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公開番号
2025109438
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003327
出願日
2024-01-12
発明の名称
反射型スクリーンおよび投射システム
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03B
21/60 20140101AFI20250717BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】投射光の拡散角度を制御しやすい反射型スクリーンを提供する。
【解決手段】本発明の反射型スクリーンは、観察側を向く第1面と、観察側とは反対側を向く第2面と、を有する透光性基材と、透光性基材の第2面の側に設けられた複数の凸部と、複数の凸部のそれぞれに設けられた反射層と、を備える。複数の凸部のそれぞれは、所定の方向に延在し、第1面に対して傾斜した第1面と、所定の方向に延在する第2面と、所定の方向に延在し、第1面と第2面との間に位置する第3面と、を有する。反射層は、少なくとも第1面と第3面とに設けられている。第3面は、観察側に向けて突出する形状、または観察側とは反対側に向けて突出する形状を有する曲面で構成されている。曲面の曲率半径をrとし、複数の凸部の配列方向における前記凸部のピッチをpとしたとき、r/pが0.1以上である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
投射装置から投射される投射光を反射させて観察側に画像を表示する反射型スクリーンであって、
前記観察側を向く前面と、前記観察側とは反対側を向く背面と、を有する透光性基材と、
前記透光性基材の前記背面の側に設けられた複数の凸部と、
前記複数の凸部のそれぞれに設けられ、前記投射光を反射させる反射層と、
を備え、
前記複数の凸部のそれぞれは、所定の方向に延在し、前記前面に対して傾斜した第1面と、前記所定の方向に延在する第2面と、前記所定の方向に延在し、前記第1面と前記第2面との間に位置する第3面と、を有し、
前記反射層は、少なくとも前記第1面と前記第3面とに設けられ、
前記第3面は、前記観察側に向けて突出する形状、または前記観察側とは反対側に向けて突出する形状を有する曲面で構成され、
前記曲面の曲率半径をrとし、前記複数の凸部の配列方向における前記凸部のピッチをpとしたとき、r/pが0.1以上である、反射型スクリーン。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記第3面は、前記観察側に向けて突出する形状を有する曲面である、請求項1に記載の反射型スクリーン。
【請求項3】
前記第3面は、前記観察側とは反対側に向けて突出する形状を有する曲面である、請求項1に記載の反射型スクリーン。
【請求項4】
前記r/pが0.2以上である、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の反射型スクリーン。
【請求項5】
前記透光性基材の前記前面の側に設けられ、前記投射光を拡散させる拡散層をさらに備える、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の反射型スクリーン。
【請求項6】
前記拡散層の拡散特性は、異方性を有し、
前記凸部の延在方向の拡散性は、前記複数の凸部の配列方向の拡散性よりも大きい、請求項5に記載の反射型スクリーン。
【請求項7】
前記複数の凸部は、フレネルレンズ部を構成する、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の反射型スクリーン。
【請求項8】
前記複数の凸部は、前記透光性基材の前記背面に接して設けられている、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の反射型スクリーン。
【請求項9】
前記反射層を覆う保護部材をさらに備える、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の反射型スクリーン。
【請求項10】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の反射型スクリーンと、
前記反射型スクリーンに向けて前記投射光を投射する投射装置と、
を備える、投射システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、反射型スクリーンおよび投射システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
