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公開番号2025108869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002353
出願日2024-01-11
発明の名称装着支援装置
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人 共立特許事務所
主分類H05K 13/02 20060101AFI20250716BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】 バルクフィーダにより供給される部品を対象とした採取動作において採取エラーの発生を抑制することにより装着処理を支援する装着支援装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 装着支援装置は、所定の保持部材を用いて所定のキャビティに収容された部品を採取する採取動作が正常に実行されたか否かを示す動作結果を、当該採取動作に適用された保持部材およびキャビティの組み合わせに関連付けて適合情報として記録する管理部、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
部品を保持可能な複数の保持部材を用いて、前記部品を収容可能な複数のキャビティを形成されたバルクフィーダから前記部品を採取し、前記部品を基板に装着する部品装着機に適用され、
所定の前記保持部材を用いて所定の前記キャビティに収容された前記部品を採取する採取動作が正常に実行されたか否かを示す動作結果を、当該採取動作に適用された前記保持部材および前記キャビティの組み合わせに関連付けて適合情報として記録する管理部、を備える装着支援装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記管理部は、複数回に亘り実行された前記採取動作の前記動作結果に基づいて、前記採取動作が正常に実行された割合を示す採取成功率を前記組み合わせごとに算出して前記適合情報に記録する、請求項1に記載の装着支援装置。
【請求項3】
前記管理部は、複数回に亘り実行された前記採取動作の前記動作結果に基づいて、前記採取成功率を複数の前記キャビティごとに算出して前記適合情報に記録する、請求項2に記載の装着支援装置。
【請求項4】
前記管理部は、前記組み合わせごとの前記採取成功率と、前記キャビティごとの前記採取成功率とに基づいて、前記保持部材と前記キャビティの前記組み合わせによる前記動作結果への影響度を算出し、前記影響度を前記適合情報に記録する、請求項3に記載の装着支援装置。
【請求項5】
前記部品装着機は、複数の前記保持部材を用いて前記採取動作を繰り返し実行する採取サイクルを実行し、
実行予定の前記採取サイクルにおける前記保持部材と前記キャビティとの前記組み合わせの前記採取動作に対する適合度が基準値未満である場合に、前記採取サイクルにおける前記保持部材と前記キャビティとの前記組み合わせを変更する変更部をさらに備える、請求項1-4の何れか一項に記載の装着支援装置。
【請求項6】
前記変更部は、変更対象の前記組み合わせの前記保持部材に対して前記適合度が前記基準値以上となる前記キャビティの一つを前記適合情報に基づいて割り当てることにより前記組み合わせを変更する、請求項5に記載の装着支援装置。
【請求項7】
前記変更部は、変更対象の前記組み合わせの前記保持部材に対して前記適合度が前記基準値以上となる前記キャビティが存在しない場合に、複数の前記キャビティのうち前記保持部材に対して前記適合度が高い前記キャビティを優先的に割り当てることにより前記組み合わせを変更する、請求項6に記載の装着支援装置。
【請求項8】
前記変更部は、前記採取サイクルを実行する際の前記部品装着機の動作モードがエラー回避優先モードの場合に前記組み合わせの変更処理を実行し、前記動作モードが生産優先モードの場合に前記組み合わせの変更処理をスキップする、請求項5に記載の装着支援装置。
【請求項9】
前記バルクフィーダが供給する前記部品の種類、前記採取動作が正常に実行されなかった回数、および前記採取動作が正常に実行された割合を示す採取成功率の少なくとも一つに基づいて、前記動作モードが設定される、請求項8に記載の装着支援装置。
【請求項10】
前記管理部は、複数の前記保持部材を支持する装着ヘッドにおいて少なくとも一部の前記保持部材が交換された場合に、交換対象の前記保持部材に関する前記適合情報を初期値に戻す、請求項1-4の何れか一項に記載の装着支援装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、装着支援装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
