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公開番号
2025101874
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023218947
出願日
2023-12-26
発明の名称
成形装置、及び成形方法
出願人
AGC株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
C03B
23/025 20060101AFI20250701BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】成形後のガラス板の面精度を向上する、技術を提供する。
【解決手段】成形装置は、第1主面と前記第1主面とは反対向きの第2主面とを含むガラス板を、前記第1主面と前記第2主面に曲面を含む形状に成形する。成形装置は、前記ガラス板の前記第1主面を下に向けた状態で、前記ガラス板を下方から支持する下型を備える。前記下型は、成形後の前記ガラス板と同一又は相似の形状を上面に有する一対の側板と、一対の前記側板の上に直線状に架け渡される複数の棒と、複数の前記棒を間隔をおいて配列する配列部材と、を有する。各前記棒は、一対の前記側板の上面に接した状態で、前記棒の配列方向に移動可能である。前記配列部材は、複数の前記棒が互いに接触しないように前記配列方向における前記棒の移動範囲を規定する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1主面と前記第1主面とは反対向きの第2主面とを含むガラス板を、前記第1主面と前記第2主面に曲面を含む形状に成形する、成形装置であって、
前記ガラス板の前記第1主面を下に向けた状態で、前記ガラス板を下方から支持する下型を備え、
前記下型は、成形後の前記ガラス板と同一又は相似の形状を上面に有する一対の側板と、一対の前記側板の上に直線状に架け渡される複数の棒と、複数の前記棒を間隔をおいて配列する配列部材と、を有し、
各前記棒は、一対の前記側板の上面に接した状態で、前記棒の配列方向に移動可能であり、
前記配列部材は、複数の前記棒が互いに接触しないように前記配列方向における前記棒の移動範囲を規定する、成形装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記配列部材は、一対の前記側板と対向して配置される一対の配列板を有し、
各前記配列板は、前記棒が挿入される凹部を前記棒ごとに有し、
各前記凹部は、前記配列方向における前記棒の移動範囲を規定する、請求項1に記載の成形装置。
【請求項3】
各前記配列板は、前記棒の下方に設けられ、各前記配列板の上面に前記凹部を有する、請求項2に記載の成形装置。
【請求項4】
各前記凹部は、前記棒の軸方向から見て一対の平面を有し、一対の前記平面が、前記配列方向における前記棒の移動範囲を規定する、請求項2又は3に記載の成形装置。
【請求項5】
各前記棒は、外周面が円周面である丸棒である、請求項1~3のいずれか1項に記載の成形装置。
【請求項6】
各前記棒は、管状である、請求項1~3のいずれか1項に記載の成形装置。
【請求項7】
各前記棒は、上方から見たときの長さが100mm以上であり、上方から見たときの幅が2mm~19mmであり、前記棒の軸方向から見たときの厚さが前記幅の3倍以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の成形装置。
【請求項8】
前記配列方向における前記棒のピッチが2mm~19mmである、請求項1~3のいずれか1項に記載の成形装置。
【請求項9】
各前記側板は、各前記側板を前記棒の軸方向に貫通する貫通穴を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の成形装置。
【請求項10】
各前記側板は、鉛直に立てて設けられ、上方から見たときの幅が2mm~10mmである、請求項1~3のいずれか1項に記載の成形装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、成形装置、及び成形方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の型は、湾曲形状の付形ストリップを有する。付形ストリップの上面には、管を嵌め込む溝が管の配列方向に間隔をおいて複数形成される。複数の管の上には、ガラス板が配置される。ガラス板は、加熱され、付形ストリップの上面に沿って曲げ加工される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2004-502631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の管は、付形ストリップの溝に嵌め込まれており、管の配列方向に移動不能である。それゆえ、特許文献1に記載の型は、温度変化による寸法変化を逃がし難く、歪みを生じやすい。従って、型の使用回数が増えるにつれ、成形後のガラス板の面精度が低下しやすい。
【0005】
本開示の一実施形態は、成形後のガラス板の面精度の低下を抑制する、技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る成形装置は、第1主面と前記第1主面とは反対向きの第2主面とを含むガラス板を、前記第1主面と前記第2主面に曲面を含む形状に成形する。前記成形装置は、前記ガラス板の前記第1主面を下に向けた状態で、前記ガラス板を下方から支持する下型を備える。前記下型は、前記ガラス板の前記第1主面と同一又は相似の形状を上面に有する一対の側板と、一対の前記側板に直線状に架け渡される複数の棒と、複数の前記棒を間隔をおいて配列する配列部材と、を有する。各前記棒は、一対の前記側板の上面に接した状態で、前記棒の配列方向に移動可能である。前記配列部材は、複数の前記棒が互いに接触しないように各前記棒の移動範囲を規定する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一実施形態によれば、複数の棒を移動可能に且つ互いに接触しないように配列することで、温度変化による寸法変化を逃がしやすく、歪みの発生を抑制できる。従って、成形後のガラス板の面精度の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る成形装置の一対の側板と複数の棒とを示す斜視図である。
図2は、図1に示す一対の側板と複数の棒とを分離して示す斜視図である。
図3は、下型の一例を示す平面図である。
図4は、下型の一例を示す断面図である。
図5は、図4に示す配列部材が無い場合の状態の一例を示す断面図である。
図6は、管状の棒の一例を示す断面図である。
図7は、制限部材の一例を示す断面図である。
図8は、布の一例を示す側面図である。
図9は、側板の貫通穴の一例を示す断面図である。
図10は、配列部材の第1変形例を示す断面図である。
図11は、配列部材の第2変形例を示す断面図である。
図12は、配列部材の第3変形例を示す断面図である。
図13は、配列部材の第4変形例を示す断面図である。
図14は、配列部材の第5変形例を示す断面図である。
図15は、配列部材の第6変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。明細書中、数値範囲を示す「~」は、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。数値範囲は、四捨五入した範囲を含む。
【0010】
各図面において、X軸方向とY軸方向とZ軸方向は互いに直交する方向である。X軸方向とY軸方向は水平方向であり、Z軸方向は鉛直方向である。X軸方向はX軸正方向とX軸負方向とを含む。Y軸方向はY軸正方向とY軸負方向とを含む。Z軸方向はZ軸正方向とZ軸負方向とを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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