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公開番号
2025110220
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024004030
出願日
2024-01-15
発明の名称
引戸用引手
出願人
マツ六株式会社
代理人
弁理士法人あーく事務所
主分類
E05B
1/06 20060101AFI20250718BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】製造コストを低減可能としたうえで、引戸の縦長孔の前開口と後開口とに対して比較的簡単に上下左右に位置決めした状態で装着可能とする。
【解決手段】引戸1の縦長孔11の前開口に装着されるとともに縦長孔11の後開口に上下逆さに装着されて連結される引戸用引手2,3は、引手本体4,5と、連結板6,7と、を有する。引手本体4,5は、有底筒形状の胴部41,51と、鍔42,52と、を備える。連結板6,7は、胴部41,51の底壁の外面に前面が重ねられるように取り付けられる。胴部41,51の周壁における左右の縦長外面に係止部43,53が、また、連結板6,7の左右の長辺に被係止部61,71が設けられている。連結板6,7には、オスサイドリブ62,72およびメスサイドリブ63,73と、センターリブ64,74と、オスリブ65,75およびメスリブ66,76と、が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
引戸に貫通形成された縦長孔の前開口に装着されるとともに前記縦長孔の後開口に上下逆さに装着されて連結される引戸用引手であって、
引手本体と、連結板と、を組み合わせた構成とされており、
前記引手本体は、前記縦長孔内に嵌め入れられる有底筒形状の胴部と、この胴部の開口外周から径方向外向きに張り出す鍔と、を備え、
前記連結板は、前記胴部の底壁の外面に前面が重ねられるように取り付けられるものであり、
前記胴部の周壁における左右の縦長外面と前記連結板の左右の長辺とには、前記胴部に前記連結板を取り付けるための係止部と被係止部とが振り分けて設けられており、
前記連結板には、前記前開口に装着される引戸用引手と前記後開口に装着される引戸用引手とを左右方向で位置決めするための位置決め部と、前記一方の引戸用引手に対する前記他方の引戸用引手の上下いずれか一方向への変位を阻止する第1ストッパと、前記一方の引戸用引手に対する前記他方の引戸用引手の上下いずれか他方向への変位を阻止する第2ストッパと、が設けられていることを特徴とする引戸用引手。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の引戸用引手において、
前記係止部は、前記胴部の左右の縦長外面のそれぞれ上側および下側に設けられる突起とされており、
前記被係止部は、前記連結板の左右の長辺に前記連結板の前方へ突出するように設けられかつ前記突起に係合可能な貫通孔を有する突片とされていることを特徴とする引戸用引手。
【請求項3】
請求項1または2に記載の引戸用引手において、
前記位置決め部は、前記連結板の左右の長辺の上下方向の中間において当該連結板の上半分領域に前記連結板の後方へ突出するように設けられるオスサイドリブと、
前記連結板の左右の長辺の下半分領域に前記連結板の後方へ突出するように設けられ、かつ前記前開口に引戸用引手を装着して前記後開口に引戸用引手を上下逆さに装着する際に前記左右のオスサイドリブの外面にそれぞれ重ね合わされるメスサイドリブと、を含む構成とされていることを特徴とする引戸用引手。
【請求項4】
請求項1または2に記載の引戸用引手において、
前記第1ストッパは、前記連結板の後面において上下方向の中央よりも上寄りまたは下寄りの位置に後方へ突出するとともに左右方向に沿うように設けられ、かつ前記前開口に引戸用引手を装着して前記後開口に引戸用引手を上下逆さに装着する際に互いに下または上から重ね合わされるセンターリブとされていることを特徴とする引戸用引手。
【請求項5】
請求項1または2に記載の引戸用引手において、
前記第2ストッパは、前記連結板の上または下の短辺に後方へ突出するように設けられるオスリブと、
