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公開番号2025095698
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211916
出願日2023-12-15
発明の名称液体貯留装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類F02M 37/00 20060101AFI20250619BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】気泡の発生をより効果的に抑制できる液体貯留装置を提供する。
【解決手段】液体貯留装置10は、車両に搭載され、冷却液100を貯留するリザーバタンク12と、前記リザーバタンク12内において前記冷却液100の液面に浮くとともに、前記液面の少なくとも一部を覆うフローティングカバー30と、を備え、前記リザーバタンク12は、前記冷却液100を貯留する胴部14と、前記胴部14よりも小径のタンク入口18と、を有し、前記フローティングカバー30は、前記タンク入口18を通過可能な収納状態から、弾性復元力により、前記液面に沿うように広がった展開状態に、に変化可能な程度の弾性を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、液体を貯留するリザーバタンクと、
前記リザーバタンク内において前記液体の液面に浮くとともに、前記液面の少なくとも一部を覆うフローティングカバーと、
を備え、前記リザーバタンクは、
前記液体を貯留する胴部と、
前記胴部よりも小径のタンク入口と、
を有し、前記フローティングカバーは、前記タンク入口を通過可能な収納状態から、弾性復元力により、前記液面に沿うように広がった展開状態に、に変化可能な程度の弾性を有している、
ことを特徴とする液体貯留装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体貯留装置であって、
前記フローティングカバーは、前記液体よりも比重が小さいフロート部を有する、ことを特徴とする液体貯留装置。
【請求項3】
請求項1に記載の液体貯留装置であって、
前記フローティングカバーは、傘状であり、
前記フローティングカバーは、
前記液面の少なくとも一部を覆う被覆シートと、
放射状に配置され、前記被覆シートが固定される複数の骨格と、
を有する、ことを特徴とする液体貯留装置。
【請求項4】
請求項1に記載の液体貯留装置であって、
前記リザーバタンクは、さらに、前記胴部の第一側壁に設けられ、前記液体を水平な流入方向に導く流入口を有し、
前記展開状態の前記フローティングカバーは、平面視で前記流入口と前記流入方向に正対する位置において、前記第一側壁に対向する第二側壁に接触または近接する形状である、
ことを特徴とする液体貯留装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の液体貯留装置であって、
互いに交差する水平二方向において、前記フローティングカバーの寸法は、前記リザーバタンクの内寸とほぼ同じ、または、僅かに小さい、ことを特徴とする液体貯留装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、車両に搭載され、液体を貯留する液体貯留装置を開示する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両に搭載され、液体を貯留する液体貯留装置が多数、提案されている。例えば、特許文献1には、内燃機関や電気素子、電子基板等を冷却する液冷式冷却システムが開示されている。この液冷式冷却システムは、冷却液を貯留するリザーバタンクを有する。特許文献1のリザーバタンクは、タンク本体と、タンク本体に冷却液を送り込む流入管と、柱状部材と、ガイド部材と、を有する。柱状部材およびガイド部材は、いずれも、タンク本体の内部に固定されている。流入管からタンク本体に送り込まれた液体が、柱状部材およびガイド部材に当たることで、冷却液の波立ち、ひいては、気泡の発生がある程度、抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-061056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の技術の場合、柱状部材およびガイド部材は、いずれも、タンク本体に固定されているため、液面レベルの変化に適切に追従できない。また、特許文献1の場合、液面全体が開放されているため、液面における波立ちを十分に抑制できない。そして、液面で多くの波が発生することで、液中に空気が巻き込まれ、気泡が発生する。つまり、特許文献1の技術では、気泡の発生を十分に抑制でできない。
【0005】
そこで、本明細書では、気泡の発生をより効果的に抑制できる液体貯留装置を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書で開示する液体貯留装置は、車両に搭載され、液体を貯留するリザーバタンクと、前記リザーバタンク内において前記液体の液面に浮くとともに、前記液面の少なくとも一部を覆うフローティングカバーと、を備え、前記リザーバタンクは、前記液体を貯留する胴部と、前記胴部よりも小径のタンク入口と、を有し、前記フローティングカバーは、前記タンク入口を通過可能な収納状態から、弾性復元力により、前記液面に沿うように広がった展開状態に、に変化可能な程度の弾性を有している、ことを特徴とする。
【0007】
液面に浮くフローティングカバーを設けることで、液面レベルが変化しても、適切に気泡の発生を抑制できる。
【0008】
この場合、前記フローティングカバーは、前記液体よりも比重が小さいフロート部を有してもよい。
【0009】
かかる構成とすることで、フローティングカバーの液中への沈み込みを防止でき、気泡をより確実に抑制できる。
【0010】
また、前記フローティングカバーは、傘状であり、前記フローティングカバーは、前記液面の少なくとも一部を覆う被覆シートと、放射状に配置され、前記被覆シートが固定される複数の骨格と、を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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