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公開番号2025101095
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217691
出願日2023-12-25
発明の名称貯湯式給湯装置
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F24H 15/196 20220101AFI20250630BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】効率良く浴槽水を循環させて風呂循環回路の凍結を防止する。
【解決手段】外気温度に基づいて予め決められた周期毎に凍結防止運転の要否を決定すると共に、外気温度センサ39が所定凍結温度未満を検知すると、バイパス管を循環させる側に風呂三方弁25を切り替え、風呂循環ポンプ23を駆動させて浴槽の水を循環させ、風呂温度センサ27が所定温度未満を検知すると、周期内では風呂循環ポンプ23を常時駆動させて風呂循環回路22の凍結を防止する凍結防止運転を行わせる制御装置46とを備えたものに於いて、制御装置46には、凍結防止運転時に貯湯タンクユニット1内が凍結の恐れがない所定の条件を満たす場合、周期内に関わらず風呂循環ポンプ23の駆動の常時駆動を停止させ、周期が経過するまで風呂循環ポンプ23の駆動を待機させる待機判定手段49を設けた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
貯湯タンクユニット内に、
加熱手段で沸き上げた湯水を貯湯する貯湯タンクと、
前記貯湯タンク内に備えられ湯水と熱交換する風呂熱交換器と、
前記風呂熱交換器と浴槽とを連通する風呂循環回路と、
前記風呂循環回路に備えられ浴水を前記風呂熱交換器に循環させて追い焚きを行う風呂循環ポンプと、
前記風呂循環ポンプと前記風呂熱交換器との間の前記風呂循環回路で、前記風呂熱交換器をバイパスするバイパス管と、
前記風呂循環回路で前記バイパス管を循環させるか前記風呂熱交換器を循環させるかを切替る風呂三方弁と、
外気温度を検知する外気温度センサと、
前記風呂循環回路に設けられた風呂温度を検知する風呂温度センサと、
前記外気温度に基づいて予め決められた周期毎に凍結防止運転の要否を決定すると共に、
前記外気温度センサが所定凍結温度未満を検知すると、前記バイパス管を循環させる側に前記風呂三方弁を切り替え、前記風呂循環ポンプを駆動させて浴槽の水を循環させ、
前記風呂温度センサが所定温度未満を検知すると、前記周期内では前記風呂循環ポンプを常時駆動させて前記風呂循環回路の凍結を防止する凍結防止運転を行わせる制御装置とを備えたものに於いて、
前記制御装置には、
凍結防止運転時に前記貯湯タンクユニット内が凍結の恐れがない所定の条件を満たす場合、前記周期内に関わらず前記風呂循環ポンプの駆動の常時駆動を停止させ、前記周期が経過するまで前記風呂循環ポンプの駆動を待機させる待機判定手段を設けたことを特徴とする貯湯式給湯装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記貯湯タンクの外部表面に、上下方向の所定の間隔毎に配置され、前記貯湯タンク内の温度を検出する複数の貯湯温度センサを備え、
前記所定の条件は、前記風呂循環ポンプが配置された高さ位置付近に設けられた前記貯湯温度センサの検知温度が所定温度以上であるか否かを条件とし、
前記待機判定手段は、前記貯湯温度センサの検知温度が所定温度以上を満たす場合、前記風呂循環ポンプの駆動の常時駆動を停止させ、前記周期が経過するまで前記風呂循環ポンプの駆動を待機させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯装置。
【請求項3】
前記貯湯タンクと前記加熱手段を循環可能に接続した加熱循環回路と、
前記貯湯タンク下部に接続されると共に前記風呂循環ポンプの近傍に配置され、前記貯湯タンクに給水する給水管と、
前記加熱手段よりも下流側の前記加熱循環回路から前記給水管に合流する加熱バイパス管とを備え、
前記制御装置は、前記貯湯タンク下部、前記加熱手段の上流側の前記加熱循環回路、前記加熱手段、前記加熱手段の下流側の前記加熱循環回路、前記加熱バイパス管、前記給水管、前記貯湯タンク下部の順に貯湯タンク内の湯水を循環させることで前記加熱循環回路の凍結を防止する加熱循環回路側凍結防止運転を制御し、
前記所定の条件は、前記加熱循環回路側凍結防止運転の運転終了後から経過した経過時間が所定経過時間未満であるか否かを条件とし、
