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公開番号2025109270
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003022
出願日2024-01-12
発明の名称画像処理装置及びその作動方法
出願人富士フイルム株式会社,学校法人藤田学園
代理人弁理士法人小林国際特許事務所
主分類A61B 1/045 20060101AFI20250717BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、嚥下内視鏡検査において、検査中の見落とし防止又はユーザーの負担軽減を実現できる画像処理装置及びその作動方法を提供する。
【解決手段】画像取得部33は、検査画像を取得する。第1フレーム分類部40は、検査画像のフレーム毎に、嚥下が行われている嚥下中フレームSF、又は、嚥下が行われていない非嚥下中フレームNSFのいずれかに分類する。嚥下ブロック生成部41は、時間的に隣接する嚥下中フレームSF間の時間的間隔が第1閾値以下である場合は、少なくとも隣接する嚥下中フレームSFを嚥下ブロックBL1、BL2として一体化する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
制御用プロセッサを備え、
前記制御用プロセッサは、
検査画像を取得し、
前記検査画像のフレーム毎に、嚥下が行われている嚥下中フレーム、又は、前記嚥下が行われていない非嚥下中フレームのいずれかに分類し、
時間的に隣接する嚥下中フレーム間の時間的間隔が第1閾値以下である場合は、少なくとも前記隣接する嚥下中フレームを嚥下ブロックとして一体化する画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御用プロセッサは、時間的幅が第2閾値以下又は第3閾値以上である前記嚥下中フレームは、前記嚥下中フレームでないと判定し、又は、時間的幅が第2閾値以下又は第3閾値以上である前記嚥下ブロックは、前記嚥下ブロックでないと判定する請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
制御用プロセッサを備え、
前記制御用プロセッサは、
検査画像を取得し、
前記検査画像のフレーム毎に、嚥下の動作に応じた複数の嚥下動作別フレーム、又は、前記嚥下が行われていない非嚥下中フレームのいずれかに分類し、
時間的に隣接する嚥下動作別フレーム間の時間的間隔が第1閾値以下である場合は、少なくとも前記隣接する嚥下動作別フレームを動作別嚥下ブロックとして一体化する画像処理装置。
【請求項4】
前記制御用プロセッサは、時間的幅が第2閾値以下又は第3閾値以上である前記嚥下動作別フレームは、前記嚥下動作別フレームでないと判定し、又は、時間的幅が第2閾値以下である前記動作別嚥下ブロックは、前記動作別嚥下ブロックでないと判定する請求項3記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記制御用プロセッサは、前記嚥下動作別フレーム又は前記動作別嚥下ブロックを含む発現パターンに基づいて、前記発現パターンが嚥下中又は非嚥下中のいずれかであると判定する請求項3記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記嚥下動作別フレームには、嚥下直前フレーム、嚥下中フレーム、又は、嚥下直後フレームが含まれる請求項3記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記嚥下直前フレームには、嚥下直前ブレフレーム、喉頭蓋反転フレーム、又は、食物流入フレームが含まれる請求項6記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記嚥下中フレームには、白飛びフレーム、遮蔽フレーム、フローフレーム、着色水流入フレーム、又は、嚥下食フレームが含まれる請求項6記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記嚥下直後フレームには、嚥下直後ブレフレーム、又は、ブラックアウトフレームが含まれる請求項6記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記制御用プロセッサが、前記検査画像を明度に応じた複数の明度情報フレームに分類する場合において、
前記制御用プロセッサは、前記明度情報フレーム、前記嚥下動作別フレーム、又は、前記動作別嚥下ブロックを含む発現パターンに基づいて、前記発現パターンが嚥下中又は非嚥下中のいずれかであると判定する請求項3記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、嚥下内視鏡検査で得られた画像を解析する画像処理装置及びその作動方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
嚥下障害は高齢や神経系の疾患に伴って発生することから、近年の高齢化社会において嚥下機能の検査を行うことの重要性はますます高まってきている。嚥下機能の検査は、誤嚥の病態を特定し、適切な嚥下障害の治療や予防を行うことが望まれている。そのため、嚥下内視鏡検査(VE:VideoEndoscopic examination of swallowing)が嚥下障害の評価方法(嚥下機能評価検査)として確立されている(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-179222号公報
特開2022-179218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
嚥下内視鏡検査では、内視鏡を通して得られる嚥下の動きの画像をユーザーである医師が観察し、その動態で評価を行う。そのため、取得された大量の画像を観察する必要があるため、検査中の見落としが生じる可能性がある。また、検査後に長時間の動画を見直すことはユーザーにとって負担である。このような検査中の見落とし防止又はユーザーの負担軽減が求められていた。
【0005】
なお、特許文献1には、検査画像から、画像毎に嚥下中又は非嚥下中であることを判定するシステムが開示されている。同じく特許文献1には、嚥下中または非嚥下中であることを判定するために、Deep Learningを用いることが開示されている。しかしながら、画像1枚のみの判定では、実際には嚥下中ではない時間帯においても、嚥下中と類似した画像が得られることがあり、あるいは、実際には嚥下中の時間帯においても非嚥下中と類似した画像が得られることがあり、このような類似した画像も考慮して、精度の良い嚥下判定が求められていた。
【0006】
また、特許文献2には、ブレ量、画像差分の大きさ、特徴点の移動量を検出する方法が記載されている。しかしながら、実際には嚥下中ではない時間帯においても、嚥下中と類似した値が得られることがあり、あるいは、実際には嚥下中の時間帯においても非嚥下中と類似した値が得られることがあり、このような類似した値も考慮して、精度の良い嚥下判定が求められていた。
【0007】
また、特許文献1では、嚥下中と判定した検査画像から一定期間に取得されたフレームを嚥下中と判定しており、特許文献2では、動きが発生する嚥下の初期(開始時刻)と終期(終了時刻)を検出している。しかしながら、このような特許文献1、2のような方法では、嚥下動作全体を検出することは難しかった。
【0008】
本発明は、嚥下内視鏡検査において、検査中の見落とし防止又はユーザーの負担軽減を実現できる画像処理装置及びその作動方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の画像処理装置は、制御用プロセッサを備え、制御用プロセッサは、検査画像を取得し、検査画像のフレーム毎に、嚥下が行われている嚥下中フレーム、又は、嚥下が行われていない非嚥下中フレームのいずれかに分類し、時間的に隣接する嚥下中フレーム間の時間的間隔が第1閾値以下である場合は、少なくとも隣接する嚥下中フレームを嚥下ブロックとして一体化する。
【0010】
制御用プロセッサは、時間的幅が第2閾値以下又は第3閾値以上である嚥下中フレームは、嚥下中フレームでないと判定し、又は、時間的幅が第2閾値以下又は第3閾値以上である嚥下ブロックは、嚥下ブロックでないと判定することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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