前記連結板の下または上の短辺に後方へ突出するように設けられ、かつ前記前開口に引戸用引手を装着して前記後開口に引戸用引手を上下逆さに装着する際に前記オスリブの上面または下面に重ね合わされるメスリブと、を含む構成とされていることを特徴とする引戸用引手。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、引戸用引手に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、「2つの引手本体5,5´に底板6,6´を取り付けるとともに、一方の引手本体5にそれと別体の係合片7,8を組み付け、他方の引手本体5´にそれと別体でかつ係合片7,8と異なる形状の係合片11,12を組み付け、引戸1の引手取付貫通孔2の前後の開口にそれぞれ引手本体5,5´を嵌め入れて、係合片7,8の歯部7a,8aと係合片11,12の歯部11a,12aとを係合させることにより引手本体5,5´の間隔を詰めるようにして連結する引手」が記載されている。
【0003】
例えば特許文献2には、「引戸1の取付孔の前後の開口にそれぞれ引手本体11を嵌め入れて、端部接続手段50で前後の引手本体11の相対位置を上下方向で位置決めし、連結部材30で前後の引手本体11の相対位置を左右方向で位置決めするようにした引戸用引手装置10」が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5975701号(特開2013-217061号)公報
特許第6348069号(特開2016-132885号)公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1では、引手本体5,5´と底板6,6´とが別体であるとともに、引手本体5に組み付ける係合片7,8と、引手本体5´に組み付ける係合片11,12とが異なる形状であるため、引手を構成する部品点数が多いために、組み合わせ作業が煩雑化するなど、製造コストの上昇を余儀なくされる。また、引用文献1では、2つの引手本体5,5´を上下方向に位置決めすることが可能であるものの、左右方向に位置決めする構成が不十分であることが懸念される。
【0006】
上記特許文献2では、端部接続手段50で前後の引手本体11の相対位置を上下方向で位置決めし、連結部材30で前後の引手本体11の相対位置を左右方向で位置決めするようにしているために、引手を構成する部品点数ならびに組み合わせの手間が多くなるなど、製造コストの上昇を余儀なくされる。
【0007】
このような事情に鑑み、本発明は、製造コストを低減可能としたうえで、引戸の縦長孔の前開口と後開口とに対して比較的簡単に上下左右に位置決めした状態で装着可能とする引戸用引手の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前開口に装着されるとともに前記縦長孔の後開口に上下逆さに装着されて連結される引戸用引手であって、引手本体と、連結板と、を組み合わせた構成とされており、前記引手本体は、前記縦長孔内に嵌め入れられる有底筒形状の胴部と、この胴部の開口外周から径方向外向きに張り出す鍔と、を備え、前記連結板は、前記胴部の底壁の外面に前面が重ねられるように取り付けられるものであり、前記胴部の周壁における左右の縦長外面と前記連結板の左右の長辺とには、前記胴部に前記連結板を取り付けるための係止部と被係止部とが振り分けて設けられており、前記連結板には、前記前開口に装着される引戸用引手と前記後開口に装着される引戸用引手とを左右方向で位置決めするための位置決め部と、前記一方の引戸用引手に対する前記他方の引戸用引手の上下いずれか一方向への変位を阻止する第1ストッパと、前記一方の引戸用引手に対する前記他方の引戸用引手の上下いずれか他方向への変位を阻止する第2ストッパと、が設けられていることを特徴としている。
【0009】
上記構成では、前記引戸用引手を共にツーピース構造(引手本体と連結板との組み合わせ構造)にしているから、従来例に比べると部品点数の減少ならびに組み合わせ作業の簡易化を図ることができるので、製造コストの低減を図ることが可能になる。
【0010】
しかも、本発明の引戸用引手では、前記引戸の縦長孔に前後の引戸用引手を装着する際に、当該前後の引戸用引手を押し込むだけの比較的簡単な作業でもって、前記前後の引戸用引手を上下左右に位置決めした状態で装着することができるので、前記装着作業が作業者の熟練度に関係なく迅速に行えるようになる。
(【0011】以降は省略されています)
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