前記待機判定手段は、前記加熱循環回路側凍結防止運転の運転終了後から経過した経過時間が前記所定経過時間未満を満たす場合、前記風呂循環ポンプの駆動の常時駆動を停止させ、前記周期が経過するまで前記風呂循環ポンプの駆動を待機させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、浴槽水を循環させて風呂循環回路の凍結を防止する貯湯式給湯装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のものでは、浴槽と接続した風呂循環回路の途中に浴槽水を循環させる風呂循環ポンプを配置し、外気温度センサで検知された室外の気温が所定値以下であれば風呂循環ポンプをONにして凍結防止運転を開始し、外気温度センサで検知された温度に応じて風呂循環ポンプの凍結防止運転の循環ポンプの停止時間を変化させたものが知られていた(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-153023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、この従来のものでは、冬季のように外気温度が常に低い場合は凍結防止運転を実施し続けるため、循環ポンプを常時駆動しなければいけないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、貯湯タンクユニット内に、加熱手段で沸き上げた湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内に備えられ湯水と熱交換する風呂熱交換器と、前記風呂熱交換器と浴槽とを連通する風呂循環回路と、前記風呂循環回路に備えられ浴水を風呂熱交換器に循環させて追い焚きを行う風呂循環ポンプと、前記風呂循環ポンプと風呂熱交換器との間の風呂循環回路で、風呂熱交換器をバイパスするバイパス管と、前記風呂循環回路でバイパス管を循環させるか風呂熱交換器を循環させるかを切替る風呂三方弁と、外気温度を検知する外気温度センサと、前記風呂循環回路に設けられた風呂温度を検知する風呂温度センサと、前記外気温度に基づいて予め決められた周期毎に凍結防止運転の要否を決定すると共に、前記外気温度センサが所定凍結温度未満を検知すると、前記バイパス管を循環させる側に前記風呂三方弁を切り替え、前記風呂循環ポンプを駆動させて浴槽の水を循環させ、前記風呂温度センサが所定温度未満を検知すると、前記周期内では前記風呂循環ポンプを常時駆動させて前記風呂循環回路の凍結を防止する凍結防止運転を行わせる制御装置とを備えたものに於いて、前記制御装置には、凍結防止運転時に前記貯湯タンクユニット内が凍結の恐れがない所定の条件を満たす場合、前記周期内に関わらず前記風呂循環ポンプの駆動の常時駆動を停止させ、前記周期が経過するまで前記風呂循環ポンプの駆動を待機させる待機判定手段を設けた。
【0006】
また、前記貯湯タンクの外部表面に、上下方向の所定の間隔毎に配置され、前記貯湯タンク内の温度を検出する複数の貯湯温度センサを備え、前記所定の条件は、前記風呂循環ポンプが配置された高さ位置付近に設けられた前記貯湯温度センサの検知温度が所定温度以上であるか否かを条件とし、前記待機判定手段は、前記貯湯温度センサの検知温度が所定温度以上を満たす場合、前記風呂循環ポンプの駆動の常時駆動を停止させ、前記周期が経過するまで前記風呂循環ポンプの駆動を待機させるようにした。
【0007】
また、前記貯湯タンクと前記加熱手段を循環可能に接続した加熱循環回路と、前記貯湯タンク下部に接続されると共に前記風呂循環ポンプの近傍に配置され、前記貯湯タンクに給水する給水管と、前記加熱手段よりも下流側の前記加熱循環回路から前記給水管に合流する加熱バイパス管とを備え、前記制御装置は、前記貯湯タンク下部、前記加熱手段の上流側の前記加熱循環回路、加熱手段、前記加熱手段の下流側の前記加熱循環回路、前記加熱バイパス管、前記給水管、前記貯湯タンク下部の順に貯湯タンク内の湯水を循環させることで前記加熱循環回路の凍結を防止する加熱循環回路側凍結防止運転を制御し、前記所定の条件は、前記加熱循環回路側凍結防止運転の運転終了後から経過した経過時間が所定経過時間未満であるか否かを条件とし、前記待機判定手段は、前記加熱循環回路側凍結防止運転の運転終了後から経過した経過時間が所定経過時間未満を満たす場合、前記風呂循環ポンプの駆動の常時駆動を停止させ、前記周期が経過するまで前記風呂循環ポンプの駆動を待機させるようにした。
【発明の効果】
【0008】
この発明の請求項1によれば、外気温度が低く、風呂温度も低いとき、風呂循環回路及び貯湯タンクユニット内の凍結を防止するために、周期内では風呂循環ポンプを常時駆動させることになるが、貯湯タンクユニット内が凍結の恐れがない所定の条件を満たす場合、風呂循環回路及び貯湯タンクユニット内は凍結の恐れが無いので、無駄な風呂循環ポンプの駆動を待機することで、消費電力の増大を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明の一実施形態を示す概略構成図
同発明の凍結防止運転を説明するフローチャート
同発明の凍結防止運転時の風呂循環ポンプのON/OFFの時間を表す表
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、この発明を適用した第1の実施形態を図に基づいて説明する。
1は内部に貯湯タンク2を収納した貯湯タンクユニット、3は貯湯タンク2上部の高温水を出湯する出湯管、4は貯湯タンク2に市水を供給する給水管、5は室外に設置され貯湯タンク2内の湯水を加熱する加熱手段である。
(【0011】以降は省略されています)

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