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公開番号2025096809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023212742
出願日2023-12-18
発明の名称支持面移動制御装置及び支持機器
出願人ミネベアミツミ株式会社
代理人弁理士法人i-MIRAI,個人,個人,個人
主分類A61G 7/018 20060101AFI20250623BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】支持面をより好適に移動させることのできる支持面移動制御装置を提供する。
【解決手段】使用者の身体を支持する支持面の移動を制御する支持面移動制御装置は、前記支持面上の前記使用者の身体情報を取得する身体情報取得部と、前記支持面を移動させる移動制御を自動的に開始して実行する移動制御部とを備える。前記移動制御部が、前記移動制御において、前記身体情報が制限条件を満たした場合に前記支持面の移動を制限する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
使用者の身体を支持する支持面の移動を制御する支持面移動制御装置であって、
前記支持面上の前記使用者の身体情報を取得する身体情報取得部と、
前記支持面を移動させる移動制御を自動的に開始して実行する移動制御部とを備え、
前記移動制御部が、前記移動制御において、前記身体情報が制限条件を満たした場合に前記支持面の移動を制限する支持面移動制御装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記身体情報は、前記支持面上の前記使用者の位置、体動の有無、姿勢、及び寝姿勢の少なくとも１つを含む請求項１に記載の支持面移動制御装置。
【請求項３】
前記移動制御部は、前記移動制御において、前記使用者の位置が前記支持面上の端部領域内となった場合に前記支持面の移動を制限する請求項１又は２に記載の支持面移動制御装置。
【請求項４】
前記移動制御部は、前記移動制御において、前記使用者の位置が前記支持面上の端部領域内となり且つ前記支持面上の前記使用者に体動が生じている場合に前記支持面の移動を制限する請求項１～３のいずれか一項に記載の支持面移動制御装置。
【請求項５】
前記移動制御は、前記支持面の一部分を前記一部分の水平面に対する傾斜角を増加させる方向に移動させる上昇移動制御を含み、
前記移動制御部は、前記上昇移動制御において、前記支持面上の前記使用者の寝姿勢が伏臥位である場合に前記支持面の移動を制限する請求項１～４のいずれか一項に記載の支持面移動制御装置。
【請求項６】
前記身体情報は、前記支持面上の前記使用者の位置、体動の有無、姿勢、及び寝姿勢の少なくとも１つの時間的履歴を含む請求項１～５のいずれか一項に記載の支持面移動制御装置。
【請求項７】
前記移動制御部が、前記移動制御において、前記身体情報が第１条件を満たす場合に前記支持面の移動を第１の態様で制限し、前記身体情報が第１条件とは異なる第２条件を満たす場合に前記支持面の移動を第１の態様とは異なる第２の態様で制限する請求項１～６のいずれか一項に記載の支持面移動制御装置。
【請求項８】
前記移動制御は、前記支持面の一部分を、初期位置から、前記一部分の水平面に対する傾斜角が増加する方向に移動させる上昇移動制御を含み、
前記移動制御部は、前記上昇移動制御において、前記身体情報が前記制限条件を満たした場合に、前記一部分の移動を停止して前記一部分を前記初期位置に戻す請求項１～７のいずれか一項に記載の支持面移動制御装置。
【請求項９】
前記移動制御部が、前記上昇移動制御において、
前記一部分を前記初期位置に戻した後に、前記身体情報が前記制限条件を満たすか否かを判定し、
前記身体情報が前記制限条件を満たさない場合に、前記一部分を前記一部分の水平面に対する傾斜角が増加する方向に移動させる請求項８に記載の支持面移動制御装置。
【請求項１０】
前記移動制御は、前記支持面の一部分を前記一部分の水平面に対する傾斜角を減少させる方向に移動させる下降移動制御を含み、
前記制御装置は、前記下降移動制御において、
前記身体情報が前記制限条件を満たした場合に前記一部分の移動を停止し、
前記一部分の移動を停止した後に、前記身体情報が前記制限条件を満たすか否かを判定し、
前記身体情報が前記制限条件を満たさない場合に、前記一部分を前記一部分の水平面に対する傾斜角を減少させる方向に移動させる請求項１～９のいずれか一項に記載の支持面移動制御装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、支持面移動制御装置及び支持機器に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
人間の身体を支持する支持機器として、ベッド、ソファ、チェア、車いすなど様々な機器が用いられている。また、これらの支持機器の一種として、人間の身体を支持する支持面が移動可能に構成されたものが知られている。例えば、リクライニングベッド、リクライニングソファ、リクライニングチェア等においては、支持面のうち人間の上半身を支持する部分が水平面に対して枢動可能である。
【０００３】
支持面が移動可能に構成された支持機器について、支持面の移動をコンピュータ等の制御機器により制御することが提案されている。特許文献１には、背上げ制御を行う背上げ制御部と背下げ制御を行う背下げ制御部とを備えるベッド装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特許第５６６５４１１号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
従来の機器においては、制御機器による制御にしたがって支持面を移動させる際に、支持面上の使用者の安全が十分に確保されているとは言い難い。また、不必要な支持面の移動が実行されてしまう場合もある。
【０００６】
本発明は、支持面をより好適に移動させることのできる支持面移動制御装置及び支持機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の第１の態様に従えば、
使用者の身体を支持する支持面の移動を制御する支持面移動制御装置であって、
前記支持面上の前記使用者の身体情報を取得する身体情報取得部と、
前記支持面を移動させる移動制御を自動的に開始して実行する移動制御部とを備え、
前記移動制御部が、前記移動制御において、前記身体情報が制限条件を満たした場合に前記支持面の移動を制限する支持面移動制御装置が提供される。
【０００８】
本発明の第２の態様に従えば、
使用者の身体を支持する支持面と、
第１の態様の支持面移動制御装置とを備える支持機器が提供される。
【発明の効果】
【０００９】
本発明の支持面移動制御装置及び支持機器によれば、支持面をより好適に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
図１（ａ）～図１（ｃ）は、床板移動制御装置の制御対象であるベッドの側面図である。図１（ａ）においては、第１床板、第２床板、第３床板、第４床板が水平位置にある。図１（ｂ）においては、第１床板が背上げ位置にあり、第２床板、第３床板、第４床板が水平位置にある。図１（ｃ）においては、第１床板が背上げ位置にあり、第２床板が水平位置にあり、第３床板、第４床板が膝上げ位置にある。
図２は、ベッドに対する荷重検出器の配置を示す平面図である。
図３は、本発明の実施形態に係る床板移動制御システムの構成を示すブロック図である。
図４は、身体情報を取得する工程のフローチャートである。
図５（ａ）は、使用者の呼吸に応じた重心の振動を示す説明図である。図５（ｂ）は臥位である使用者の体軸の方向を示す説明図である。図５（ｃ）は起上り姿勢である使用者の体軸の方向を示す説明図である。図５（ｄ）は端座位である使用者の体軸の方向を示す説明図である。
図６（ａ）、図６（ｂ）、図６（ｃ）は、使用者の寝姿勢に応じた荷重信号の変化の様子を示すグラフでる。図６（ａ）は、使用者が仰臥位である場合の荷重信号の変化の様子を、図６（ｂ）は使用者が側臥位（横臥位）である場合の荷重信号の変化の様子を、図６（ｃ）は使用者が伏臥位（腹臥位）である場合の荷重信号の変化の様子を、それぞれ示す。
図７は、生体情報を取得する工程のフローチャートである。
図８は、起床移動制御のフローチャートである。
図９は、移動開始制御工程のフローチャートである。
図１０は、移動中制御工程のフローチャートである。
図１１は、入眠移動制御のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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