装着支援装置は、バルクフィーダを用いた部品装着機による装着処理を支援する。バルクフィーダは、基板に部品を装着する部品装着機に装備され、バルク状態の部品を供給する(特許文献1を参照)。部品装着機は、装着処理において、装着ヘッドを移動させて複数のキャビティに収容された部品を順次採取する採取動作、および複数の前記部品を基板に順次装着する装着動作を実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-114084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
部品装着機による装着処理の採取動作を繰り返し実行すると、例えば部品を保持していないなど採取動作が正常に実行されない採取エラーが発生することがある。採取エラーの原因としては、バルクフィーダによる部品の供給状態を認識する画像処理の結果と部品の実際の位置との誤差や、部品を採取して保持する保持部材の位置決め誤差などが想定される。採取エラーが発生すると生産性低下の要因となるため、部品装着機には、採取エラーの発生を抑制することが望まれている。
【0005】
本明細書は、バルクフィーダにより供給される部品を対象とした採取動作において採取エラーの発生を抑制することにより装着処理を支援する装着支援装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、部品を保持可能な複数の保持部材を用いて、前記部品を収容可能な複数のキャビティを形成されたバルクフィーダから前記部品を採取し、前記部品を基板に装着する部品装着機に適用され、所定の前記保持部材を用いて所定の前記キャビティに収容された前記部品を採取する採取動作が正常に実行されたか否かを示す動作結果を、当該採取動作に適用された前記保持部材および前記キャビティの組み合わせに関連付けて適合情報として記録する管理部、を備える装着支援装置を開示する。
【0007】
本明細書では、出願当初の請求項8において「請求項5に記載の装着支援装置」を「請求項5-7の何れか一項に記載の装着支援装置」に変更した技術的思想や、出願当初の請求項10において「請求項1-4の何れか一項に記載の装着支援装置」を「請求項1-9の何れか一項に記載の装着支援装置」に変更した技術的思想も開示されている。また、出願当初の請求項11において「請求項1-4の何れか一項に記載の装着支援装置」を「請求項1-10の何れか一項に記載の装着支援装置」に変更した技術的思想や、出願当初の請求項12において「請求項1-4の何れか一項に記載の装着支援装置」を「請求項1-11の何れか一項に記載の装着支援装置」に変更した技術的思想も開示されている。また、出願当初の請求項13において「請求項1-4の何れか一項に記載の装着支援装置」を「請求項1-12の何れか一項に記載の装着支援装置」に変更した技術的思想や、出願当初の請求項15において「請求項1-4の何れか一項に記載の装着支援装置」を「請求項1-14の何れか一項に記載の装着支援装置」に変更した技術的思想も開示されている。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に係る発明の構成によると、適合情報を記録することによって保持部材とキャビティの組み合わせが採取動作の動作結果に影響するのか否かを示す統計情報を得ることができる。これにより、例えば所定の採取エラーが発生した場合に、採取動作に関わった保持部材とキャビティの組み合わせが採取エラーの一因であるかを、適合情報により判断することが可能となる。このように採取エラーの原因究明を支援することにより採取エラーの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
部品装着機を模式的に示す平面図である。
供給領域を含むバルクフィーダの一部を模式的に示す側面図である。
図2のIII方向から見た平面図である。
装着支援装置を適用された部品装着機を示すブロック図である。
部品装着機による装着処理を示すフローチャートである。
適合情報の管理処理を示すフローチャートである。
供給領域を撮像した画像データを示す図である。
供給状態の認識処理の結果を示す図である。
所定のキャビティにおける複数の保持部材と採取エラーの発生率との関係を示す図である。
採取動作の結果情報と適合情報を示す図である。
移動経路の設定処理を示すフローチャートである。
保持部材とキャビティの組み合わせの変更前後と変更に伴う移動経路を示す図である。
適合情報の初期化処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.装着支援装置50の概要
装着支援装置50は、バルクフィーダ30を用いた部品装着機10による装着処理を支援する。本実施形態において、装着支援装置50は、部品装着機10の制御装置20に組み込まれる。装着支援装置50は、バルクフィーダ30により供給された部品を対象とした採取動作が正常に実行されない採取エラーの発生を抑制することにより、装着処理を支援するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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