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公開番号2025104840
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222972
出願日2023-12-28
発明の名称車両の冷却液循環装置におけるポンプ制御方法
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60H 1/08 20060101AFI20250703BHJP(車両一般)
要約【課題】アイドルストップシステムを備えた車両において、暖房を使用しながらエンジンを始動させる際に、冷却液の循環系統における負荷を低減すると共に、暖房機能を維持することができる車両の冷却液循環装置におけるポンプ制御方法を提供する。
【解決手段】エンジン駆動冷却水ポンプP1とは別に、アイドルストップ時に、暖房の熱源であるヒータ冷却液を供給するヒータ用ポンプP2を備えた車両において、エンジン作動時に、ヒータ用ポンプP2を駆動するポンプ制御方法とし、暖房を使用しながらエンジンEを作動させる際に、冷却液の循環系統における負荷を低減する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジン駆動冷却水ポンプとは別に、アイドルストップ時に、暖房の熱源であるヒータ冷却液を供給するヒータ用ポンプを備えた車両において、エンジン作動時に、前記ヒータ用ポンプを駆動することを特徴とする車両の冷却液循環装置におけるポンプ制御方法。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記暖房の吹出温度を測定し、前記吹出温度が前記暖房の設定温度を下回る場合に、前記ヒータ用ポンプを駆動することを特徴とする請求項1に記載の車両の冷却液循環装置におけるポンプ制御方法。
【請求項3】
外気温を測定し、前記外気温が設定値以下である場合に、前記暖房の吹出温度が設定温度に達するまで前記ヒータ用ポンプを駆動することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の冷却液循環装置におけるポンプ制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アイドルストップシステムを備えた車両の冷却液循環装置において、ポンプを制御するのに用いられるポンプ制御方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両のアイドルストップシステムとしては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には、電子制御装置により、アイドルストップ条件の成立、及び車両の停止状態の両方が確定されたときに、車両のエンジンをアイドルストップするようにし、また、エンジンがアイドルストップした後にエンジンの再始動条件が成立するかどうかを判定し、エンジンの再始動条件が成立すると判定したときにエンジンを再始動するようにした車両のアイドルストップ及びヒータを制御するシステム及び方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2015-520320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記の車両のアイドルストップ及びヒータを制御するシステム及び方法では、エンジンを駆動している間、バッテリの負担を軽減するために、ヒータの補助用ポンプを作動させないようにしている。このため、従来のアイドルストップシステムでは、とくに暖房を使用しながらエンジンを作動させる際に、補助用ポンプが冷却液の循環系統に負荷(圧力損失)を与えたり、暖房機能が低下したりする虞があった。
【0005】
本発明は、上記従来の状況に鑑みて成されたもので、アイドルストップシステムを備えた車両において、暖房を使用しながらエンジンを始動させる際に、冷却液の循環系統における負荷を低減すると共に、暖房機能を維持することができる車両の冷却液循環装置におけるポンプ制御方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係わる車両の冷却液循環装置におけるポンプ制御方法は、エンジン駆動冷却水ポンプとは別に、アイドルストップ時に、暖房の熱源であるヒータ冷却液を供給するヒータ用ポンプを備えた車両において、エンジン作動時に、前記ヒータ用ポンプを駆動することを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係わる車両の冷却液循環装置におけるポンプ制御方法は、上記構成を採用したことにより、暖房を使用しながらエンジンを作動させる際に、冷却液の循環系統における負荷(圧力損失)を低減すると共に、暖房機能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態において、アイドルストップシステムを備えた車両における冷却液の循環装置を説明するブロック図である。
ポンプ制御方法を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1実施形態>
図1は、アイドルストップシステムを備えた車両における冷却液循環装置を説明するブロック図である。図1は、左右一対の気筒列を備えたエンジンEを備えた車両の冷却液循環装置であって、エンジンE,マルチ・コントロール・バルブMCV、及び冷却液インレットINTの間に配置された各種機器を配管で接続した構成である。配管は各種機器が有するウォータジャケットに接続される。
【0010】
エンジンEは、左右のシリンダブロック1L,1R、左右のシリンダヘッド2L,2R、左右のターボチャージャー3L.3R、及びスロットルチャンバー4を備えており、冷却液インレットINTとの間に、エンジンEに冷却液を供給するためのエンジン駆動冷却水ポンプ(電動ウォータポンプ)P1が配置してある。
(【0011】以降は省略されています)

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