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公開番号
2025094843
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210623
出願日
2023-12-13
発明の名称
情報処理装置及びその制御方法、並びに、プログラム
出願人
株式会社ブリヂストン
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G10K
11/178 20060101AFI20250618BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】気柱共鳴に起因するノイズをより効果的に低減する。
【解決手段】情報処理装置10は、車両50のタイヤ51,52の溝部と、当該タイヤ51,52が接触している路面Gとの間の空間における気柱共鳴に起因して生じた気柱共鳴音をキャンセルするためのキャンセル音を、タイヤ51,52が路面Gに接触している接地形状に基づいて生成し、生成したキャンセル音をスピーカ16に出力させる、制御部11を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のタイヤの溝部と、当該タイヤが接触している路面との間の空間における気柱共鳴に起因して生じた気柱共鳴音をキャンセルするためのキャンセル音を、前記タイヤが前記路面に接触している接地形状に基づいて生成し、
生成した前記キャンセル音をスピーカに出力させる、
制御部を備える、情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
マイクにより検知された、前記車両の走行中に発生したノイズの音声情報を取得し、
前記音声情報を解析して、前記タイヤの溝部と、当該タイヤが接触している前記路面との間の空間における気柱共鳴に起因して生じた気柱共鳴音を取得し、
取得した前記気柱共鳴音をキャンセルするための音声を前記キャンセル音として生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記タイヤが前記路面に接触している接地長に基づいて周波数を決定し、
決定した前記周波数を含む前記キャンセル音を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記車両の重量と、前記タイヤの内圧との少なくともいずれかに基づいて、前記タイヤが前記路面に接触している前記接地長を取得し、
取得した前記接地長に基づいて、前記周波数を決定する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記タイヤが前記路面に接触している前記接地長を説明変数とし、前記タイヤの前記気柱共鳴音のピーク周波数を目的変数として学習された学習済みモデルに対して、取得した前記接地長を入力して、前記周波数を決定する、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、更に前記タイヤのトレッドパターンの形状に基づいて、前記周波数を決定する、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、
マイクにより検知された、前記車両の走行中に発生した観測音の音声情報を取得し、
前記音声情報に基づいて、前記キャンセル音を補正する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
制御部を備える情報処理装置の制御方法であって、
前記制御部が、
車両のタイヤの溝部と、当該タイヤが接触している路面との間の空間における気柱共鳴に起因して生じた気柱共鳴音をキャンセルするためのキャンセル音を、前記タイヤが前記路面に接触している接地形状に基づいて生成する工程と、
生成した前記キャンセル音をスピーカに出力させる工程と、
を含む、情報処理装置の制御方法。
【請求項9】
コンピュータを、請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置として動作させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置及びその制御方法、並びに、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の走行に伴い発生する騒音を低減するために、ノイズをキャンセルするためのキャンセル音を出力することが知られている。例えば、特許文献1には、車両前方の路面状況に応じて、車両の車室に侵入するロードノイズをキャンセルするためのキャンセル音を調整することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-169525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の構成は、タイヤのトレッドパターンにおける溝と地面とで形成される空間における気柱共鳴に起因するノイズを低減するという点で改善の余地があった。
【0005】
本開示の目的は、気柱共鳴に起因するノイズをより効果的に低減することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、
車両のタイヤの溝部と、当該タイヤが接触している路面との間の空間における気柱共鳴に起因して生じた気柱共鳴音をキャンセルするためのキャンセル音を、前記タイヤが前記路面に接触している接地形状に基づいて生成し、
生成した前記キャンセル音をスピーカに出力させる、
制御部を備える。
このような構成によれば、気柱共鳴音をキャンセルするためのキャンセル音をスピーカから出力するため、耳障りな気柱共鳴音を低減することが可能である。
【0007】
(2)本開示の一実施形態として、(1)において、
前記制御部は、
マイクにより検知された、前記車両の走行中に発生したノイズの音声情報を取得し、
前記音声情報を解析して、前記タイヤの溝部と、当該タイヤが接触している前記路面との間の空間における気柱共鳴に起因して生じた気柱共鳴音を取得し、
取得した前記気柱共鳴音をキャンセルするための音声を前記キャンセル音として生成してもよい。
このような構成によれば、音声情報に基づき検出された気柱共鳴音をキャンセルするためのキャンセル音をスピーカから出力するため、耳障りな気柱共鳴音を効果的に低減することが可能である。
【0008】
(3)本開示の一実施形態として、(1)又は(2)において、
前記制御部は、
前記タイヤが前記路面に接触している接地長に基づいて周波数を決定し、
決定した前記周波数を含む前記キャンセル音を生成してもよい。
このような構成によれば、タイヤが路面に接触している接地長に応じた周波数を含むキャンセル音を生成するため、マイクがなくても気柱共鳴音を効果的に低減することが可能である。
【0009】
(4)本開示の一実施形態として、(3)において、
前記制御部は、
前記車両の重量と、前記タイヤの内圧との少なくともいずれかに基づいて、前記タイヤが前記路面に接触している前記接地長を取得し、
取得した前記接地長に基づいて、前記周波数を決定してもよい。
このような構成によれば、車両の重量及びタイヤの内圧等が変化しても、気柱共鳴音を効果的に低減することが可能である。
【0010】
(5)本開示の一実施形態として、(3)又は(4)において、
前記制御部は、前記タイヤが前記路面に接触している前記接地長を説明変数とし、前記タイヤの前記気柱共鳴音のピーク周波数を目的変数として学習された学習済みモデルに対して、取得した前記接地長を入力して、前記周波数を決定してもよい。
このような構成によれば、接地長を説明変数とし、タイヤの気柱共鳴音のピーク周波数を目的変数として学習された学習済みモデルを用いてキャンセル音に含まれる周波数を決定するため、気柱共鳴音を効果的に低減することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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