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公開番号
2025102312
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219664
出願日
2023-12-26
発明の名称
防災用車両
出願人
帝国繊維株式会社
代理人
個人
主分類
A62C
27/00 20060101AFI20250701BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】走行用エンジンから動力取出装置により取り出された動力で駆動されるとともに荷箱の床下に配置される消防ポンプについて、バランスよく配置できるとともにレイアウト変更を容易にできる防災用車両を提供する。
【解決手段】シャシフレーム2上に取り付けられるサブフレーム3と、サブフレーム3に取り付けられる荷箱6と、走行用エンジン5から動力取出装置10により取り出された動力で駆動されるとともに車両後部かつ荷箱6の床下に配置される消防ポンプ8と、を備える。消防ポンプ8は、インペラと、インペラを回転させるインペラ回転軸と、車両前方側の動力取出装置10からの回転動力がドライブシャフト11を介して入力される動力入力軸と、インペラ回転軸の軸心と動力入力軸の軸心とを平行に離間させつつ動力入力軸に入力された回転動力をインペラ回転軸に伝達する伝達機構と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
シャシフレーム上に取り付けられるサブフレームと、前記サブフレームに取り付けられる荷箱と、走行用エンジンから動力取出装置により取り出された動力で駆動されるとともに車両後部かつ前記荷箱の床下に配置される消防ポンプと、を備えた防災用車両であって、
前記消防ポンプは、インペラと、前記インペラを回転させるインペラ回転軸と、車両前方側の前記動力取出装置からの回転動力がドライブシャフトを介して入力される動力入力軸と、前記インペラ回転軸の軸心と前記動力入力軸の軸心とを平行に離間させつつ前記動力入力軸に入力された回転動力を前記インペラ回転軸に伝達する伝達機構と、
を備えたことを特徴とする防災用車両。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記伝達機構が取り付けられる伝達機構ケーシングには、前記消防ポンプの始動時に内部の空気を排気して呼び水で満たすための真空ポンプが取り付けられ、
前記伝達機構は、前記真空ポンプに回転駆動力を与えるためのポンプ回転軸に対し、前記動力入力軸に入力された回転動力を伝達するように構成された、
ことを特徴とする請求項1に記載の防災用車両。
【請求項3】
前記インペラ回転軸の軸心と前記ポンプ回転軸の軸心とは平行に離間するように配置され、
前記動力入力軸は、前記インペラ回転軸よりも上方に配置される一方、前記ポンプ回転軸は、前記インペラ回転軸の側方に配置されるように構成された、
ことを特徴とする請求項2に記載の防災用車両。
【請求項4】
前記伝達機構ケーシングは、車幅方向一方側に前記真空ポンプを取り付けるための第1取付部を備えるとともに車幅方向他方側に第2取付部を備え、
前記第2取付部は、前記サブフレームから垂下状に前記消防ポンプを支持するためのポンプ支持フレームに取り付けられる、
ことを特徴とする請求項3に記載の防災用車両。
【請求項5】
前記消防ポンプの駆動により車両外部から吸い上げた消火用水を前記荷箱の内部の水槽に送水する水槽送水配管と、前記水槽に貯留された消火用水を放水のために前記消防ポンプに供給する水槽吸水配管と、を備え、
前記水槽送水配管は、車両側面視で前記消防ポンプと部分的に重なるように前記消防ポンプの車幅方向一方側に配置される一方、
前記水槽吸水配管は、車両側面視で前記消防ポンプと部分的に重なるように前記消防ポンプの車幅方向他方側に配置されるように構成した、
ことを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の防災用車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、救助活動や消火活動を行うために荷箱と消防ポンプとを備えた防災用車両に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、火災や震災、事故等の災害発生時に救助活動や消火活動のために出動される防災用車両がある。防災用車両の中には、消火活動を行うための消防ポンプと、救助活動を行うための装備品を収納する収納スペースとの両方を備えたものがある。このような防災用車両としては、例えば、特許文献1に開示された車両(同文献では、「消防車両」と称されている)を挙げることができる。特許文献1に開示された防災用車両は、シャシフレーム上に取り付けられるサブフレームと、サブフレームに取り付けられる荷箱と、走行用エンジンから動力取出装置により取り出された動力で駆動される消防ポンプとを備えている。荷箱内部の床上には、水槽および収納スペースが設けられている。水槽には、消火用水が貯留される。また、収納スペースには、装備品が収納される。
