沿って上方に延びるとともに、上下方向に延びる長穴が形成されており、前記長穴に挿通された固定部材によって前記照明器具に固定される固定部と、
を備えている
請求項１又は請求項２に記載の照明装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、照明装置に関し、特に、照明装置の保持機構に関する。
続きを表示（約 2,900 文字）【背景技術】
【０００２】
照明装置を天井などに取り付けるための構成として、照明装置等の被取付部となるＴバー又はバー部材と呼ばれる建材が、断面形状又は寸法の異なる多様な仕様で存在している。そのため、照明装置は、バー部材の仕様に合わせ、個別に設計及び製造されて提供されている特許文献１では、照明装置の本体支持金具が、バー部材の頭部に上側から載ると共に、本体支持金具に弾性傾動可能なように装着された押さえバネにより、バー部材に設置される照明装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００３－３０８７２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の照明装置において、器具本体の浮き上がりを防止するためには、本体支持金具と抑えバネとがＴバーの形状に対応するよう、本体支持金具と抑えバネとが個別に最適化されなければならない。このように、照明装置を被取付部であるバー部材に取り付けるためには、バー部材の仕様に合わせ、多品種の照明装置を小ロットで製造することが求められるが、照明装置の設計、製造、在庫管理、又は、物流の面で非効率であるという課題がある。
【０００５】
本開示は、異なる仕様のバー部材に対して共通に使用することができる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る照明装置は、被取付部であるバー部材に取り付けられる照明器具と、前記照明器具に取り付けられ、前記照明器具を保持する保持部と、前記照明器具に取り付けられ、前記保持部より下方に延びるとともに、前記バー部材の側面に当接している弾性部と、上下に移動可能であり、下方に押し下げられた状態で、前記照明器具に固定されている可動部と、を備え、前記弾性部は、下方に押し下げられた前記可動部によって弾性変形した状態で、前記バー部材を押圧する押圧力を生じさせているものである。
【発明の効果】
【０００７】
本開示に係る照明装置によれば、バー部材に係止される係止部と、長穴が形成され、器具本体に固定される固定部とを有する保持部を備え、固定部の長穴により係止部の高さが調整されるため、異なる仕様のバー部材に共通の照明装置を取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示の実施の形態１に係る照明器具を有する照明装置を上面から視た斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明器具を有する照明装置を下面から視た斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明器具を有する照明装置の分解斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明器具の保持機構を説明する分解斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る保持機構の保持部を外側から視た斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る保持機構の保持部を内側から視た斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る保持機構の弾性部の斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明器具を有する照明装置を下方且つ内側から視た斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る保持機構の規制部を説明する模式図である。
本開示の実施の形態１に係る保持機構の保持部と、弾性部とが、第１端板に固定された状態を示す斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る保持機構の保持部と、弾性部とが、第１端板に固定された状態を示す側面図である。
本開示の実施の形態１に係る保持機構の可動部が引き下ろされた状態を示す斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る保持機構の可動部が引き下ろされた状態を示す側面図である。
本開示の実施の形態１に係る照明器具がバー部材に取り付けられた状態を示す斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明器具を有する照明装置を下方且つ内側から視た拡大斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る保持機構の規制部による作用を説明する拡大斜視図である。
本開示の実施の形態１に係る照明器具が第１バー部材に取り付けられた場合の側面図である。
本開示の実施の形態１に係る照明器具が第２バー部材に取り付けられた場合の側面図である。
本開示の実施の形態１に係る照明器具が第３バー部材に取り付けられた場合の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本開示に係る照明装置及び照明器具の実施の形態を、図面を参照して説明する。本開示は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本開示は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、一の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。また、図面に示す照明装置及び照明器具は、本開示の照明装置及び照明器具の一例を示すものであり、図面に示された照明装置及び照明器具によって本開示の照明装置及び照明器具が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語（例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など）を適宜用いるが、これらは説明のためのものであって、本開示を限定するものではない。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。
【００１０】
実施の形態１．
＜照明装置１＞
図１は、本開示の実施の形態１に係る照明器具２を有する照明装置１を上面から視た斜視図である。図２は、本開示の実施の形態１に係る照明器具２を有する照明装置１を下面から視た斜視図である。図３は、本開示の実施の形態１に係る照明器具２を有する照明装置１の分解斜視図である。図４は、本開示の実施の形態１に係る照明器具２の保持機構５０を説明する分解斜視図である。図５は、本開示の実施の形態１に係る保持機構５０の保持部５１を外側から視た斜視図である。図６は、本開示の実施の形態１に係る保持機構５０の保持部５１を内側から視た斜視図である。図７は、本開示の実施の形態１に係る保持機構５０の弾性部５２の斜視図である。図８は、本開示の実施の形態１に係る照明器具２を有する照明装置１を下方且つ内側から視た斜視図である。図９は、本開示の実施の形態１に係る保持機構５０の規制部５４を説明する模式図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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