投射装置から投射される投射光を反射し、観察側に画像を表示させる反射型スクリーンが従来から知られている。この種の反射型スクリーンとして、円弧状の複数の反射面を同心円状に配列したフレネルレンズ部を有するスクリーンが提案されている。このスクリーンによれば、投射装置からスクリーンに対して斜めに入射した投射光をレンズ効果によって一定の方向、すなわち観察者が存在する方向に向けて反射させることができる。下記の特許文献1に、レンズ層と反射層と表面レンズ層とを備え、レンズ層がフレネルレンズ形状を有する反射型スクリーンが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-171114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の反射型スクリーンにおいては、表面レンズ層を構成するレンチキュラーレンズの構成によって投射光の拡散角度を調整しているため、レンチキュラーレンズの配列方向、すなわちスクリーンの水平方向の拡散角度しか調整できない。また、特許文献1には、上記の構成に加えて拡散層を設ける構成についても記載されている。ところが、この拡散層は投射光を等方的に拡散させるため、拡散角度を調整しようとすると、スクリーンの水平方向の拡散角度と垂直方向の拡散角度とが同時に変化する。そのため、スクリーンの垂直方向の拡散角度のみを独立して調整することが難しいという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様の反射型スクリーンは、投射装置から投射される投射光を反射させて観察側に画像を表示させる反射型スクリーンであって、前記観察側を向く前面と、前記観察側とは反対側を向く背面と、を有する透光性基材と、前記透光性基材の前記背面の側に設けられた複数の凸部と、前記複数の凸部のそれぞれに設けられ、前記投射光を反射させる反射層と、を備える。前記複数の凸部のそれぞれは、所定の方向に延在し、前記前面に対して傾斜した第1面と、前記所定の方向に延在する第2面と、前記所定の方向に延在し、前記第1面と前記第2面との間に位置する第3面と、を有する。前記反射層は、少なくとも前記第1面と前記第3面とに設けられている。前記第3面は、前記観察側に向けて突出する形状、または前記観察側とは反対側に向けて突出する形状を有する曲面で構成されている。前記曲面の曲率半径をrとし、前記複数の凸部の配列方向における前記凸部のピッチをpとしたとき、r/pが0.1以上である。
【0006】
本発明の一つの態様の投射システムは、本発明の一つの態様の反射型スクリーンと、前記反射型スクリーンに向けて前記投射光を投射する投射装置と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態の投射システムの概略構成図である。
第1実施形態の反射型スクリーンの正面図である。
図2のIII-III線に沿う反射型スクリーンの断面図である。
凸部の拡大図である。
r/pを変えたときの投射光の拡散角度分布を示すグラフである。
図5の-50度近傍を拡大したグラフである。
第2実施形態の反射型スクリーンの断面図である。
反射型スクリーンの製造プロセスにおける一つの工程を示す図である。
図8Aの次の工程を示す図である。
図8Bの次の工程を示す図である。
図8Cの次の工程を示す図である。
図8Dの次の工程を示す図である。
図8Eの次の工程を示す図である。
特定の硬化条件におけるフレネルレンズの断面形状を示す図である。
他の硬化条件におけるフレネルレンズの断面形状を示す図である。
さらに他の硬化条件におけるフレネルレンズの断面形状を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面を用いて説明する。
以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
【0009】
図1は、本実施形態の投射システム10の概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態の投射システム10は、反射型スクリーン11と、投射装置12と、を備える。以下、反射型スクリーン11を単にスクリーン11と称する。投射装置12は、スクリーン11に向けて投射光Lを投射する。スクリーン11は、投射装置12から投射される投射光Lを反射させて観察側に画像を表示する。スクリーン11は、フレネルレンズ部13を備え、投射装置12からスクリーン11に対して斜めに入射する投射光Lをフレネルレンズ部13の作用によって観察者が存在する方向に向けて平行に反射する。以下の説明では、スクリーン11の水平方向に沿う軸をX軸とし、スクリーン11の垂直方向に沿う軸をY軸とし、スクリーン11の正面方向に沿う軸をZ軸とする。すなわち、観察者から見て、左右方向がX軸方向に対応し、上下方向がY軸方向に対応し、奥行方向がZ軸方向に対応する。
【0010】
図2は、スクリーン11の正面図である。
図2に示すように、スクリーン11は、X軸方向の長さがY軸方向の長さよりも長い長方形状の形状を有する。スクリーン11は、図2の紙面の手前側に突出する複数の凸部14を備える。複数の凸部14は、半径が互いに異なる円弧状の形状を有する。複数の凸部14は、円弧状の凸部14が同心円状に配列されたフレネルレンズ部13、いわゆるサーキュラー型のフレネルレンズ部を構成する。フレネルレンズ部13は、複数の凸部14のそれぞれが投射装置12から射出される投射光Lを観察者側に向けて反射する。
(【0011】以降は省略されています)
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