【0003】
また、特許文献1の防災用車両では、消防ポンプが、車両後部、かつ、収納スペースの下方に配置されている。この消防ポンプは、車両前部の動力取出装置とドライブシャフトにより接続されている。ドライブシャフトは、水槽および収納スペースの下方に配置されている。ドライブシャフトは、継手部材を介して互いに連結された複数本のドライブシャフトを用いて構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-32513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のような従来の防災用車両では、救助活動や消火活動の両方に対応するため、装備の増設が難しくなっていた。具体的には、収納スペースの容量を確保したまま装備を増設しようとした場合、荷箱の床上には水槽が既に配置されているので、荷箱の床上に装備を増設するのが難しいという問題があった。そこで、荷箱の床下に装備を増設することを考えるのだが、その場合、ドライブシャフトと消防ポンプとの干渉を避けて装備を増設する必要があった。
【0006】
しかしながら、従来では、消防ポンプのドライブシャフト接続部にドライブシャフトが接続されていたところ、このドライブシャフト接続部は、消防ポンプのインペラを回転させるインペラ回転軸の延長上に設けられていた。ドライブシャフト接続部に対するドライブシャフトの接続角度には限度があるため、消防ポンプ近くに装備を増設しようした場合、それに合わせた消防ポンプのレイアウト変更が制限されていた。
【0007】
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、その目的は、走行用エンジンから動力取出装置により取り出された動力で駆動されるとともに荷箱の床下に配置される消防ポンプについて、バランスよく配置できるとともにレイアウト変更を容易にできる防災用車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の課題を解決するために本明細書に開示する発明は、以下のように構成されている。すなわち、第1の発明は、シャシフレーム上に取り付けられるサブフレームと、前記サブフレームに取り付けられる荷箱と、走行用エンジンから動力取出装置により取り出された動力で駆動されるとともに車両後部かつ前記荷箱の床下に配置される消防ポンプと、を備えた防災用車両であって、前記消防ポンプは、インペラと、前記インペラを回転させるインペラ回転軸と、車両前方側の前記動力取出装置からの回転動力がドライブシャフトを介して入力される動力入力軸と、前記インペラ回転軸の軸心と前記動力入力軸の軸心とを平行に離間させつつ前記動力入力軸に入力された回転動力を前記インペラ回転軸に伝達する伝達機構と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
第1の発明によれば、動力取出装置からの回転動力がドライブシャフトを介して動力入力軸に入力される。また、動力入力軸の軸心は、消防ポンプのインペラを回転させるインペラ回転軸の軸心と平行に離間されている。動力入力軸に入力された回転動力は、伝達機構によりインペラ回転軸に伝達される。これにより、消防ポンプに対するドライブシャフトの接続位置について、インペラ回転軸の延長上に設ける必要をなくすことができる。そして、動力入力軸上のドライブシャフト接続部に対するドライブシャフトの接続角度を適切に維持しつつ、インペラおよびそのケーシングの位置を、ドライブシャフト接続部に対して上下左右にずらすことができる。これにより、荷箱の床下の消防ポンプ近くに装備を増設する場合に、バランス良く追加装備および消防ポンプを配置することができる。また、従来よりも柔軟に装備の増設を行うことができ、その際の消防ポンプのレイアウト変更を容易に行うことができる。荷箱の床下への装備の増設を容易に行うことができるので、荷箱の床上の装備品収納スペースは従来どおりのスペースを維持することができる。
【0010】
第2の発明では、第1の発明において、前記伝達機構が取り付けられる伝達機構ケーシングには、前記消防ポンプの始動時に内部の空気を排気して呼び水で満たすための真空ポンプが取り付けられ、前記伝達機構は、前記真空ポンプに回転駆動力を与えるためのポンプ回転軸に対し、前記動力入力軸に入力された回転動力を伝達するように構成された、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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