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公開番号2025086952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201253
出願日2023-11-29
発明の名称回路基板
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類H05K 1/02 20060101AFI20250603BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】よりノイズを低減することができる回路基板を提供する。
【解決手段】回路基板10には、電源からの電力が入力される電力コネクタ20、電力コネクタ20から入力された電力を動作電源として表示部の表示を制御する制御部40、及び電力コネクタ20と制御部40の間に電気的に接続されノイズを除去するノイズフィルタ素子33が実装される。回路基板10は、Z方向に並べられる複数の導体層L1～L4を備える。複数の導体層L1～L4はグランドパターンを備える。グランドパターンは、回路基板10のZ方向から見てノイズフィルタ素子33の一部を含む範囲であって、かつ回路基板10の角部に設定されるグランド抜き領域43以外に形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
車両に搭載されるバッテリからの電力が入力されるコネクタ、前記コネクタから入力された電力を動作電源として表示装置の表示を制御する制御部、及び前記コネクタと前記制御部の間に電気的に接続されノイズを低減するノイズフィルタ素子が実装される回路基板であって、
前記回路基板の厚さ方向に並べられる複数の導体層を備え、
前記複数の導体層のうち何れか１つ以上はグランドパターンを備え、
前記グランドパターンは、前記回路基板の厚さ方向から見て前記ノイズフィルタ素子の少なくとも一部を含む範囲であって、かつ前記回路基板の角部に設定されるグランド抜き領域以外に形成されている、
回路基板。
続きを表示（約 230 文字）【請求項２】
前記回路基板は、多角形状又は多角形状の角を丸めた形状をなし、
前記回路基板は、前記ノイズフィルタ素子とは別の複数の素子が実装される実装面を備え、
前記コネクタは、前記多角形状の第１辺の上又は前記第１辺の近傍であって、前記第１辺と隣り合う第２辺と第３辺のうち前記第２辺寄りに設けられ、
前記複数の素子は、前記実装面のうち前記コネクタと前記第２辺との間の非実装範囲以外に配置されている、
請求項１に記載の回路基板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、回路基板に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、回路基板にコネクタと駆動ドライバが実装され、コネクタに入力された電力がプリント配線を介して駆動ドライバに供給されることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第７２８７１５４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記特許文献１の構成において、回路基板が発するノイズの低減が求められていた。
【０００５】
本開示は、上記実状を鑑みてなされたものであり、よりノイズを低減することができる回路基板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本開示に係る回路基板は、
車両に搭載されるバッテリからの電力が入力されるコネクタ、前記コネクタから入力された電力を動作電源として表示装置の表示を制御する制御部、及び前記コネクタと前記制御部の間に電気的に接続されノイズを低減するノイズフィルタ素子が実装される回路基板であって、
前記回路基板の厚さ方向に並べられる複数の導体層を備え、
前記複数の導体層のうち何れか１つ以上はグランドパターンを備え、
前記グランドパターンは、前記回路基板の厚さ方向から見て前記ノイズフィルタ素子の少なくとも一部を含む範囲であって、かつ前記回路基板の角部に設定されるグランド抜き領域以外に形成されている。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、よりノイズを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示の一実施形態に係る車載表示装置のブロック図である。
本開示の一実施形態に係る回路基板の層構造を示す模式図である。
本開示の一実施形態に係る回路基板の概略的な平面図である。
本開示の一実施形態に係る回路基板の導体層（Ｌ４）の一部を示す平面図である。
本開示の一実施形態に係る回路基板の導体層（Ｌ３）の一部を示す平面図である。
本開示の一実施形態に係る回路基板の導体層（Ｌ２）の一部を示す平面図である。
本開示の一実施形態に係る回路基板の導体層（Ｌ１）の一部を示す平面図である。
図４の一部を拡大した図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本開示の一実施形態に係る回路基板を有する車載表示装置について図面を参照しつつ説明する。
図１に示すように、車載表示装置１は、表示部３と、制御基板ユニット４と、を備える。
表示部３は、制御基板ユニット４による制御のもと車両情報を表示する。表示部３は、
例えば、液晶表示パネル、有機ＥＬ（Electro-Luminescence）ディスプレイ、又は指針式の計器である。
なお、車載表示装置１は、ヘッドアップディスプレイ装置であってもよく、表示部３は、当該ヘッドアップディスプレイ装置の表示光を放射するものであってもよい。
【００１０】
制御基板ユニット４は、車載バッテリである電源５からの電力を受けて表示部３を制御する。
制御基板ユニット４は、回路基板１０と、電力コネクタ２０と、信号コネクタ２５と、ノイズフィルタ素子３３と、制御部４０と、を備える。
回路基板１０には、コネクタ２０，２５、ノイズフィルタ素子３３及び制御部４０が実装されている。
電力コネクタ２０、ノイズフィルタ３１，３２及び制御部４０は、回路基板１０の配線パターンにより構成される配線Ａ１，Ａ２によって電気的に接続されて回路を構成する。
（【００１１】以降は省略されています）

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