TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025103271
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220552
出願日
2023-12-27
発明の名称
再剥離性粘着シート
出願人
王子ホールディングス株式会社
代理人
個人
主分類
C09J
7/35 20180101AFI20250702BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】ある程度の期間に亘って対象物に確実に貼付された後、容易に再剥離できる再剥離性粘着シートの提供。
【解決手段】基材シートの一方の面11の少なくとも一部に、粘着領域が形成された再剥離性粘着シート10であって、前記粘着領域は、ホットメルト型粘着剤からなるドット状の粘着部12,…,12が多数設けられて形成され、粘着部の表面は、算術平均粗さRaが4.0~5.0μmで、かつ、凹凸の平均間隔Smが200~300μmであり、前記粘着部の平均径Daが1.5~3mmであり、粘着部同士の平均最短間隔Laが1~3mmである、再剥離性粘着シートである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
基材シートの一方の面の少なくとも一部に、粘着領域が形成された再剥離性粘着シートであって、
前記粘着領域は、ホットメルト型粘着剤からなるドット状の粘着部が多数設けられて形成され、
粘着部の表面は、算術平均粗さRaが4.0~5.0μmで、かつ、凹凸の平均間隔Smが200~300μmであり、
前記粘着部の平均径Daが1.5~3mmであり、粘着部同士の平均最短間隔Laが1~3mmである、再剥離性粘着シート。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記ホットメルト型粘着剤は、該ホットメルト型粘着剤からなる粘着層を有する下記試験片の下記試験板に対する180度引き剥がし力(JIS Z 0237)が、1.6N/25mm以上である、請求項1に記載の再剥離性粘着シート。
試験板:JIS G 4305で規定されるSUS304鋼板を鏡面仕上げした試験板。
試験片:厚さが200μmで、算術平均粗さRaが0.25μmであるポリエチレンテレフタレート製基材の表面の全面に、前記ホットメルト型粘着剤からなる厚さ20μmの粘着層を形成した試験片。
【請求項3】
基材シートの他方の面に、剥離剤層を有する請求項1又は2に記載の再剥離性粘着シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、再剥離性粘着シートに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
対象物に貼付してある程度の時間が経過した後に、対象物から容易に剥離できる粘着シートとして、再剥離性粘着シートが知られている。再剥離性粘着シートは、例えば、ハガキに記入した個人情報の上に貼付され、受取人がこれを剥離して個人情報を読み取る用途等に使用される。また、製品を製造する工程間の管理ラベルや、商品の流通過程での物流管理ラベルとして、必要な情報を印刷し、情報伝達の目的が不要となった時点でラベルを剥がす用途等に使用される。再剥離性粘着シートには、貼付時には対象物に良好に粘着し、一方、再剥離時には糊残りや基材の破断等がなく容易に剥離できる、良好な再剥離性が求められる。
【0003】
再剥離性粘着シートとしては、粘着性微小粒子を配合した粘着剤塗工液を用いて、基材上に粘着層を形成した粘着シートが知られている(たとえば特許文献1参照。)。このようにして形成された粘着層は、粘着性微小粒子を含むことに起因して、表面が凹凸形状になる。そのため、該再剥離性粘着シートを対象物に貼付した場合、粘着層と対象物との接触面積が減少し、再剥離性が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭62-143988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような再剥離性粘着シートは、粘着性微小粒子の配合により粘着力を抑制しているため、再剥離性には優れるものの、粘着性が不充分である。そのため、短時間貼付する用途には使用できても、ある程度の期間に亘って対象物に確実に貼付される必要のある物流管理ラベル等の用途には適さない。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ある程度の期間に亘って対象物に確実に貼付された後、容易に再剥離できる再剥離性粘着シートの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は以下の構成を有する。
