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公開番号
2025109411
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003278
出願日
2024-01-12
発明の名称
化粧品及びウレタンフォーム
出願人
株式会社東洋新薬
代理人
弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類
A61K
8/02 20060101AFI20250717BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】亜鉛等の金属元素を含む化粧料組成物を含浸させても、ウレタンフォームの弾力の低下が抑制される化粧料組成物含浸用ウレタンフォーム及びそれを用いた化粧品を提供する。
【解決手段】本発明は、化粧料組成物と、該化粧料組成物が含浸されたポリカーボネート系ウレタンフォームとを有する、化粧品を提供する。また、本発明は、化粧料組成物含浸用ポリカーボネート系ウレタンフォームを提供する。前記の化粧料組成物が、亜鉛、鉄、銅から選択される少なくとも一種の金属元素を含むことが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
化粧料組成物と、該化粧料組成物が含浸されたポリカーボネート系ウレタンフォームとを有する、化粧品。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記化粧料組成物が、亜鉛、鉄、銅から選択される少なくとも一種の金属元素を含む、請求項1に記載の化粧品。
【請求項3】
前記ポリカーボネート系ウレタンフォームは、連続気泡構造を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧品。
【請求項4】
前記のポリカーボネート系ウレタンフォームの破断伸びが、150%以上300%以下である、請求項1又は2に記載の化粧品。
【請求項5】
前記のポリカーボネート系ウレタンフォームの引張強度が、10N/cm
2
以上45N/cm
2
以下である、請求項1に記載の化粧品。
【請求項6】
前記ポリカーボネート系ウレタンフォームの密度が、0.05g/cm
3
以上0.15g/cm
3
以下である、請求項1又は2に記載の化粧品。
【請求項7】
前記ポリカーボネート系ウレタンフォームは1インチあたりのポア数が、40ppi以上130ppi以下である、請求項1又は2に記載の化粧品。
【請求項8】
前記ポリカーボネート系ウレタンフォームは、アスカーF型硬度計基準で40以上70以下の硬度を有する、請求項1又は2に記載の化粧品。
【請求項9】
ポリカーボネート系ウレタンフォームである、化粧料組成物含浸用ウレタンフォーム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料組成物と、該化粧料組成物が含浸されたウレタンフォームとを有する化粧品、並びに化粧料組成物含浸用のウレタンフォームに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
「クッションファンデーション(cushion foundation)」と呼ばれるコンパクト型の液体ファンデーションシステムは、2008年韓国で登場し、世界市場に広がっている。このシステムは、液状のファンデーションなどの化粧料組成物を含浸し、容器の中に入れられた発泡体(「フォーム」)を担体として備える。このようなコンパクト型の化粧料組成物含浸システムは、携帯に便利であり、また、皮膚への塗布も手軽に行えるものである。
特許文献1には、紫外線遮断組成物を含浸させる担体としてウレタンフォームを用いる、コンパクト型の液体ファンデーションシステムが提案されている。一方、化粧用スポンジの分野では、特許文献2に記載のように、ポリエステル系ウレタンを多く含むフォームを用いることが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
韓国公開特許第10-2009-0100643号公報
特開2015-116370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ポリエステル系ポリウレタンフォームを、亜鉛等の金属元素を含む化粧料組成物に含浸させた状態で保存すると、フォームの弾力が経時的に低下し、場合によっては外観異常が生じるまでの劣化が起こる場合があることが判明した。特に、高温多湿下で保存される場合にフォームが劣化しやすい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は上記の現象について鋭意検討した。その結果、ポリカーボネート系ウレタンフォームを用いた場合、亜鉛等の金属元素を含む化粧料組成物に対し、極めて優れた耐久性を有することを知見し、本発明を完成させた。
【0006】
本発明は上記知見に基づくものであり、化粧料組成物と、該化粧料組成物が含浸されたポリカーボネート系ウレタンフォームとを有する、化粧品を提供する。
【0007】
また本発明は化粧料組成物含浸用ポリカーボネート系ウレタンフォームを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、亜鉛等の金属元素を含む化粧料組成物にウレタンフォームを含浸させた場合においても、ウレタンフォームの劣化を効果的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は製造例2のポリカーボネート系ポリウレタンフォームの顕微鏡写真である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を好適な実施形態に基づき説明する。
本発明者は、従来のウレタンフォームが亜鉛などの金属元素を含む化粧料組成物に対して経時的に劣化しやすい原因を鋭意検討し、以下のように推察した。上述した通り、従来の化粧用ウレタンフォームとしては、ポリエステル系ポリウレタンを発泡させたものが一般的である。ポリエステル系ウレタンフォームを亜鉛などの特定の金属元素又はその化合物と併存させると、金属カチオンがポリエステル構造中のエステル結合のカルボニル基に対して作用して加水分解反応を促進するものと考えられる。
これに対し、本発明では、ポリカーボネート系ポリウレタンフォームを用い、フォームの化学構造中のエステル結合がポリエステル系ポリウレタンフォームに比して大幅に低減しているため、亜鉛などの特定金属元素による作用を回避できると考えられる。
(【0011】以降は省略されています)
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