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公開番号2025110094
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003829
出願日2024-01-15
発明の名称薬剤秤量装置
出願人株式会社タカゾノ
代理人個人
主分類G16H 20/10 20180101AFI20250718BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】精度の高い常用量チェックを行うことが可能か否かを判定可能な薬剤秤量装置を提供する。
【解決手段】薬剤秤量装置は、秤量部と、記憶部と、制御部と、を備える。秤量部は、薬剤を秤量する。記憶部は、調剤データを記憶する。制御部は、記憶部が記憶している調剤データに対して、常用量チェックを行う。制御部には、秤量を開始する前において、調剤データの対象の患者の体重が設定されているか否かに基づいて、患者の体重を用いた常用量チェックを行うことが可能か否かを判定する。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項１】
薬剤を秤量する秤量部と、
調剤データを記憶する記憶部と、
前記記憶部が記憶している前記調剤データに対して、常用量チェックを行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、秤量を開始する前において、前記調剤データの対象の患者の体重が設定されているか否かに基づいて、患者の体重を用いた常用量チェックを行うことが可能か否かを判定することを特徴とする薬剤秤量装置。
続きを表示（約 580 文字）【請求項２】
請求項１に記載の薬剤秤量装置であって、
前記制御部は、患者の体重を用いた前記常用量チェックを行うことができない場合において、前記患者の年齢が閾値未満の場合は秤量の開始を禁止し、前記患者の年齢が閾値以上の場合は秤量の開始を許可することを特徴とする薬剤秤量装置。
【請求項３】
請求項１に記載の薬剤秤量装置であって、
秤量に関する情報を表示する表示部と、
前記制御部は、患者の体重を用いた前記常用量チェックを行うことができない場合において、患者の体重を入力するための入力画面を前記表示部に表示することを特徴とする薬剤秤量装置。
【請求項４】
請求項３に記載の薬剤秤量装置であって、
前記制御部は、前記入力画面に患者の年齢に対応する標準体重を表示することを特徴とする薬剤秤量装置。
【請求項５】
請求項１に記載の薬剤秤量装置であって、
前記制御部は、患者の体重を用いた前記常用量チェックを行うことができない場合、常用量チェックが実行できないこと又は体重の入力が必要であることを提示しつつ、前記常用量チェックをスキップするか否かの選択を受け付け、
前記常用量チェックをスキップする旨が指示された場合、秤量を許可することを特徴とする薬剤秤量装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、主として、調剤データに基づいて薬剤を秤量する薬剤秤量装置に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、薬剤秤量装置を開示する。特許文献１の薬剤秤量装置は、処方箋に含まれる情報及び入力された情報に基づいて常用量チェックを行う。常用量チェックとは、薬剤の処方量が常用量の範囲にあるか否かをチェックすることである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００６－２８０９１６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
常用量は、患者の体重等に応じて異なる。この点、特許文献１では、患者の体重が入力されていない場合にも常用量チェックを行うことが記載されている。従って、特許文献１の方法では、常用量チェックの精度が低くなる可能性がある。
【０００５】
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、精度の高い常用量チェックを行うことが可能か否かを判定可能な薬剤秤量装置を提供することにある。
【発明の概要】
課題を解決するための手段及び効果
【０００６】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
【０００７】
本発明の観点によれば、以下の構成の薬剤秤量装置が提供される。即ち、薬剤秤量装置は、秤量部と、記憶部と、制御部と、を備える。前記秤量部は、薬剤を秤量する。前記記憶部は、調剤データを記憶する。前記制御部は、前記記憶部が記憶している前記調剤データに対して、常用量チェックを行う。前記制御部は、秤量を開始する前において、前記調剤データの対象の患者の体重が設定されているか否かに基づいて、患者の体重を用いた常用量チェックを行うことが可能か否かを判定する。
【０００８】
これにより、精度の高い常用量チェックには患者の体重が必要であるため、上記の処理を行うことにより、精度の高い常用量チェックを行うことができるか否かを判定できる。
【０００９】
前記の薬剤秤量装置においては、前記制御部は、患者の体重を用いた前記常用量チェックを行うことができない場合において、前記患者の年齢が閾値未満の場合は秤量の開始を禁止し、前記患者の年齢が閾値以上の場合は秤量の開始を許可することが好ましい。
【００１０】
これにより、常用量チェックの重要度が高い小児患者に対して特に厳格な対応を行うことができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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