[1]基材シートの一方の面の少なくとも一部に、粘着領域が形成された再剥離性粘着シートであって、
前記粘着領域は、ホットメルト型粘着剤からなるドット状の粘着部が多数設けられて形成され、
粘着部の表面は、算術平均粗さRaが4.0~5.0μmで、かつ、凹凸の平均間隔Smが200~300μmであり、
前記粘着部の平均径Daが1.5~3mmであり、粘着部同士の平均最短間隔Laが1~3mmである、再剥離性粘着シート。
[2]前記ホットメルト型粘着剤は、該ホットメルト型粘着剤からなる粘着層を有する下記試験片の下記試験板に対する180度引き剥がし力(JIS Z 0237)が、1.6N/25mm以上である、[1]に記載の再剥離性粘着シート。
試験板:JIS G 4305で規定されるSUS304鋼板を鏡面仕上げした試験板。
試験片:厚さが200μmで、算術平均粗さRaが0.25μmであるポリエチレンテレフタレート製基材の表面の全面に、前記ホットメルト型粘着剤からなる厚さ20μmの粘着層を形成した試験片。
[3]基材シートの他方の面に、剥離剤層を有する[1]又は[2]に記載の再剥離性粘着シート。
[4]前記ホットメルト型粘着剤がゴム系のホットメルト型粘着剤である[1]~[3]の何れかに記載の再剥離性粘着シート。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ある程度の期間に亘って対象物に確実に貼付された後、容易に再剥離できる再剥離性粘着シートを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の再剥離性粘着シートの一例について、層構成を示す縦断面図である。
図1の再剥離性粘着シートを図1中Aで示される矢印の方向から見た平面図である。
図2の平面図の一部を拡大した拡大して示す平面図である。
基材シートに粘着部を形成する方法を説明する模式図である。
粘着部の他の配置パターンを示す平面図である。
再剥離性粘着シートの他の一例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を詳細に説明する。
[再剥離性粘着シート]
図1は、本発明の一例である再剥離性粘着シートの層構成を示す縦断面図、図2は、図1の再剥離性粘着シートを図1中Aで示される矢印の方向から見た平面図、図3は、図2の平面図の一部を拡大した拡大平面図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ベック株式会社
被覆材
8日前
ベック株式会社
水性被覆材
1か月前
ベック株式会社
水性被覆材
1か月前
ぺんてる株式会社
固形描画材
2か月前
ぺんてる株式会社
水性インキ組成物
1か月前
東ソー株式会社
ゴム用接着性改質剤
17日前
ぺんてる株式会社
水性インキ組成物
9日前
株式会社エフコンサルタント
被覆材
2か月前
株式会社リコー
インクセット
22日前
artience株式会社
印刷インキ
1か月前
東亞合成株式会社
硬化型接着剤組成物
22日前
東亞合成株式会社
硬化型接着剤組成物
22日前
JNC株式会社
光硬化型導電性ペースト
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
1か月前
株式会社フェクト
透明防錆塗料
29日前
花王株式会社
レオロジー改質剤
2か月前
個人
レンズ用防曇剤
1か月前
ハニー化成株式会社
防反射処理剤
8日前
アイカ工業株式会社
ポリマー被覆粒子の製造方法
1日前
旭化成株式会社
包装材
1か月前
ハニー化成株式会社
親水防汚処理剤
8日前
花王株式会社
液状レオロジー改質剤
2か月前
日東電工株式会社
粘着シート
1か月前
artience株式会社
粘着剤及び粘着シート
4日前
三洋化成工業株式会社
粘着剤主剤及び粘着剤組成物
2日前
artience株式会社
印刷インキおよび印刷物
10日前
リンテック株式会社
粘着シート
24日前
ウォールボンド工業株式会社
壁紙の剥離方法
18日前
artience株式会社
化粧材用プライマー組成物
2日前
積水化学工業株式会社
再剥離粘着テープ
1か月前
日東電工株式会社
表面保護シート
2か月前
御国色素株式会社
黒色顔料及び黒色顔料分散液
2か月前
artience株式会社
水性粘着剤及び粘着シート
1か月前
三菱ケミカル株式会社
粘着剤組成物及びその用途
1か月前
三菱ケミカル株式会社
粘着剤組成物及びその用途
1か月前
三菱ケミカル株式会社
粘着剤組成物及びその用途
1か月前
続きを見る
他の特許を見る