TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025103462
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220871
出願日2023-12-27
発明の名称消火器設置位置表示システム及び消火器管理システム
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類A62C 13/76 20060101AFI20250702BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】消火器の交換忘れを抑制できる消火器設置位置表示システム及び消火器管理システムを提供する。
【解決手段】消火器設置位置表示システムは、消火器スタンド1において台座部2と、支柱3と、プレート4と、発光部5と、電池6とを備える。発光体を有する発光部5は、電池6から給電され発光することにより、消火器スタンド1の存在を視覚的に示す。電池6の容量は、消火器Sの交換時期まで発光部5を発光させるのに使用される容量と実質的に同じである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電池と、
前記電池から給電され、消火器が設置されている位置を示す発光部とを備え、
前記電池の容量は、前記消火器の交換時期まで前記発光部を発光させるのに使用される容量と実質的に同じである
消火器設置位置表示システム。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
消火器が設置される台座部を有する消火器スタンドを備え、
前記発光部は、前記消火器が前記台座部に載置されている通常時に発光し、
前記発光部は、
(1)前記消火器が前記台座部に載置されていないとき、
(2)前記交換時期が近づいたとき、及び
(3)前記電池の消耗速度が閾値よりも大きいとき
のいずれか1以上において、前記通常時と異なる状態で発光する
請求項1に記載の消火器設置位置表示システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の消火器設置位置表示システムと、
外部機器に情報を送信する情報送信部とを備えた消火器管理システムであって、
前記消火器設置位置表示システムは、
(1)前記消火器が前記台座部に載置されていないとき、
(2)前記交換時期が近づいたとき、及び
(3)前記電池の消耗速度が閾値よりも大きいとき
のいずれか1以上において、前記情報送信部に要求信号を送信し、
前記情報送信部は、前記要求信号を受信すると、予め定められた宛先に情報を送信する
消火器管理システム。
【請求項4】
予め定められたイベントのタイミングになると、発光指示を前記消火器設置位置表示システムに送信する発光指示送信部を備え、
前記消火器設置位置表示システムが前記発光指示を受信すると、前記発光部が、前記発光指示に基づいて発光する
請求項3に記載の消火器管理システム。
【請求項5】
複数の前記消火器設置位置表示システムを特定する特定情報と、前記消火器の本体の色と、前記電池の色と、前記消火器又は前記電池の交換時期を知らせる連絡先とを対応づけて管理する消火器管理部を備え、
前記消火器設置位置表示システムから、前記消火器、電池、又は前記消火器及び前記電池の交換時期を知らせる信号を取得すると、前記消火器管理部は、前記連絡先に、前記消火器、前記電池、又は前記消火器及び前記電池の交換時期を知らせる
請求項3に記載の消火器管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消火器設置位置表示システム及び消火器設置位置表示システムを備えた消火器管理システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
学校、病院、集合住宅、オフィスビル、商業施設、工場、及び倉庫等の建物には、消火器の設置が義務づけられている。また、設置義務はないものの、一般家庭においても消火器の設置が望ましい。消火器は、通行又は避難に支障がなく、また必要なときにすぐに持ち出せる場所に設置する必要がある。消火器の設置場所を分かりやすくする技術として、特許文献1には、通常は商用電源から電力供給され、商用電源の異常時には無停電電源装置から電力供給される表示部を備えた消火器の位置表示システムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-194197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、消火器には、耐用年数が設定されている。消火器の耐用年数は、消火器の種類によっても異なるが、概ね5~10年である。このように耐用年数は比較的長く、また、設置されている状態の外観からは消火器の劣化を把握することは困難であるため、消火器の交換が忘れられないようにサポートする技術が望まれる。
【0005】
本発明は、上記のような事項を背景としてなされたものであり、消火器の交換忘れを抑制できる消火器設置位置表示システム及び消火器管理システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る消火器設置位置表示システムは、電池と、前記電池から給電され、消火器が設置されている位置を示す発光部とを備え、前記電池の容量は、前記消火器の交換時期まで前記発光部を発光させるのに使用される容量と実質的に同じである。
【0007】
本発明に係る消火器管理システムは、前記消火器設置位置表示システムと、外部機器に情報を送信する情報送信部とを備えた消火器管理システムであって、前記消火器設置位置表示システムは、(1)前記消火器が前記台座部に載置されていないとき、(2)前記交換時期が近づいたとき、及び(3)前記電池の消耗速度が閾値よりも大きいときのいずれか1以上において、前記情報送信部に要求信号を送信し、前記情報送信部は、前記要求信号を受信すると、予め定められた宛先に情報を送信するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電池から給電されて消火器が設置されている位置を示す発光部を備えるので、消火器の場所を分かりやすく知らせることができる。さらに、発光部に給電する電池の容量は、消火器の交換時期まで発光部を発光させるのに使用される容量と実質的に同じである。このため、電池切れによる発光部の消灯によって、消火器の交換時期を知らせることができるので、ユーザの消火器の交換忘れを抑制できる。また、電池と消火器の交換時期を同じにすることで、電池と消火器の交換を別々の時期にする必要がなくなり、交換作業の効率がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る消火器設置位置表示システムの概略図である。
実施の形態2に係る消火器設置位置表示システムの機能ブロック図である。
実施の形態2に係る消火器設置位置表示システムの発光部の発光制御例を示すフローチャートである。
実施の形態3に係る消火器管理システムの構成図である。
実施の形態3に係るイベント管理データを例示する図である。
実施の形態4に係る消火器管理システムの構成図である。
実施の形態4に係る消火器管理データを例示する図である。
実施の形態4に係る消火器管理システムの動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本発明は、以下の実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、図面に示す装置は、本発明の装置の一例を示すものであり、図面に示された装置によって本発明の装置が限定されるものではない。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

能美防災株式会社
煙感知器
1か月前
能美防災株式会社
炎検出装置
6日前
能美防災株式会社
監視システム
16日前
能美防災株式会社
火災報知システム
7日前
能美防災株式会社
光電式分離型感知器
27日前
能美防災株式会社
火災感知器窓部清掃システム
20日前
能美防災株式会社
火災感知器および火災報知システム
8日前
能美防災株式会社
火災感知器および火災報知システム
8日前
能美防災株式会社
消火器設置位置表示システム及び消火器管理システム
今日
能美防災株式会社
トンネル非常用設備
1か月前
能美防災株式会社
赤外線カメラシステム
6日前
個人
階段避難用滑り板
7か月前
個人
階段上り下り滑り板
5か月前
個人
発火物保管構造
9か月前
藤井電工株式会社
連結フック
3か月前
能美防災株式会社
消火設備
9か月前
能美防災株式会社
消火設備
8か月前
能美防災株式会社
消火装置
7か月前
能美防災株式会社
放水設備
10か月前
能美防災株式会社
消火栓装置
7か月前
個人
高層階の降下型避難装置
2か月前
深田工業株式会社
発泡ノズル
7か月前
株式会社キッツ
流水検知装置
28日前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
8か月前
帝国繊維株式会社
防災用車両
1日前
能美防災株式会社
デフレクタ
9か月前
個人
森林火災の延焼拡大防止システム
10か月前
ホーチキ株式会社
防災システム
7か月前
個人
消火用ノズルヘッド
8か月前
中国電力株式会社
長尺工具保持具
6か月前
幸南工業株式会社
コンセント装置
11か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
6か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
2か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
6か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
10か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
9か月前
続きを見る