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公開番号
2025099336
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215929
出願日
2023-12-21
発明の名称
熱ダイオード
出願人
日本碍子株式会社
代理人
弁理士法人松阪国際特許事務所
,
個人
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個人
,
個人
主分類
F28D
15/00 20060101AFI20250626BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】熱整流性および熱伝導性が高い熱ダイオードを提供する。
【解決手段】熱ダイオード1は、第1部材11と、第1部材11に接合される第2部材12とを備える。第1部材11は、-200℃以上かつ800℃以下の範囲内の所定の温度領域において、温度上昇に従って熱伝導率が増加するダイヤモンド多結晶体により形成される。第2部材12は、当該所定の温度領域において、温度上昇に従って熱伝導率が減少する。これにより、熱整流性および熱伝導性が高い熱ダイオード1を提供することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
熱ダイオードであって、
-200℃以上かつ800℃以下の範囲内の所定の温度領域において温度上昇に従って熱伝導率が増加するダイヤモンド多結晶体により形成された第1部材と、
前記第1部材に接合されるとともに、前記所定の温度領域において温度上昇に従って熱伝導率が減少する第2部材と、
を備える熱ダイオード。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の熱ダイオードであって、
前記第2部材は単結晶ダイヤモンドにより形成される熱ダイオード。
【請求項3】
請求項1または2に記載の熱ダイオードであって、
前記第1部材におけるダイヤモンド粒子の平均粒径は、5nm以上かつ10μm以下である熱ダイオード。
【請求項4】
請求項1または2に記載の熱ダイオードであって、
前記第1部材における不純物の含有率は0.1質量ppm以上かつ5質量%以下である熱ダイオード。
【請求項5】
請求項1または2に記載の熱ダイオードであって、
前記第1部材ではダイヤモンド粒子同士がバインダを介さず直接的に結合している熱ダイオード。
【請求項6】
請求項1または2に記載の熱ダイオードであって、
前記第1部材および前記第2部材は接合面を挟んで所定方向に並んでおり、
前記所定方向における前記第2部材の厚さは、前記第1部材の厚さの5倍以上かつ1000倍以下である熱ダイオード。
【請求項7】
請求項1または2に記載の熱ダイオードであって、
前記第1部材および前記第2部材は接合面を挟んで所定方向に並んでおり、
前記所定方向における前記第1部材の前記接合面とは反対側の面である第1端面を227℃とし、前記所定方向における前記第2部材の前記接合面とは反対側の面である第2端面を27℃とした場合の前記接合面における熱流速は、前記第1端面および前記第2端面をそれぞれ27℃および227℃とした場合の前記接合面における熱流速の1.2倍以上かつ10倍以下である熱ダイオード。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱ダイオードに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、カーボンニュートラルに向けたCO
2
削減および省エネルギー対策の観点から、熱エネルギーの有効利用が求められており、熱の流れを制御する技術が注目されている。例えば、特許文献1では、-200℃以上かつ1000℃以下の中のある温度領域において熱伝導率が増加するセラミックス材料である第一の材料と、当該温度領域において熱伝導率が減少する第二の材料と、が接合されて形成された熱ダイオードが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2015/030239号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の熱ダイオードでは、第一の材料がセラミックス材料であるため、第一の材料の熱伝導率向上、および、第一の材料の温度差による熱伝導率の変化量増大に限界がある。このため、当該熱ダイオードの熱伝導性および熱整流性の向上に限界がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、熱整流性および熱伝導性が高い熱ダイオードを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様1は、熱ダイオードであって、-200℃以上かつ800℃以下の範囲内の所定の温度領域において温度上昇に従って熱伝導率が増加するダイヤモンド多結晶体により形成された第1部材と、前記第1部材に接合されるとともに、前記所定の温度領域において温度上昇に従って熱伝導率が減少する第2部材と、を備える。
【0007】
本発明の態様2は、態様1の熱ダイオードであって、前記第2部材は単結晶ダイヤモンドにより形成される。
【0008】
本発明の態様3は、態様1または2の熱ダイオードであって、前記第1部材におけるダイヤモンド粒子の平均粒径は、5nm以上かつ10μm以下である。
【0009】
本発明の態様4は、態様1または2(態様1ないし3のいずれか1つ、であってもよい。)の熱ダイオードであって、前記第1部材における不純物の含有率は0.1質量ppm以上かつ5質量%以下である。
【0010】
本発明の態様5は、態様1または2(態様1ないし4のいずれか1つ、であってもよい。)の熱ダイオードであって、前記第1部材ではダイヤモンド粒子同士がバインダを介さず直接的に結合している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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