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公開番号2025109595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003580
出願日2024-01-12
発明の名称マウント構造
出願人興和株式会社
代理人個人,個人
主分類G03B 17/14 20210101AFI20250717BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】カメラ本体に対するレンズ鏡筒の固定状態が振動等によって緩むことのないマウント構造を提供すること。
【解決手段】内周面にねじ溝が形成された円筒状のレンズ鏡筒接続部と、レンズ鏡筒接続部との間に所定の隙間をもって形成された円筒壁部を備えたマウントベースと、2つの隙間に収容され、レンズの光軸方向にスライド移動可能に設置される円筒リング状のマウントロックとを備え、マウントロックのカメラ本体側端部の外周側に全周にわたって第1テーパー面が形成され、マウントベースの円筒壁部の一箇所以上の位置に剣先ビス用ねじ穴が形成され、剣先ビス用ねじ穴に対して剣先ビスをねじ回して挿入することで、剣先ビスの円錐状の先端の傾斜部分にてマウントロックの第1テーパー面を押して光軸方向のレンズ鏡筒側に移動させる力を発生させて、マウントロックのレンズ鏡筒側の端部をレンズ鏡筒の端部に押し付けるようにした。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
レンズ鏡筒とカメラ本体を螺合して接続するマウント構造であって、
前記カメラ本体における前記レンズ鏡筒との接続箇所に、内周面にねじ溝が形成された円筒状のレンズ鏡筒接続部と、
前記カメラ本体に固定され、前記レンズ鏡筒接続部との間に所定の隙間をもって形成された円筒壁部を備えたマウントベースと、
前記レンズ鏡筒接続部と前記マウントベースの間の前記隙間に収容され、レンズ鏡筒の光軸方向にスライド移動可能に設置される円筒リング状のマウントロックとを備え、
前記マウントロックのカメラ本体側端部の外周側に全周にわたって第1テーパー面が形成されており、
前記マウントベースの前記円筒壁部の少なくとも一箇所以上の位置には、先端が円錐状に形成された剣先ビスをねじ回して挿抜可能な剣先ビス用ねじ穴が貫通させて形成されており、
前記カメラ本体に前記レンズ鏡筒が接続された状態にて、前記マウントベースの前記剣先ビス用ねじ穴に対して前記剣先ビスをねじ回して挿入することで、前記剣先ビスの円錐状の先端の傾斜部分にて前記マウントロックの前記第1テーパー面を押して前記マウントロックに対して光軸方向のレンズ鏡筒側に移動させる力を発生させて、前記マウントロックのレンズ鏡筒側の端部を前記レンズ鏡筒の端部に押し付けることが可能な
マウント構造。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記マウントロックの前記レンズ鏡筒側端部の内周側には全周にわたって第2テーパー面を形成し、
接続される前記レンズ鏡筒の直径が大きいときは、前記マウントロックの円筒リングの上面部分を前記レンズ鏡筒に押し付けるようにし、
接続される前記レンズ鏡筒の直径が小さいときは、前記マウントロックの第2テーパー面を前記レンズ鏡筒に押し付けるようにした
請求項1記載のマウント構造。
【請求項3】
前記マウントベースは、所定角度だけ設置角度が異なる複数のパターンで前記カメラ本体に対して接続可能である
請求項1記載のマウント構造。
【請求項4】
前記マウントベースの前記円筒壁部の少なくとも一箇所以上の位置には、前記マウントロックの想定されるスライド移動距離に合わせた長手方向長さを備える長穴が形成されており、
前記長穴の短手方向の幅よりも径が小さく、先端部分を前記マウントロックに設けたねじ穴に螺合しつつ他端側が前記長穴の内側に収容される脱落防止ねじを設けた
請求項1記載のマウント構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラ本体に対するレンズ鏡筒の固定状態が振動等によって緩むことのないマウント構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、製品検査の場面や、生産ラインの各過程におけるチェックの場面などにおいてカメラ装置による撮影が行われてきた。そのような場面で使用される工業用カメラ(FAカメラ)は、一旦設置されると長期間使用されることが想定される。そのような現場では振動などの外的な影響が工業用カメラに作用することで、カメラ本体に対するレンズ鏡筒の固定状態や、絞りなどの操作部の固定状態に緩みが生じるおそれがある。
【0003】
緩みを防止する構造を採用したものとして、例えば、特許文献1が既に提案されている。この特許文献1には、操作に用いられる部材に固定用部材を螺合させ、固定用部材の先端を内側の部材に押し込むことにより、固定用の部材と内側の部材との間の摩擦力により固定用の部材の移動を制限し、結果として操作に用いられる部材を固定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平09-281546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の技術はネジ式の固定であるため、カメラ設置個所の環境要因の振動や衝撃が加わること等が原因でネジに緩みが生じて、固定状態を維持できなくなるおそれがあった。特許文献1は絞りの調整状態を固定する内容であるが、同様の技術によってカメラ本体とレンズ鏡筒とを固定する場合においても、振動や衝撃が加わること等が原因でネジに緩みが生じる恐れがあった。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、カメラ本体に対するレンズ鏡筒の固定状態が振動等によって緩むことのないマウント構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るマウント構造は、レンズ鏡筒とカメラ本体を螺合して接続するマウント構造であって、前記カメラ本体における前記レンズ鏡筒との接続箇所に、内周面にねじ溝が形成された円筒状のレンズ鏡筒接続部と、前記カメラ本体に固定され、前記レンズ鏡筒接続部との間に所定の隙間をもって形成された円筒壁部を備えたマウントベースと、前記レンズ鏡筒接続部と前記マウントベースの間の前記隙間に収容され、レンズ鏡筒の光軸方向にスライド移動可能に設置される円筒リング状のマウントロックとを備え、前記マウントロックのカメラ本体側端部の外周側に全周にわたって第1テーパー面が形成されており、前記マウントベースの前記円筒壁部の少なくとも一箇所以上の位置には、先端が円錐状に形成された剣先ビスをねじ回して挿抜可能な剣先ビス用ねじ穴が貫通させて形成されており、前記カメラ本体に前記レンズ鏡筒が接続された状態にて、前記マウントベースの前記剣先ビス用ねじ穴に対して前記剣先ビスをねじ回して挿入することで、前記剣先ビスの円錐状の先端の傾斜部分にて前記マウントロックの前記第1テーパー面を押して前記マウントロックに対して光軸方向のレンズ鏡筒側に移動させる力を発生させて、前記マウントロックのレンズ鏡筒側の端部を前記レンズ鏡筒の端部に押し付けることが可能なことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るマウント構造において、更に、前記マウントロックの前記レンズ鏡筒側端部の内周側には全周にわたって第2テーパー面を形成し、接続される前記レンズ鏡筒の直径が大きいときは、前記マウントロックの円筒リングの上面部分を前記レンズ鏡筒に押し付けるようにし、接続される前記レンズ鏡筒の直径が小さいときは、前記マウントロックの第2テーパー面を前記レンズ鏡筒に押し付けるようにしたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係るマウント構造において、更に、前記マウントベースは、所定角度だけ設置角度が異なる複数のパターンで前記カメラ本体に対して接続可能であることを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係るマウント構造において、更に、前記マウントベースの前記円筒壁部の少なくとも一箇所以上の位置には、前記マウントロックの想定されるスライド移動距離に合わせた長手方向長さを備える長穴が形成されており、前記長穴の短手方向の幅よりも径が小さく、先端部分を前記マウントロックに設けたねじ穴に螺合しつつ他端側が前記長穴の内側に収容される脱落防止ねじを設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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