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公開番号2025108104
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001783
出願日2024-01-10
発明の名称玉軸受用保持器、及びそれを備える玉軸受
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類F16C 33/38 20060101AFI20250715BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】玉数を多く配置することができる玉軸受用保持器、及びそれを備える玉軸受を提供する。
【解決手段】玉軸受用保持器20は、軸方向に間隔をおいて配置される一対の円環部21と、一対の円環部21間を軸方向に沿って延び、周方向に間隔をおいて配置される複数の柱部22と、を備え、一対の円環部21と隣り合う柱部22とによって玉13を保持するポケット23を形成する。少なくとも一つの柱部22は、当該柱部22によって構成される隣り合うポケット23同士が繋がるように、軸方向中央部において分割されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
軸方向に間隔をおいて配置される一対の円環部と、前記一対の円環部間を軸方向に沿って延び、周方向に間隔をおいて配置される複数の柱部と、を備え、前記一対の円環部と隣り合う前記柱部とによって玉を保持するポケットを形成する玉軸受用保持器であって、
前記柱部は、周方向に隣り合う前記玉同士を隔てる部材であって、隣り合う前記ポケット同士が繋がるように、軸方向中央部において分割される第1柱部と、隣り合う前記ポケット同士が離間するように形成される第2柱部と、を有し、
前記第1柱部を介して隣接する前記玉同士の間隔は、前記第2柱部を介して隣接する前記玉同士の間隔よりも小さい、
玉軸受用保持器。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
内周面に外輪軌道溝を有する外輪と、
外周面に内輪軌道溝を有する内輪と、
前記外輪軌道溝と前記内輪軌道溝との間を転動する複数の玉と、
請求項1に記載の玉軸受用保持器と、
を有する玉軸受。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、4点接触玉軸受やアンギュラ玉軸受等に適用可能な玉軸受用保持器、及びそれを備える玉軸受に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
玉軸受用保持器としては、例えば、図6に示すように、リング部111と、このリング部111の一端部に周方向に等間隔で複数箇所軸方向に突設された柱部112と、を備え、各柱部112間に形成されて玉(図示せず)を周方向に転動可能に保持する多数のポケット113を有する樹脂製の冠形保持器が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-169998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、玉軸受においては、玉数を多くして負荷容量を高め、寿命を延ばすことが求められており、保持器形状のさらなる改善が必要となる。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、玉数を多く配置することができる玉軸受用保持器、及びそれを備える玉軸受を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の上記目的は、下記[1]、[2]の構成によって達成される。
【0007】
[1] 軸方向に間隔をおいて配置される一対の円環部と、前記一対の円環部間を軸方向に沿って延び、周方向に間隔をおいて配置される複数の柱部と、を備え、前記一対の円環部と隣り合う前記柱部とによって玉を保持するポケットを形成する玉軸受用保持器であって、
前記柱部は、周方向に隣り合う前記玉同士を隔てる部材であって、隣り合う前記ポケット同士が繋がるように、軸方向中央部において分割される第1柱部と、隣り合う前記ポケット同士が離間するように形成される第2柱部と、を有し、
前記第1柱部を介して隣接する前記玉同士の間隔は、前記第2柱部を介して隣接する前記玉同士の間隔よりも小さい、
玉軸受用保持器。
[2] 内周面に外輪軌道溝を有する外輪と、
外周面に内輪軌道溝を有する内輪と、
前記外輪軌道溝と前記内輪軌道溝との間を転動する複数の玉と、
請求項1に記載の玉軸受用保持器と、
を有する玉軸受。
【発明の効果】
【0008】
本発明の玉軸受用保持器、及びそれを備える玉軸受によれば、玉数を多く配置することができ、玉軸受の負荷容量を高め、寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一例である4点接触玉軸受を示す断面図である。
図2は、図1の保持器の軸方向中央部での断面図である。
図3は、図1の保持器をポケット中心を通る位置で周方向に沿って切断した展開図である。
図4は、保持器の変形例に係る、図3に対応する展開図である。
図5(a)は、保持器の他の変形例を外径側から見た展開図であり、図5(b)は図5(a)のA-A断面図であり、図5(c)は図5(a)のB-B断面図である。
図6は、従来の保持器を外径側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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